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キャビンアテンダントになるには?必要なスキルや就職する方法を紹介

様々な職業の中でも憧れの的であるキャビンアテンダント(客室乗務員)。今回はキャビンアテンダントの仕事内容から年収、注意すべき点などを紹介していきます。

キャビンアテンダントとはどんな仕事?

キャビンアテンダントとはそもそもどのような仕事をするのでしょうか。仕事内容や必要なスキル、年収などを調べてみました。

航空機の中で案内や乗客のお世話をする係

キャビンアテンダントの主な仕事は、乗客が快適な空の旅ができるようにサポートすること。

機内での案内や荷物の出し入れの手伝いや、機内食の配膳といった機内サービスを行い、乗客との距離が近い職業と言えます。学生時代から接客業の経験が長いという人は強みとして活かせるでしょう。人と関わるのが好きな方に向いているお仕事です。

航空機内の安全を管理することも仕事

キャビンアテンダントは空の旅を安全に過ごせるよう配慮しなくてはいけません。

正確な機内アナウンスから非常時の誘導、応急処置といった人命に関わることも覚えなければならないので、責任重大です。しかし、一度身につけたスキルは一生役に立つものなので、学んでおいて損はありません。

接客業の中でも特に厳しいマナーがあるため、慣れるまでが大変

キャビンアテンダントは接客業の中でもマナーが厳しく、慣れるまでが大変と言われています。

接客マナーだけでなく、専門学校や大学、エアラインスクールなどでは学ぶことができない航空会社ごとの独特な規則や業界の暗黙のルールがあり、一筋縄ではいかない仕事です。

慣れればそつなくこなせるようになりますが、規則の改定なども合わせてしっかりと押さえておく必要があります。定期的に変わる環境やルールに順応できる応用が求められます。

様々な人と知り合う機会も多く、憧れの職業

キャビンアテンダントは職業柄、有名人や医師、スポーツ選手などと関わる可能性もあり、そこから出会いへと発展していくことのある憧れの仕事です。

多くの著名人がキャビンアテンダントと交際したり、知り合いになれたといった話はよく聞かれます。こうしたことから夢のある憧れの職業として人気があります。

平均年収は400万円~600万円ほどで、企業規模に比例して年収も高くなる

キャビンアテンダントの平均年収は400万円~600万円と言われており、全日空や日本航空といった大手航空会社は700万円に届く人もいるようです。

年収だけ見れば高水準で、国内や海外の様々な地域に足を運ぶので、刺激も多い仕事。そこはキャビンアテンダントならではの魅力といえます。

キャビンアテンダントとして働くにはどうすればいいの?

キャビンアテンダントになる方法を具体的に紹介します。

求人サイトで検索をするとあまり多くは見つけられませんが、定期的に掲載されていますので、マメにチェックしておきたいところ。また、航空会社の採用情報のチェックも欠かせません。

キャビンアテンダントは英会話能力がほぼ必須

キャビンアテンダントになるために必須なスキルとして挙げられるのが英会話能力です。国際線ではもちろんですが、国内線であっても海外からの旅行客やビジネスマンへの対応で最低限の英語力がないとコミュニケーションが取れません。

英会話レベルも日常会話からビジネスレベルの高度なものが求められるため、仕事で日常的に海外のクライアントやパートナーと会話している人でないと厳しいでしょう。英語以外の外国語も話せておけるようになれば、あなたの強みになります。

キャビンアテンダントになると遠方へと飛び回るため、体力が必要

CAは航空業界の中でも華やかなイメージがありますが、体力面でもハードな職業です。国内線でも国際線でも長時間航空機に搭乗しておらねばならず、それ以外の場所でも立ち仕事が多いです。

座っている時間もあるとは言え、連続して航空機に乗っているのは、緊張状態が続くため身体に疲労が蓄積します。思っている以上に体力を消耗するので、長時間の勤務に耐えられる身体作りは必須です。

一定の能力があれば未経験でも挑戦できる

未経験でも転職に成功し、晴れてキャビンアテンダントとして働く人も多いですし、異業種からの転職も可能です。

ある程度の接客経験があればプラスになりますが、語学力や学歴、キャビンアテンダントに必要なマナーがあればチャンスは広がります。接客経験として最も近い職業は百貨店の店員や企業の受付などではないでしょうか。

キャビンアテンダントとして働くために注意すべきこと

キャビンアテンダントとして働くために覚えておいてもらいたい注意点4つを紹介します。

具体的には憧れの仕事なので狭き門であること、人間関係でうまくいかないと働きにくいこと、年収と仕事内容が見合っていないこと、そして安定したプライベートの時間が取りにくいことです。それぞれ紹介していきます。

憧れの仕事なので狭き門である

キャビンアテンダントの仕事に憧れる女性は多いですから、競争率が非常に高く狭き門となっています。

経歴やスキル、応募資格が足りていたとしても、身長や容姿など公表されていない基準や条件があるとも言われており、該当しないと書類審査も通過できません。

人間関係でうまくいかないと働きにくい

キャビンアテンダントの職場は人間関係が複雑で、上手に付き合っていかないと働きにくくなってしまうと言われています。上下関係や派閥などがあることも多く、人間関係がこじれてしまうと連携がうまく取れず、業務に支障をきたします。

そういった意味でのコミュニケーションの高さも要求されます。近年ではキャビンアテンダントの職場に男性も多く採用されていますが、もともと女性が多かったこともあり、働きにくさが根強く残っています。

年収と仕事内容が見合っていないことがある

キャビンアテンダントの仕事は、実際の業務内容と年収が見合っていないことから、退職を検討している人もいます。

傍から見ればそれほど低い年収とは思えないかもしれませんが、求められるスキルや仕事内容、勤務時間、労働環境を加味すると、もう少し年収が高くてもいいのではないかと感じるようです。憧れだけでは続けることができない仕事なのかもしれません。

安定したプライベートの時間が取りにくい

キャビンアテンダントは、夜間のフライトや国際線での業務があると、決まった時間に休暇を取ることができません。

定期的な休暇が取れないと、友人や家族との時間を合わせることが難しくなり、疎遠になってしまうことも。プライベートを誰かと過ごしたいと考えている人には向いていない仕事と言えます。