コンピューターネットワークの分野で働く人なら一度は聞いたことのある有名な大手企業、シスコシステムズ合同会社で働くにはどのようなことが必要なのでしょうか。
今回は会社の特徴や仕事内容、働く上での注意事項を調べてみました。コンピューターネットワークの分野で働く人なら一度は聞いたことのある有名な大手企業、シスコシステムズ合同会社で働くにはどのようなことが必要なのでしょうか。
今回は会社の特徴や仕事内容、働く上での注意事項を調べてみました。
シスコシステムズはどんな会社?
シスコシステムズはコンピューターネットワーク機器を開発する企業ですが、具体的にどのような企業なのでしょうか。ここでは企業概要や募集内容、年収などを紹介していきます。
アメリカに本社を置く世界最大のコンピューターネットワーク機器を開発する会社
シスコシステムズは本社をアメリカのカリフォルニア州サンノゼに置く企業で、世界最大規模のコンピューターネットワーク機器開発を行なうグローバル企業。
事業内容には、「ネットワークシステム、ソリューションの販売並びにこれらに関するサービスの提供」とあります(企業情報ページより)。
同社の主力製品は組織内のシステムを連携させるコラボレーション、サイバー攻撃に対抗するセキュリティ、複雑なシステムをシンプルにし、自動化を実現するエンタープライズネットワーク、ストレージをクラウドなどで管理するためのデータセンターや仮想化、次世代ネットワークの構築を可能にするサービスプロバイダーの5つです。
コンピューター社会におけるネットワーク機能の根幹を担う重要な製品なので、これらの分野で世界最大規模の企業であることからネームバリューはあると言えます。
国内では東京、大阪、名古屋、仙台での募集を行なっている
シスコシステムズの日本国内で募集を行なっている拠点は東京、大阪、名古屋、仙台の4箇所になります。
中でも東京での募集がかなりの割合を占めており、エンジニア職からカスタマーサービス、営業と幅広くなっています。大阪、名古屋、仙台では営業の募集が中心のようです。
年収は業績を達成していれば1000万円以上を狙える
外資系企業のシスコシステムズの平均年収は960~1200万円あたりだといわれています。
20代後半でも1000万円以上を目指せて、自身の成績によっては1500万円~2000万円になることも。営業職の場合、給与がベースと歩合で50:50に分かれており、目標を達成していくことで純粋にインセンティブのアップが可能です。
社員英語自己研修補助・資格取得支援・育児支援制度・介護休業・テレワーク制度など、福利厚生もしっかりしています。
シスコシステムズの職場環境や働くために必要なことはどんなことか
シスコシステムズは世界的に有名な企業であり、現代社会に欠かせない企業と言えますが内部事情はどのようになっているのでしょうか。社風や文化、求められる人材などについて調べてみました。
求められる人物像は6点
シスコシステムズでは求める人物像として6つを掲げられています。
この6つの内容は、世界を見据えて仕事ができる「国際感覚」、社内のチームワークを重視して働ける「多様なチームでの順応性」、新しい物事を受け入れる「新しい考えやモデルに対する柔軟な思考」、組織の一人一人がスキルアップをして力をつける努力を忘れない「エンパワーメント」、組織をまとめる力である「リーダーシップ」、そして仕事を「どんな状況でも楽しめること」です。
これらの求められる人物像に共感して、企業と成長できる人材かどうかが採用の焦点になりますので、採用面接官には積極的にアピールしていきましょう。
実力主義でチャレンジできる環境
シスコシステムズでの仕事は、評価や給与などが技術者としての実力や自分の頑張りと直結している実力主義です。
中途採用でも実力があれば認めてもらえる可能性も十分あります。また、風通しもよく社員と役員が話せる機会が少なくなく、改善提案や自分のやりたいこと、キャリアプランを相談することで、チャレンジできる仕事を与えられることも。
海外配属なども希望があれば通りやすく、自分のスキルを発揮したい人には刺激的な環境と言えます。
英会話スキルは必須でユーザーや顧客目線で物事を考えられることが必要
シスコシステムズでは海外との連携を求められることが頻繁にあるため、英会話スキルは必ず求められます。
ビジネス英会話以上がどの求人でも求められ、中にはTOEIC650点以上と具体的な数値が出されている職種もあります。ただし国内の営業職に限ってはそこまで高い英会話スキルを求められていないような印象を受けます。
英会話スキル以外に各職種で共通することが「ユーザーや顧客目線で仕事をする」スキルです。顧客ありきの仕事であり、困っていることや改善したい部分に役立つ技術を開発する企業であることを念頭に置いて、日々の仕事に取り組む姿勢を持ちましょう。
ちなみに、採用情報の募集職種一覧はほとんど英語で記載されています。
在宅勤務も可能で、女性にも働きやすい職場
シスコシステムズは女性にも働きやすい職場環境であり、自分の生活に合わせて在宅勤務など柔軟な仕事の仕方を実現できます。
日本企業では在宅勤務への理解度や制度としての取り組みがまだ広まっていませんが、同社では積極的に支援しており、特に介護や育児といったことを重視しながら働きたい人には嬉しいポイント。
転職後の生活環境の変化にも安心して働けるような職場と言えます。
シスコシステムズへの転職を目指す際の注意点
シスコシステムズへの転職を目指す時に気をつけたいポイントは3つあります。
1つ目は周りの社員も優秀な人材が多く、評価されにくいこと、2つ目は業務のハードルが高く、仕事に追われることが多いこと、3つ目は昇進が難しく、40代後半になるとリストラ対象になることが挙げられます。
周りの社員も優秀な人材が多く、評価されにくい
シスコシステムズに所属する社員は優秀な人材が多く、多少の知識や経験では評価に繋がりにくいです。
評価方法が相対的であることもあり、チームワークを重視しながらも周りはライバルとも言えます。転職前に優秀だと言われていた人も、同社に入社後に社員のレベルの高さによって自分が上に上がれず、挫折してしまうことも。
自分のスキルに自信があり、入社後も努力できないと厳しい環境が待ち受けています。
業務のハードルが高く、仕事に追われることが多い
労働時間は自己管理できるので、残業も調整可能です。
ただ、周りに優秀な人材が揃っていることを忘れてはいけません。優秀な人材が揃っているということはそれだけ高い難易度の仕事を任され、それに追われることを意味します。
日々の仕事に楽しさややりがいを見いだせればよいのですが、クライアントと自社との板挟みになることや、業務量で精神的に追い詰められる人も少なくないようです。口コミサイトでもそのバランスが難しいと言っている人を見かけます。
昇進が難しく、40代後半になるとリストラ対象になることも
周りが優秀な人材だと昇進が難しいですが、さらに40代後半までに技術力がある程度のレベルに達していないとリストラ対象になる人もいるようです。
実力主義であるがゆえの厳しさになりますが、退職を考えた人の理由の多くは自分が評価されないこと以上に、40代からのキャリアビジョンが見えず、身につけたスキルを利用して新天地での活躍を考える人も多いようです。
日本企業にはない厳しさがありますので、生涯同社で働き続けるのは難しいのかもしれません。
まとめ
シスコシステムズは世界的に有名なコンピューターネットワーク機器の開発を行なう企業で、業界の中ではそのネームバリューから人気のある企業です。
もちろん有名企業なので人気も高く、求められるものが多いため、簡単に転職できるわけではありません。一人ではなかなか対策が難しい可能性があるため、転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。
採用担当者の目に留まる履歴書・職務経歴書の書き方、採用面接対策など、あなたが就職・転職するためのサポート体制が整っていますよ。