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手取り16万円のワーキングプアが転職によって現状を好転させるためには?

派遣スタッフ

ワーキングプアという言葉が生まれたのは平成に入ってから。就職氷河期に定職に就くことができず、非正規雇用で働かざるを得なかった若者世代の増加により、低収入層が激増しました。

以降、働いているのに低収入ゆえ貧乏な暮らしを強いられるワーキングプアという言葉が生まれ、今日まで使われ続けています。

そこで今回は、手取り16万円(月収20万円)というワーキングプアを一つの例に挙げ、どのようにすればワーキングプアから脱却できるのか、その方法について具体的に見ていきましょう。

手取り16万円の恐怖

手取り16万円

給料の手取りが16万円となると、年間の手取り額は192万円。賞与や所得税控除・社会保険料控除などを考慮しても、年収換算で300万円あるかどうかぎりぎりのラインではないでしょうか。

日本で生活していくためには、年収300万円は最低ラインだと言われています。

年収300万円で生活していく本がヒットしたり、年収300万円の働き方がメディアで多く報道されたりするなど、年収300万円がワーキングプアとそうでない層を分ける一つの目安となっています。

もちろん、住んでいる地域や親との同居などの条件によってライフスタイルは大きく異なりますが、手取り16万円、つまり年収300万円以下では余裕のある生活を送ることは難しいと言えるのが今の日本です。

手取り16万円で生活していくには?

一人暮らし

手取り16万円でどのような生活ができるのか、簡単にシミュレーションしてみましょう。都内で一人暮らしをしているという前提で生活費を考えてみます。

手取り収入 160,000円
家賃 60,000円(ワンルーム20㎡)
水道光熱費 6,000円
食費 25,000円
趣味交際費 10,000円
通信費(携帯電話) 7,000円
日用品など 5,000円

ここまでで残金47,000円です。

しかも、食費を1日800円程度に抑えなければならないこと、日用品や衣類などへの出費が5,000円しか考慮されていないこと、会社の飲み会や友人との付き合いなどは別計算であることなどを考えると、47,000円の残金もあっという間に無くなってしまいそうです。

また、家賃も60,000円で住める部屋はあまりいい場所ではないでしょう。会社の勤務地から離れた郊外に住まざるを得ないため、通勤時間もかなり長くなると思います。

一方、地方であれば家賃は2~3万程度で済ますことが可能でしょう。しかし、車社会であるため地方では車代が余計にかかります。結果的に都内とほぼ変わらない収支となるでしょう。

さて、そうはいっても若干の余裕はある・・・と考える人もいるかもしれません。

しかし、上記のシミュレーションでは、「遊び」をほとんど考慮していないのです。

会社に行って帰ってご飯を食べて寝るだけの生活であり、お金のかかる趣味や旅行などに回す金銭的余裕は全くと言っていいほどないのが実情です。

結婚も貯金もできない手取り16万円の若者

結婚式

手取り16万円以外に賞与があれば少しは余裕が出てくるでしょう。

しかし、冠婚葬祭や病気による通院、夏冬の光熱費増加、実家への帰省費用などにかかる負担を考えると、賞与が右から左に消えていく生活しか想像できません。

毎月家計簿をつけてコツコツ節約して溜め込んだとしても、そもそもの手取りが少ないため貯金額も思うように増やすことができず、将来が見通せない生活になってしまうでしょう。

そしてもう一つ。手取り16万円では恋人も作りにくいというデータがあります。結婚式場を展開するアニヴェルセルの調査によると、結婚相手に求める年収は以下のようになっています。

結婚相手に求める年収(男女総合)

順位 年収 割合
1位 300万円以上 31.5%
2位 500万円以上 27.8%
3位 収入は関係なし 27.1%
4位 700万円以上 9.1%

これによると、4人に3人は300万円以上を求めているということになります。しかも、これは男女総合の結果であり、女性が男性に求める年収だけを抽出すると以下のようになります。

結婚相手に求める年収(女性が男性に求める年収)

