WORQLIP

元転職エージェントのここだけの話

Amazonに転職したいときはどうすればいいの?会社の特徴や働くうえでの注意事項

ネットショッピングサイト大手のAmazon.com(以下Amazon)は、調べてみると会社の評判はたくさん見つかります。

誰もが知っている大企業ですから、働いてみたいと考える人もいるのではないでしょうか。今回はAmazonで働くために必要なことや注意事項をまとめました。

Amazonはどんな会社?仕事内容は?

Amazonは世界最大級のECサイトを運営する企業で、本社はアメリカワシントン州シアトルにあります。ここでは事業内容や今後の展望、求人の募集傾向などを紹介していきます。

今や誰もが知っているショッピングサイト「Amazon」

ネットを利用している人は、一度は利用したことのあるショッピングサイトではないでしょうか。生活に欠かせない存在になっており、小型商品から家電、さらには衣服などのファッション分野も多く取り揃えているため便利です。買い物に行けない人や、すぐに商品が手に入らない地域の方にとっては、もはやなくてはならない存在となっています。

企業規模が大きく、安定感がある

Amazonは連結企業合わせて88,400人(2012年)、売上高61,093ドルを誇る大企業ですので、就職先として信頼できると言ってもよいでしょう。日本とアメリカ以外でAmazonが運営している国はイギリス、フランス、ドイツ、カナダなど11カ国にも上り、世界的な企業となっています。

Amazonでの仕事は主に在庫管理や倉庫内での作業やカスタマーサポート

Amazonはオンラインショップをメインに展開している企業なので、仕事は在庫管理や倉庫の商品を整理する作業、またはお客様の対応を行なうカスタマーサポートが主になります。

倉庫内の商品をピッキング、発送作業、棚卸しなど体を使うものから、電話やメールでユーザー対応をするなど幅広い求人がありますので、年齢などを問わず誰もがチャレンジできるといえます。

勤務場所は倉庫・配送業務は主に全国にある配送センターでの勤務で、仙台や市川、川越、八王子、堺などにある大型のフルフィルメントセンターや、最近サービス提供地域の広がるAmazonprimeNow専用倉庫になり、カスタマーサポートは北海道、仙台、福岡が中心になります。

Amazonで働くために必要なこと

Amazonでの仕事は前述の通り、配送関連の作業かカスタマーサポートになりますが、どんなスキルが必要なのでしょうか。実際に説明会へ言った体験談などを踏まえながら、どんな人材が求められているかを紹介します。

配送センターでの仕事は体力が必要

配送センターでの仕事は立ち仕事が中心になりますので、とにかく体力が必要です。1日中広い倉庫を歩き回りながら、注文のあった商品をピッキングする作業や、発送までの梱包など、ほぼ立ちっぱなしになります。

過去にアルバイトなどで立ち仕事を経験した人は大変さをよく理解しているので良いですが、オフィスで座って仕事する経験しかない人や女性にとっては、厳しい環境かもしれません。

カスタマーサポートの仕事はテレアポなどの経験が活かせる

カスタマーサポートは実際にお客様と接する仕事になので、接客業やテレアポの経験が活かせます。Amazonでは電話でのサポート以外にチャットやメールでのやりとりも行なうため、タイピングも速いに越したことはありません。

もちろん、研修や現場のOJTでどんどん上達できることを考えると、そこまで入社前に完璧を求められることはありませんが、既に身についている技術があれば積極的にアピールしましょう。

どちらの仕事も未経験からの募集がある

Amazonの求人を見てみると、キャリア採用よりも未経験でも応募可能な案件が多く掲載されています。どんな仕事でも同じような業務経験があれば優位になりますが、Amazonでの仕事内容は現場で覚えることで身に着くものです。

そのため、資格やキャリアなどの厳しい選考基準はほとんどありません。ただし、社会人としてのマナーや常識をある程度知っていることが求められる場合があり、その場合は「社会人経験3年以上」などの条件を提示されることもあります。

Amazonへの転職を目指す際の注意点や対策

Amazonへ転職をする時に注意すべき点や必要な対策があります。未経験でも挑戦可能ですが試験などもあるため、多少は準備しておいた方が良い点や、労働条件もよく確認しましょう。

就職希望者には一般常識試験がある

Amazonの選考は、一般常識試験が盛り込まれていますので、ある程度、事前に勉強をしておくことをおすすめします。希望する職種によりますが、例をあげると流通管理のポジションへの転職のため企業説明会に行った際には、そのまま選考を進むことを選択した人に一般常識に関する知識や計算能力を測る試験が実施されました。

一般常識や計算能力と言ってもSPIのような専門の対策が必要なものではなく、Amazon独自の試験になります。社会人としてのルールやマナーを理解し、勤務経験がある人なら、難なく解ける問題が出題されます。そのため、通常の就職試験対策をしておけば簡単だと思えるでしょう。

給与などの勤務待遇はあまり良くない

Amazonで勤務する際には給与待遇をしっかり確認してから、求人に応募するようにしましょう。Amazonは大企業ですが、未経験でもできる作業に従事している間は給与が良いとはいえません。

ただ、管理職・営業系・事務など、職種によって違いますが、平均年収は857万円となっていますから、努力をする価値はありそうです。

また、口コミによると福利厚生については高く評価されていて、設備も整っていて働きやすい職場だと言われています。

流通管理や倉庫での作業を行なう人員は、契約社員やアルバイト契約が多いため、正社員として働くことを希望する方は流通管理スタッフなどの管理者候補の案件に応募すると良いでしょう。カスタマーサービスのスタッフも同様ですが、外国語を使った勤務経験やTOEICの点数が一定以上などの厳しい応募条件があるものは正社員としての募集であることが多くなっています。

アマゾンジャパンの本社は東京都にありますが、あなたが希望する勤務地が日本であっても英語力を鍛えておいてください。

繁忙期には多くの注文が入り、クレーム多発で残業が多くなる

年末年始やボーナス支給のシーズンなどは注文が集中し、それだけ作業が増えます。配送の現場では単純に梱包するものが増えるので、仕事量も増加します。

また、発送が集中するとそれだけ配達の遅延やミスが増え、クレーム発生の件数も多くなります。これにより残業時間が多くなり、カスタマーサポートはクレームで悩まされることに・・・・・・。ネットショップ最大手のAmazonですので、注文が殺到した時の忙しさは他のショップの比ではないため、それなりの覚悟が必要な仕事といえます。

まとめ

ネットショップAmazonで働くことは、ほかの大手企業に転職するよりは容易に見えますが、その分、待遇は良くはありません。

こうした環境で給与を上げていくには、やはりそれに見合った実力やスキルがないと厳しいでしょう。外資系企業の特徴である実力・成果主義もAmazonには存在しますので、実績を残していけばどんどん昇進できる可能性も大いにあります。

また、売り上げや会社の規模感を考えると安定している企業ともいえますので、現場で努力する価値があるのではないでしょうか。Amazonに転職する際には前述の通り、一般常識試験などのテストがあるので、対策が必要なことも。そうした情報は一人で転職活動をしている中で入手するのは難しいです。

そこで活用して欲しいのが転職エージェントです。転職エージェントはあらゆる業界の求人情報を紹介しており、登録すると非公開求人も紹介してもらえる可能性があります。日本企業はもちろん、グローバル企業も取り扱っていますので、求人数も多いです。

転職のプロとも言える専門の担当者と実際に会って面談を行ない、自分の希望にあった案件の紹介や応募書類作成のサポート、面接官にアプローチできる採用面接のアドバイスなど転職に関わることを全面的にバックアップしています。