就活がうまくいかずうつになりそう・・・。そんな時の対策とは?

就職活動とうつ。一見何の関係もなさそうなこの2つですが、実は就職活動を進めていく過程でうつを発症する人は意外と多いそうです。

それほどまでにメンタルを追い込まれてしまう就職活動・・・。「自分はメンタルが強いからうつとは関係ない」と思っていても、ちょっとしたことがきっかけでうつ状態に陥ってしまう可能性もあります。

自分では気づかない内に症状が出ていて、それを放っておくと最悪の場合、自殺というリスクだってあるのです。

親に守られてきた大学生までの生活から、責任のある社会人に変化する時期は、精神的に大きなストレスがかかるもの。自分の心のケアをするのも就職活動のひとつと考えましょう。

そこで今回は就職活動がうまくいかずうつになりそうな時、どのような対処法があるのかについてご説明いたします。

就職市場は好転しているとはいえ・・・。

ここ数年、企業業績が堅調に推移し、新卒・中途ともに採用状況は改善されつつあります。有効求人倍率も1991年以来25年ぶりの高水準を記録するなど、就職市場では明るいニュースが続々とリリースされている状況です。

また大卒者の就職内定率も高水準で推移し、2000年以降で最も高い90.6%を記録したことが政府の調査により判明しました。

このように、求職者側にとってはうれしい話題が多いのですが、一方で就職活動を原因としてうつになる方も増加しているというデータもあります。

なぜ就職活動でうつになってしまうのか、その原因から探っていきましょう。

就職活動がうまくいかない理由

就職環境が改善されつつあるとはいえ、就職活動に苦戦する人は一定数存在します。

就職活動でうつになる原因の多くはこの「就職活動が思い通りに進まない」ことにあり、周囲の同級生が次々と内定を得ている状況の中、自分ひとりだけ置いて行かれたという焦りがそれに拍車をかけるのです。

ところで、なぜ自分だけ内定がもらえないかを考えたことはありますでしょうか?

多くの求職者を見てきた立場から言うと、新卒・中途を問わず内定をもらえない方には以下のような一定の特徴があります。

①自分の得意分野やスキルと希望する業界がマッチしていない

コミュニケーション能力が低いのに営業職を希望するといったような、自分のスキルと希望とかマッチしていないケースです。

②自分の優秀さを過剰にアピールする

面接の際に自分の優秀さをことさらアピールする方がいます。企業が欲しいのは「優秀な人材」ではなく「会社の業績を伸ばしてくれる人材」ということを理解していないケースです。

③自信を喪失している

就職活動が長期化してくると、何十社にも断られて自分に自信が持てなくなることがあります。そういう負のオーラが出てしまうとさらに悪循環に陥ってしまいます。

このように、なかなか内定をもらえない方には決まった特徴があるのです。特に③のパターンにはまるとそう簡単には抜け出せなくなるので要注意。内定をもらえないまま月日だけが過ぎていくこととなります。

うつになりやすい人の特徴とは?

さて、次に就職活動でうつになりやすい方にはどのような特徴があるのかを見てみましょう。うつは甘えから来ると思っている方もいますが、実はうつになりやすい方は真面目過ぎる傾向があります。

真面目な方は、内定がもらえない状況が続くと次のような思考に陥ります。

・内定がもらえないのは私に実力が無いからだ
・真面目に一生懸命頑張っているのに誰も評価してくれない
・周りは内定をもらっているのに私はもらえてないのは、私が役立たずだからだ
・私のこれまでの努力や存在価値が否定されている 
・私はこの世に必要の無い人間なんだ etc.

こうやって、真面目に生きてきた人ほど自分で自分を追い込んでしまうのです。

しかし、この考え方は根本が間違っています。長年転職コンサルタントとして多くの求職者を見てきた立場から言いますが、「内定をもらえる人=優秀な人」ではないのです。

多くの方が誤解していますが、企業が人材を採用する際、その人が優秀かどうかはあまり関係ありません。採否を決める判断基準のほとんどは「企業に役立つか」「会社の業績を伸ばしてくれるか」という点にあります。

「会社の業績を伸ばすという事は優秀な人材ということじゃないか」と思う方もいるでしょう。しかし、それは大きな間違いです。会社の規模や業態、事業内容によって優秀な人材の定義は異なります。極端な話ですが、従業員5名の町工場にハーバード大卒MBA保持者が入社して業績が上がるかといえば、必ずしもそうではないという例を挙げればお分かりいただけるでしょう。

つまり、真面目な方程頭に入れていただきたいのは、「優秀だから内定をもらえるとは限らない」ということです。

うつになるかも?と思ったらやるべきこと

では、就職活動に行き詰まり、「やばい!このままだとうつになってしまうかも」と思った時、どのように対処すればよいでしょうか?

少しでもうつの危険性を感じたら、まずは以下の様に考えるよう意識してください。

①焦らない

周囲の人間がどれだけ内定をもらっていようと、焦らないようにしましょう。前述の通り、内定をもらえないのはあなた自身に問題があるわけでは無いのです。また、焦れば焦るほど失敗しやすくなります。一度ゆっくりと自分の心に耳を傾けてみてください。

②ストレスと上手に付き合う

内定をもらえないことからストレスが溜まり、過激な行動をしてしまうことがあります。ですが、いつか社会に出れば、内定をもらえないストレスなんて軽いものだと気が付くでしょう。ですから、この機会にストレスとの付き合い方も上手くなっておきましょう。

適度にリラックスして気持ちを落ち着けられるように色々試してみてください。

例えば、ひたすら勉強をするのではなく、軽くでも運動をしてみるのもリフレッシュになります。運動後は気分もスッキリしますし、質の良い睡眠にも効果的です。

気持ちがスッキリすると、面接で良い印象を持たれることにも繋がります。

③内定は早い遅いの競争ではない

就職活動は早く内定が出たら勝ち、という競争ではありません。他人はあくまで他人。それに、早く内定が出たからと言って気が緩んでしまうと就職してから苦労したという体験談もあります。内定をなかなかもらえないからと言って焦る必要はないのです。

④誰かに相談する

何事も一人で考え込んでいると心に負担をかけてしまうばかり。自分の長所短所を客観的に把握するためにも、就職活動について信頼できる友人への相談、就職活動どころじゃないくらい症状がひどいのなら、専門家である心療内科(精神科)頼るのも良い方法です。より適切なアドバイスがもらえますし、自分の心と向き合うことが就職活動に活かせるかもしれません。

このように、うつの危険性を感じたら、それ以上悪化しないようにさまざまな対策を実践してみましょう。

転職エージェントを頼ればうつとサヨナラできるかも!

就職活動でうつの危険性を感じたら、転職エージェントを活用することにより窮地を乗り切ることができます。

転職エージェントでは、実績のあるキャリアコンサルタントが就職に関する相談に親身になって乗ってくれるため、精神的な負荷が大きく軽減されます。同時に、登録者の長所短所を的確に見極め、どうすれば就職活動がうまくいくのか、どういう業界が向いているのか、面接でどのように応えればよいかなどをアドバイスしてくれるため、スムーズな就職活動を行うことも可能。

なかなか内定をもらえずに苦労しているケースでも、その原因を分析し、どうすれば内定をもらえるかを的確に教えてくれるのです。