順位 年収 割合
1位 500万円以上 36.2%
2位 300万円以上 30.0%
3位 収入は関係なし 15.1%
4位 700万円以上 13.1%

このように、女性が男性に求める年収はシビアです。手取り16万円でもよいと思う女性は全体の15%。300万円以上なら30%増えるため若干マシになりますが、手取り16万だと結婚することすらかなり難しいと言えるでしょう。

それでも、まだ正社員であれば残業をしたり、将来的なベースアップや出世による年収アップが見込めるため、悲観的な要素を打ち消すことができます。

しかし、フリーターや派遣社員、契約社員などの非正規雇用であった場合、将来的な不安も重なって結婚はもとより、子供を産むことすらますます遠くなると断言できます。

手取り16万円にしがみつく理由はあるのか?

正社員

仮に正社員勤務とした場合、手取り16万円の会社にしがみつく必要はあるのでしょうか?

新入社員であれば初任給で手取り16万円は決して高くはないですが悪くもないと言えるでしょう。

しかし、ある程度キャリアを積んだ入社5~10年目の正社員が手取り16万円というのは全体の平均給与から見ても低いと言わざるを得ません。

手取り16万円より多くもらえる仕事、つまり年収300万円以上の仕事は、少し転職サイトを探せばいくらでも見つかります。極端な話、業界未経験学歴不問の求人でも300万円を超える仕事はたくさんあるのです。

「そういう会社はブラック企業なんじゃ?」と思う人もいるかもしれませんが、現状の手取り16万円という時点でブラック企業の要素を含んでいます。職歴のある方であればもっと有利な条件で転職できるため、脱ブラック企業も夢ではないのです。

まずは、今の会社にしがみつく理由を挙げてみましょう。「今は手取り16万円でなんとか生活できているから・・・」と考えてしまうとそのままズルズルとブラック沼にはまっていきます。

そして、しがみつく大きな理由が見つからない場合、転職により手取り16万円の生活から抜け出すことを考えたほうが良いでしょう。

新卒で手取り16万は少ない?

新卒の新入社員なら、初めてのお給料日でウキウキしない人はいないでしょう。社会人になって稼いだお金ですから感慨深いものがあります。ですが、実際に給料を手にした新卒新入社員たちはがっかりする事が多いです。

初給料で自分にご褒美でもと思っていたのに、「できるだけ安い物を買わなくちゃ・・・」といきなり節約モードに切り替えなくてはいけなくなる人もいるでしょう。

ただし、そうは言っても新卒の新入社員の手取りは16万円というのは、平均的と言えます。誰でも知っているような大手企業であっても、手取り16万円以下の初任給というのも珍しくないのです。

大卒の平均賃金を見てみると、30歳を過ぎると約31万円(手取りだと25万円くらい)になっています。新入社員の間は生活を切り詰めないといけないかもしれませんが、数年先に昇給の見込みがあるかが重要です。

転職によりキャリアアップを図ってみる

キャリアアップ

今の会社で将来的な年収アップが期待できず、貯金や結婚など将来の生活プランが描けそうにない場合、転職により現状を好転させることを考えましょう。

そのためには、まずは情報収集から始めなければなりません。転職サイトに登録し詳細な転職情報を閲覧できる状態にしておく、あるいは転職に関するノウハウ本を購入し読んでおくといった準備でもOKです。

特に転職サイトの場合、普段から新着情報をチェックしておく習慣をつけておきましょう。

転職サイトの場合、例えば大手企業や知名度の高い企業が募集を開始した場合、あっという間に応募者が殺到し締め切られてしまうこともあります。

応募者が多い場合は書類選考を行うこともあり、そこで落とされてしまうこともあるでしょう。しかし、転職は少ない椅子を大勢で取り合う競争なのです。この感覚を身につけるだけでも、転職活動に対するアドバンテージを持つことになります。

あわせて、大手企業や高待遇などの人気の高い求人案件の場合、転職サイトに広告が出ることはそれほど多くありません。実は高待遇案件の多くは、転職エージェントで扱うことが多いのです。

転職エージェントを活用し収入アップを実現してみよう!

