中卒だけどきちんと就職したい。どうやって活動すればよい?

日本は未だに旧態依然とした学歴社会です。大卒・高卒・専門卒・短大卒などで採用から給与テーブルまで事細かに区切られており、退職するまでその区分がついてまわります。

そんな中、中卒者は非常に肩身の狭い思いをすることでしょう。新卒枠がほとんど無いばかりか、ハローワークなどの社会的な支援もあまり期待できるとは言い難い状況です。

そこで今回は中卒者が安心して働ける企業へ就職するための考え方や、やるべきことについてお話します。

中卒者が就職できる仕事

中卒での就職は、かなりハードルが高いと言っても過言ではありません。高卒や大卒と同じような仕事に就ける確率は低いでしょう。
さまざまなデータを集めた結果、中卒の場合だと以下のような仕事に就くケースが多いようです。

◇飲食店のスタッフ
◇ガードマン
◇工場の製造スタッフ
◇建設現場の見習い

これらは未経験OKとする所も多いですから、チャレンジしやすい仕事です。

また、正社員ではなくアルバイトや派遣といった非正規で働く人も多い傾向があります。

コンビニエンスストアやガソリンスタンドのアルバイトといった、人手不足業種では常時スタッフを募集しているので、生活費を稼ぐために休みは最低限で長時間働く人もいます。

一方、車の免許が必要な運送ドライバーなどは中卒では就職できません。また、ホワイトカラーへの就職も中卒では難しいと言えるでしょう。男性の場合はいわゆる「ガテン系」、女性の場合は飲食業が中心となります。

ちなみに、求人は掲載期間内であっても募集を終了している場合があります。求人情報はこまめにチェックして、これだ!という仕事が見つかったらすぐに応募の準備を始めてください。

学歴不問の求人に応募しても落とされる理由

中卒で就職する際には、ハローワークや求人情報誌などを見て、求人募集概要に「学歴不問」と書いてある案件を選んで応募します。ですが、中卒の場合、学歴不問とはいえ書類選考の段階でかなりの確率で落とされることになると思っていてください。

「学歴不問だから中卒でもいいのでは?」と思ってしまいますが、実はこのような案件はほぼすべてが中途採用を前提としています。つまり、「経験者採用」になるため、応募者のこれまでの職務経歴を重視する採用なのです。

中卒の場合、卒業してすぐだと特にアピールできるような経歴はありません。1~2年同じ業界でアルバイトをしていれば「経験」と見なしてくれる会社もありますが、そのような会社はごく少数。未経験者歓迎の求人を探したほうが採用される可能性は高いでしょう。

多くは同業界で一定年数の経験がある社会人を求めています。従って、いくら学歴不問の求人であったとしても、中卒者は書類選考で落とされることが続いてしまうのです。

経験が無いなら資格を取ろう

では、中卒者が学歴不問の求人案件で書類選考通過を目指すにはどうすればよいでしょうか?

前述の通り、中卒の場合はアピールできるような職務経験がありません。となると、やはり資格取得を目指すことが就職活動を有利に進めていく要因となります。

中卒でも取得できる資格はたくさんありますが、中でも以下のような資格であれば比較的優位に就職活動を進めていくことができると言われています。

1 宅地建物取引士

不動産業界に就職するのであれば有資格者は一目置かれます。中卒でも受験可能です。

2 調理師

飲食業に就職するのであれば持っておいて損はありません。

3 国内旅行業務取扱管理者

旅行業界を希望するのであれば積極的に取得を目指しましょう。バスガイドなどになる際にも持っておけば何かと役に立ちます。

4 秘書技能検定

5 MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

上記2つはオフィス勤務のホワイトカラーに就職する際に役に立つ資格です。特にパソコンを使った事務処理能力は必須であるため、MOS資格は良いアピール材料となります。

このように、中卒でも頑張って資格さえ取れば、一定のスキルがあることの証明になり、経験不足を補うことができます。

また、「この業界で仕事をしたくて一生懸命勉強して資格を取りました」というアピールにもなります。その熱意が面接担当者に伝われば、選考過程においてプラスに働くこともあるでしょう。もしくは、資格取得支援のある企業に応募するのもおすすめです。この場合、費用を企業側が負担してくれることもありますので色々リサーチしてみましょう。

一方で、中卒者がぜひ狙って欲しいのが、学校に通わなくても取得できる高卒認定試験です。比較的難易度が低く、国の支援制度もあります。

中卒という学歴よりも高卒の方が劣等感も抱かずに済みますし、資格取得の選択肢も増えますから、どこかのタイミングで、高校卒業認定試験のクリアを目指すことをおすすめします。

履歴書には正しく記載する

中卒の方が「絶対にやってはいけないこと」というのがあります。それは履歴書に虚偽の記載をすることです。もちろん学歴に関係なく皆に共有することですが、学歴によるハンデを埋めようとつい嘘をついてしまうケースは少なくありません。

中卒でアルバイトを3年して高卒の年齢になったら、履歴書に「高卒」と記載して就職活動を行う方を何人も見てきましたが、このような小細工はすぐにばれてしまいます。

また、高校を中退したにもかかわらず、高卒と履歴書に記載するのもNGです。入社後に虚偽が発覚した場合、間違いなく何かしらの罰則が適用されることとなります。

中卒や高卒中退という学歴に負い目を感じることもあるでしょうが、決して履歴書に虚偽の内容を記載しないよう注意してください。

入社してしまえば後は実力社会

中卒者が就職活動において最も苦労するのは、書類選考から面接~入社までのプロセスです。一旦そのプロセスをクリアしてしまえば、後は実力勝負。中卒だろが高卒だろうが大卒だろうが条件は一緒です。良い成果を出し、業績向上に貢献できれば出世も昇給も可能です。

そのためには、入社後も懸命に努力することが求められます。基礎学力レベルで劣っている部分はありますから、周囲からはどうしても「世間知らず」というレッテルを貼られがちですから、仕事内容もはじめは雑務ばかりかもしれません。

そのレッテルを覆すためにも、人一倍努力して会社の業績に貢献することが、中卒者の生き残る道であると言えるでしょう。もしもこの先、転職活動することになったとしても、社会性を養い、キャリアを積んできた時間は、きっと評価してもらえます。転職情報をしっかり集めて将来に繋がる選択をしていきましょう。

実際に、大手企業でも中卒で取締役レベルまで昇進した人もいますし、会社員として経験を積み独立して事業を興した人もいます。一旦社会に出てしまえば後は努力が大きく影響する世界。学歴コンプレックスを乗り越えて、あなたにとってベストな選択ができるよう就職活動・転職活動していきましょう。

転職エージェントを活用し中卒での就職を成功させよう!

中卒でも優良企業に、まずは転職エージェントに相談することがベストです。転職エージェントでは、経験豊富なキャリアコンサルタントがこれからのキャリア構築に関する相談に乗ってくれる上に適職診断や模擬面接なども行ってくれます。もちろん登録は無料。

一切の負担なくコンサルティングを受けることができるのです。

あわせて、中卒でも問題なく就職できるような企業をいくつも紹介してくれます。もちろん、なんの資格も経験も無ければかなり難しいことに変わりはありませんが、キャリアコンサルティングを受けて資格取得やキャリアアッププランが具体化すれば、何かしらの案件に応募できるようになるでしょう。

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