転職エージェントのワークポートは数ある転職サービスの中でどういった点が優れているのでしょうか？今回は、長所と短所を紹介しながら、使うのに向いている人や利用の際に注意すべき点を解説していきます。
ワークポートはどんな転職エージェント？
ワークポートはIT業界・ゲーム業界・Web関連といった企業の求人情報を多く扱う転職エージェントサービスです。ここでは、ワークポートの利点や特徴を紹介します。
IT・Web関係の仕事を探している人には最適
ワークポートの扱う求人はIT・Web関連の企業が多くなっています。ネット社会となった現代では、こうしたサービスに携わる仕事は増えており、非常に活気のある市場といえます。
転職サイトとしても利用できる
ワークポートは転職エージェントサービスを全面に押し出していますが、求人を自分で探して応募することも可能です。「転職エージェント」と聞くと「面談や登録がなんだか面倒そうだな」と思っている人もいるはず。
こうした方には自分のペースで求人を探して転職活動を進めるたい方が多いでしょうが、ワークポートはそうした使い方も可能です。
会員登録などをしなくても求人検索機能が使えるため、まずは自分の好みに合う求人があるかどうか探してみることもできます。
エージェントサービスはマンツーマンのサポート体制
ワークポートのエージェントサービスは、転職希望者とマンツーマンで転職支援を行なっています。履歴書や職務経歴書など基本的な書類の書き方から面接対策、ビジネスマナーなどを教えてもらえる体制が整っているといって良いでしょう。
エージェントからのレスポンスが比較的早い
ワークポートのエージェントサービスで高評価を得ているのはレスポンスの早さです。
ほかの転職エージェントでは連絡をしてもすぐに返事がなく、そうこうしているうちに面接当日になってしまったり、「応募した求人は締め切られました」と連絡が来てがっかりしたという経験がある人はいませんか？
その点、ワークポートは返事が早いと評判なので、そうした心配は少ないでしょう。
その理由の1つとして、登録者数に対し十分に対応できるエージェントの人員配置ができているため、連絡のあった方一人ひとりに割ける時間が確保できていることが挙げられます。
ワークポートを利用すべき人はどんな人？
ワークポートを利用すべき人はIT・Web関連の企業で働きたい求職者はもちろんのこと、なるべく早く転職したい人、転職エージェントのサポートを受けたい人です。具体的に紹介していきます。
経験、未経験問わずIT・Web系の職業へ就職したい人
ワークポートはIT・Web関連企業の求人を多く扱っているため、経験者はもちろんのこと、未経験の方でも応募できる案件が掲載されています。
これからもまだまだ必要とされるIT・Web関連分野では、未経験の方を歓迎している企業もたくさんあるので、トライするきっかけになるのではないでしょうか。
また、IT・Web関連職の経験者が転職の際に抱える悩みとして「転職エージェントが専門家ではないので、自分が持っているスキルや扱えるソフトや言語を理解していない」ことが挙げられます。
これにより案件のミスマッチが起こり、転職活動にストレスを感じている人もいます。
しかし、ワークポートはIT・Web関連の案件を扱っているため、知識を持った転職エージェントが対応。
今あなたの持つスキルが特殊なものであったとしても話が通じないといった心配はないでしょう。マッチングが上手くいけば年収アップの可能性も上がります。
なるべく早く転職をしたいと考えている人
ワークポートは転職エージェントの対応の早さから、早期に転職先を決めている利用者もいるようです。
転職は時期やタイミングが重要な要素の1つ。「ちょうどこのプロジェクトが終わったら転職しよう」という仕事のキリが良い時や「上司からのパワハラがつらい」「今の仕事が面白くない」など、日々の仕事が苦痛で転職を考えるのではないでしょうか。
こうした転職を決断したタイミングでテンポ良く転職活動が進むのが理想だと思うので、この点でワークポートは最適といえるかもしれません。
転職サイトでは受けられないサポートを希望する方
今まで転職サイトを使って転職活動をしてきたけど、細かい点で不安なことや悩みが出てきた人にはワークポートのような転職エージェントを利用することをおすすめします。
最近だとインターネットを検索すればだいたいの問題は解決できますが、やはり転職のプロと言える転職エージェントに聞くのが正確です。
特に初めての転職経験でどうすれば良いか、何から始めれば良いのか迷っている人は転職エージェントを利用した方が良いでしょう。
東京や大阪といった場所で勤務したい人
ワークポートの掲載求人は東京や大阪といった、IT・Web関連企業が集中している都市が中心です。こうした地域の近くにお住まいの方や、転職を機会に上京を考えている人は希望の勤務地で多くの案件が見つかります。
ワークポートの注意すべき点や利用しなくても良い人
ワークポートにはIT・Web関連企業の案件が集まっていますが、それ以外の求人はほとんどありません。さらにエージェントサービスの口コミ評価はあまり良くなく、案件の質に関しても同様です。詳しく見ていきましょう。
IT・Web関係の仕事以外はほぼ見つからない
ワークポートはIT・Web関連企業の求人に特化した転職エージェントといっても過言ではないため、興味の薄い人にとってはやはり満足度は低くなってしまうと思います。
「IT・Web関連企業」というだけで職種に関しては営業や事務職なども存在していますが、IT・Webエンジニアの求人が多いことには変わりないので、これらの仕事を探していないのであれば、ワークポートの利点はないかもしれません。
エージェントサービスの対応が良いとはいえない
ワークポートのエージェントサービスははっきりいってあまり評判が良くありません。
「対応が事務的」「柔軟性がない」「そっけなく感じて印象が悪い」といった声が多く、紹介される求人案件の内容よりも対応に関するクレームがほとんど。
なかには「見下されているように感じた」という人もいるので、優しく親切な応対を望む人にはあまりおすすめできません。
中小企業の求人が多く、なかにはブラック企業も･･･
ワークポートが掲載や紹介している企業には中小企業が多く、いわゆるブラック企業も混在しています。IT・Web関連企業は下請けの中小企業が無数にあり、聞いたこともない名前の企業もたくさん存在しています。
設立間もない企業や成長途中の会社も多く、なかにはブラック企業もあるかもしれません。
ワークポートの転職エージェントが紹介してきた企業だからといって安定した企業であるとは限らないので、自分でも調べて応募すべきかどうかを確認する作業は必要でしょう。
掲載求人は地域での偏りが大きい
ワークポートの求人は東京や大阪中心と紹介しましたが、裏を返せばほかの地方の求人はほとんどないということです。
この偏りはかなり大きく、東京では数百件の掲載があるのに対し、数十件しか案件のない地域も多数あります。東京や大阪以外で転職を考えている人はほかの転職サイトで探した方が良いかもしれません。
まとめ
ワークポートは東京や大阪を中心にIT・Web関連企業の案件を扱う転職エージェントです。IT・Webエンジニアとして転職を目指す人には利用する価値があるサービスだといえます。
登録や利用にかかる料金は無料なので、悩んでいる方は一度、質問や相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。