履歴書

手取り16万円から脱却するためには、転職エージェントの活用がベストです。

転職エージェントでは、キャリアコンサルタントがこれまでのあなたのキャリアやこの先のキャリアプランの相談に乗ってくれ、適切なアドバイスを行ってくれます。あわせて、多くの求人案件の中から高待遇の案件を見つけ出し、手取り16万円からの脱却を支援してくれるのです。

実は転職エージェントのDODAでは、インターネット上で無料の年収査定を行ってくれます。

これまでの転職者のデータを基に、あなたの職歴やスキルを分析して適正年収を算出してくれるのです。

仮にここで算出された年収が手取り16万円を超えていた場合、転職すれば今よりも年収が上がる可能性は高いと言えます。自分の市場価値を知るためにも、まずはインターネットで適正年収診断を受けてみることを検討してみましょう。

その後、転職エージェントに登録をし、キャリアコンサルタントからさまざまなアドバイスを受け転職活動を行うことで、晴れて手取り16万円の世界から上に行けるのです。

まとめ

将来設計

転職エージェントのDODAでは、「転職して年収アップを図りたい!」であったり、「今の会社では将来設計がたたない」であったりと、さまざまな理由でキャリアアップを希望する転職者を支援し、転職によるキャリアアップを実現してきました。

人生の大きな転機となる転職活動。満足のいくまでDODAを活用し、希望通りの年収アップを現した上で輝かしい未来へと踏み出してみてはいかがでしょうか。

手取り16万の生活を見直すためのQ&A

30歳(男)で手取り16万。これって普通?

 生活していく中で、自分の手取りが多いか少ないかは分かってくると思いますが、年齢的にどうなんだと気になる事ってありますよね。アラサーだと何かと生活に変化が起こりやすいですからお金の不安が尽きません。

30代男性の収入についてデータを見てみましょう。

30歳~34歳の平均的な賃金は約28万円。手取りが80%だとしたら22万くらいという計算です。35歳~39歳だと約32万円、手取りは約25万です(厚生労働省/平成27年)。

つまり、30歳で手取り16万という金額は、平均よりも下回るという事になります。
住んでいる地域や最終学歴も関係しますので、一概には言えませんが、ひとつの目安として覚えておいてください。

年齢を重ねていくと、結婚や子ども、家や車などの大きな買い物といった、大きなお金が動く機会が増えていくものです。これを普通とするなら、アラサーで今後昇給の見込みなく手取り16万は心もとない金額と言えます。

手取り16万で毎月5万貯金するには?

 貯金は生活費が余ったら・・・という考え方ではなかなか出来るものではありません。給料が振り込まれたらまずは貯金に回して残った分を節約しながら生活していくのが基本です。

毎月の貯金額の目安については色々な考え方はありますが、手取りの10~15%を貯金するのが一般的。
手取り16万円だと1.6~2.4万円が無理のない範囲と言えますので、月5万貯金というのはかなり頑張っても達成できるかどうかという感じです。

急いで貯金しないといけない事情があって・・・という事なら、食費はもちろん、固定費をいかに節約していくかが重要になってきます。実家にお世話になって住居費を削る、通信費や保険料を見直す、月額制のサービスを退会するなど、毎月決まって出ていくお金の節約を優先的に考えていきましょう。

生活費の節約言えば、食事を質素にする、欲しい物を我慢するといった事がまず思い浮かぶと思いますが、固定費の場合はそういった我慢をせずとも貯金に回せるメリットもあります。

手取り16万と月給16万と月収16万・・・何が違う?

手取り16万・月給16万・月収16万。似ているようで何か違う言葉たち。しっかり区別できるようにしておきましょう。

まず「手取り16万」とは、総支給額から税金や保険料などが天引きされた金額になります。つまりあなたの口座に振り込まれる分が16万円という事です。

次に「月給」についてですが、こちらは予め決まっているもの・・・つまり基本給の事です。月給16万という事は残業手当やインセンティブ等を含まない金額になります。

最後に「月収」とは、年収を12ヶ月で割った金額になります(年収は天引き前でボーナスも含めた総支給額の事)。

月給と手取りの意味が似ているように感じますが、違いは簡単です。税金や保険料の天引き前が月給、天引き後が手取りとなります。