実はブラック中のブラック!郵便局を辞めて転職したい人がやるべきこと

以前は「親方日の丸」と言われ安定して楽な仕事と噂されていた郵便局の仕事。郵政民営化を契機に多くの問題が噴出し、また自爆営業と呼ばれる過剰なノルマが明るみになったことにより、ブラック企業として認知されることも増えてきました。

そこで今回は、安定性を求めて郵便局に入社したにもかかわらず、あまりの労働環境の悪さに転職を考えている方向けに、転職に向けた具体的な活動内容をご案内いたします。

郵便局=ブラックと言われる理由

2016年のブラック企業大賞は、労働問題で世間を騒がせた株式会社電通が受賞しました。事件のインパクトの大きさを考慮すれば妥当な結果だと言えるでしょう。

そして、その年のブラック企業大賞特別賞を受賞したのが日本郵便株式会社です。

20万人弱の従業員を抱え、日本郵政グループ労働組合(JP労組)の公式サイトでは、職場をより良くしようと宣言していますが、なぜこのような不名誉な形でブラック企業として認知されることになったのでしょうか?

受賞理由を見ると、パワハラによる自殺者が相次いでいること、そして年賀はがきの販売ノルマ強制が問題となっていることなどが挙げられています。

特に年賀はがき販売に関しては自爆営業が常態化しており、社員からの告発も相次いでいることなどから、ブラック企業として認定されるにふさわしいと判断されたのでしょう。

次々に明るみになるブラックの実態

では、郵便局のどのような点がブラックであると言われているのでしょうか?
具体的な例をいくつかピックアップしてみましょう。

年賀はがきのノルマ

年賀はがき販売に関しては、さまざまなサイトで元社員による告発が行われています。ある社員は、年賀はがきの販売ノルマを10000枚に設定され、未達成だ(営業成績が悪い)と朝礼で強く叱責されたのだとか。これでは晒し者されている感じですね。

同様に、高いノルマを設定された社員は多く、パワハラまがいの言葉を浴びせかける上司もいるようです。

郵便局側は「ノルマではなくお願いしているだけ」と公式に発言していますが、どう客観的に見てもノルマを強制しているとしか思えない実態が次々と明らかになっています。

自爆営業の常態化

ノルマ達成のために、自分で年賀はがきを買い取る社員が多いと言われています。もちろん、自腹で購入するのでかなりの負担となるでしょう。仮に余った年賀はがきを買い取りショップに持ち込んだとしても数万円の損失にはなるでしょう。

このような自爆営業をしなければならないほど、年賀はがき販売のノルマが厳しいということです。

ノルマ達成しても報奨金なし

さらに驚くべきことに、年賀はがき販売のノルマを達成しても特に営業手当や報奨金などはありません。普通、インセンティブなどの形でノルマ達成に報いるのが一般企業ですが、郵便局にはそのような制度は無いのです。

ノルマは達成して当たり前、逆に未達成だと昇進や査定にマイナスとなるようですね。

年賀はがきノルマだけではないストレスの数々

年賀はがきに関するノルマは年1回、それも年末に限られた話だから大したことは無い、と考えている方もいるでしょう。しかし、郵便局の営業ノルマは何も年賀はがきだけに留まりません。

カタログギフトも自爆

郵便局が取り扱っているカタログギフト(ふるさと特産品など)に関してもノルマがあります。もちろん、未達成はNGなので自爆営業が常態化しています。

配達員は郵便物を配達しながらカタログギフトの営業もしなければならないため、かなりのプレッシャーになること間違いないでしょう。

タイムカードは毎日定時

郵便局の仕事は時間内に終わることがほとんどありません。ゆうパックなどの小包配達は不在が多く、持ち帰り再配達業務なども社員が行うこととなります。

しかし、原則として残業をしないように通達が出ているため、多くの社員はタイムカードを定時に押して仕事を続けるという状態になっています。特に、年賀状の配達に至っては、配達するアルバイトを期間雇用するのが恒例になっていますよね。

非正規社員が多い

実は郵便局の採用はここ数年正社員採用を絞っており、契約社員などの非正規採用から正社員登用を行うケースが増えています。

もちろん、非正規社員であろうと年賀はがきノルマは課せられますので、正社員へ登用してもらうためにはノルマを達成することが求められます。

免許を停止されても配達業務は無くならない

仮に何かしらの理由で免停になったとしても、配達業務から外されることはありません。車やバイクが使えないのであれば、自転車で配送することになります。

移動に時間もかかり、かなりの体力を消耗するため効率は悪くなりますが、ノルマが変わることはありません。

このように、年賀はがきノルマ以外にもさまざまなブラック的な実情が社員から漏れてきています。特に配達業務に従事している社員はかなりのストレスを抱えていることでしょう。

もちろん、郵便事業とは関係なく、例えば保険などを扱っている社員に対しても年賀はがきのノルマはあると言います。こうやってみると郵便局はかなりのブラック度だと言えますね。

実は給料もそれほど良くない

ブラックである代わりに高待遇が保証されているのであれば、まだモチベーションを維持することは可能でしょう。しかし、実は郵便局の社員の給与はあまり高くないのです。

平均給与は正社員で300万~400万、管理職でも600万円程度です。大企業と比較するとかなり低いと言えますね。役職者でない限り、地方の中小企業レベルの給与です。

その分、元国営企業だけあり、福利厚生はかなり恵まれています。有給休暇も比較的思い通りに取得できるため、旅行の計画なども立てやすいと思います。

しかし、やはりブラックさと給与レベルの低さに耐えられなくなり転職を考える方が後を絶たないといった状況にあります。

また、正規労働者ではなく契約社員となると給与はもっと下がります。月額は正社員とさほど変わらない支給額をもらえるのですが、賞与が無いため年収にすると250万円程度。都内でひとり暮らしをするにはやや厳しい額と言えるでしょう。

郵便局を退職して転職する準備

郵便局に勤務していると、転職活動に割く時間をなかなか確保できないようです。日々配達とノルマに追われ、求人情報をじっくりリサーチしたり、応募書類を作成したりする時間がなかなか無いと思います。

しかし、転職活動は事前の情報収集が合否を分けるもの。どれだけ忙しくても転職活動は時間をかけてじっくり応募先企業のことを調べ、面接対策をして臨まなければなりません。

では、郵便局のブラックさに悩み転職を考えている社員が、時間のない中、実際に転職へ動き出すためにはどうすればよいでしょうか?

その答えは転職エージェントの活用にあります。

転職エージェントでは、応募者の希望条件やスキル、そしてこれまでの実績を踏まえ、適職診断を行います。そのデータを基に、アナタにふさわしい企業をピックアップして紹介し、お互い納得の上で企業へ応募するのです。

また、応募に際しての書類作成や面接の際の心得などもわかりやすくアドバイスしてくれます。つまり、時間がかかる面倒くさい転職活動をある程度代行してやってくれると共に、応募先企業へアナタを売り込んでくれるのです。