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化粧品業界で働くためにはどうすればいいの?必要なスキルや就職する方法を紹介

最近は女性だけでなく男性も美容意識が高くなっており、マーケットが広がっている化粧品業界の仕事。今回は化粧品業界の仕事内容から年収、注意すべき点などを紹介していきます。

化粧品業界ではどんな仕事をするの?

化粧品業界にはそもそもどのような仕事があるのでしょうか。業務内容や必要なスキル、年収などを調べてみました。

新商品の開発を行なう開発部

商品の開発を行なう開発部は新製品に関わることのできるやりがいのある仕事です。

化粧品は常に新商品の研究・開発が進んでおり、対象の年齢層に合わせて無数の商品をリリースしています。

それらの商品を開発し、肌や人体への影響はないか、アレルギー性はないかなどの安全性に関する試験も行なっています。こうした企業努力のおかげでみなさんが安心して使える化粧品が生まれています。

世間の需要をリサーチするマーケティング部門

アパレル業界に流行があるように、化粧品業界も流行に合わせて商品を作る必要があります。

そうした世間の動向をキャッチして、ヒットする商品をリサーチ、企画するのがマーケティング部門の役割です。売上以外にも街頭アンケートや店舗でのサンプル配布、ネット上の評判などを調査し、新製品の開発に役立てます。

商品の魅力を多くの人に伝える広報や営業部

発売する化粧品の広告制作や雑誌掲載などを行ない、プロモーション活動をするのが広報や営業の仕事です。

最近では広告以外にSNSで人気のインフルエンサーを使った宣伝やTVドラマでの使用で話題になることで、大ヒット商品が生まれるきっかけも増えています。こうしたブームの火付け役として活躍できる職業です。

女性だけでなく男性も活躍している業界

化粧品といえば昔は女性がメインのマーケットでしたが、最近では男性用化粧品も多くなっていることから、男性スタッフの採用も広がっています。

企業内の比率時代は今も女性が大きいのですが、決して男性が働きにくい環境というわけではなく、商品開発では男女関係なく意見を出し合っています。男性でも普段から化粧品を使っている人・興味がある人には狙い目の業界かもしれません。

年収は350万円~700万円ほどと好調な業界

化粧品業界の年収は350万円~700万円ほどと開きはあるものの、概ね好調と言われています。

化粧品を使う様になる年齢層が低くなったことと、男性が化粧品を利用する機会が増えたことにより、マーケットが広がっています。これにより、今後も好調な業界であることが見込まれます。

また、化粧品を使う人にとっては生活必需品であり、今後急激に市場が縮小する可能性は極めて低く、月給や賞与は安定していると言えます。

化粧品業界で働くにはどうすればいいの?

化粧品業界で働く方法を具体的に見てみましょう。

職種に共通する経験があれば有利ですが、やはり自分自身が化粧品に興味を持っていることが大前提です。もちろん未経験から応募できる案件もあるので、この業界で働きたい人は諦めずに探してみてください。

開発やマーケティング、広報などは経験者採用が多い

化粧品業界の中でも開発部やマーケティング、広報などは即戦力を求めるため、経験者採用が多い傾向にあります。これらの経験がある上で、化粧品業界への熱意や知識、お客様に喜んでもらいたいというサービス精神があれば採用の可能性があります。

未経験から働きたい場合は営業や事務職になる

未経験で化粧品業界に転職したい方は営業や事務職が中心になります。

もちろんこれらの仕事を通して成長した後に、人事異動でやりたいことのできる部署に配属される可能性もありますが、まずは化粧品業界の実態を知ることでプロフェッショナルに近づくことができます。

商品に使われている原材料や素材についても知識があると有利

化粧品業界で働く上で共通して必要なことは、メイク技術と熱意だけではなく、化粧品に関する知識です。

冒頭で紹介してきたように、人体に直接使うものですので、安全性が重要になります。つまり原材料や素材についての知識があることで、商品開発はもちろんのことプロモーション活動でより説得力のあるプレゼンテーションが可能になります。

薬剤師免許・スキンケアアドバイザーなどの資格を取得しておくと有利になると言われています。

化粧品業界で働くために注意すべきこと

化粧品業界で働く前に覚えておいてもらいたい注意点3つを紹介します。

具体的には人気の転職業界で狭き門であること、繁忙期には残業も増え、プライベートな時間が作りにくいこと、そして、販売員はメーカーの正社員ではなく派遣社員の仕事であることが多いことです。それぞれ紹介していきます。

人気の転職業界で狭き門である

化粧品業界は人気の就職先であり、狙う人も多いため狭き門となっています。

特に大手化粧品会社はそのネームバリューだけでなく、安定感や好調な業績、高い年収で圧倒的な人気を誇っています。

こうした企業はグローバルな活躍も期待されるので、学歴や語学力など求められることが多くなっており、社会人経験をそれなりに積んでいても、簡単には内定を獲得することはできません。

繁忙期には残業も増え、プライベートな時間が作りにくい

化粧品業界は繁忙期になると、激務になることが多く、残業時間の増加からプライベートな時間が作りにくくなります。

繁忙期も年に1回ではなく、季節ごとやタイアップ企画のタイミングなど数回あるため、忙しい企業の部署では年中繁忙期ということもありえます。

化粧品の販売には認可をもらうための申請期間が設けられることもあり、販売までのスケジュールがかなりシビアになっていることも。

キャリアを積むという意味では良いかもしれませんが、思っているよりも激務で退職してしまったという人もいるようですから、転職活動・就活の際にはそうしたことも踏まえて検討していきましょう。

販売員はメーカーの正社員ではなく派遣社員の仕事であることが多い

化粧品業界の仕事として百貨店や小売店での販売員もありますが、こちらは企業の正社員という待遇ではなく、派遣やパート社員が担当することが多くなっています。

つまり新商品の発売時などは忙しいですが、落ち着いた時期には仕事がなく、給与が少なくなってしまうことがあります。

安定した収入を得られるかは勤務先によるので、販売員は化粧品業界の仕事の中でも不安定な仕事だといえます。