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ブラック企業とホワイト企業の違いはどこにあるのか?

ブラック企業の存在が社会問題化し、連日多くのメディアでブラック的な働き方が議論されています。しかし、いまだに多くのブラック企業が日本には存在し、その驚くべき実態が次々と明るみになっています。

転職を考える際にもブラック企業を避けて転職することが重要であり、転職先企業を絞り込む際には、ブラック企業を避けて選ぶ必要があります。そこで今回はブラック企業の特徴と見分け方、ホワイト企業との違いなどについてキャリアコンサルタントの視点を踏まえつつご説明いたします。

ブラック企業大賞の受賞理由を分析してみると・・・

まず、2016年のブラック企業大賞に選ばれた企業とその選定理由から、近年のブラック企業の傾向を見ていきましょう。

【2016年ブラック企業大賞:受賞企業とその理由】

大賞 電通

過重労働+ハラスメントで精神的に追い込まれ自殺した社員が出たことから、その違法な労働環境が明るみになり、過去においても同様の労働環境を原因とした過労死が相次いでいることからノミネート。企業規模が大きく社会に与える影響が甚大であることから大賞に選定されました。

業界賞 ディスグランデ介護株式会社

介護業界の人手不足による過重労働に起因する違法な労働環境が授賞理由です。

要介護者に対して介護人員の人数が足らず休憩も取れないことや、夜間のワンオペなどが違法と判断され労働基準監督署から是正勧告が出されました。

業界賞 株式会社プリントパック

過重労働に悩む社員が労働組合を結成したことを問題視し、当該社員に対し一時金の不支給や配置転換などを実施しました。この会社では労働時間の長さ=会社への貢献度とみているとのことで、「定時退社は会社に対する抗議活動」であると公言した点も理由の一つです。

ブラックバイト賞 DWE JAPAN株式会社

アルバイトに過重労働の強制と暴言・暴力が授賞理由です。結果として学生アルバイトは半期分の単位をすべて落とし、暴行を働いた店長は起訴されました。

特別賞 日本郵便

ハラスメントにより自殺が相次いでいること、あわせて毎年年賀状の自爆営業が問題になっていることが授賞理由。

こうやって見ると、ブラック企業と言われる一番の要因は過重労働にあると言えます。

労働基準法を守らない、過重労働環境が当たり前とする企業の中には、問題視すらしておらず、ブラック企業をなくそうとする最近の動きを煩わしいとさえ思っている所もあります。

会社の命令に従わない社員がいれば、気持ちを踏みにじるだけではなく、壊れるまで(死ぬまで)追い詰めていくのです。

ブラック企業は労働者を酷使する

このような多くのブラック企業から感じる共通要素ですが、以下のようなポイントが挙げられます。

➀社員に対し過酷な労働環境や営業ノルマを課す
②過重労働を放置することとあわせて、サービス残業が当たり前
③(ブラック体質な)会社の方針に従わない社員を公平に扱わない

つまり、社員の人間性を考慮せず、消耗品と同じ感覚で使う傾向があるのです。

また、不人気業種だからであるとか、忙しいからであるとかの理由を挙げ、人手不足を放置することもブラック企業の特徴。離職率も高いです。

言うまでもなく従業員が足りていない状況は、経営者が責任を持って改善していくべきです。それを放棄してしまうのですから、重大な責任があります。

ホワイト企業の特徴とは?

一方でホワイト企業と言われている企業にも一定の共通事項があります。

➀ノルマや残業が無い、あるいは少ない
毎日ほぼ定時で仕事が終わり、残業がほぼないことや達成困難なノルマが無い

②残業すればその分残業代が支給される
残業すれば法定割り増し加算された残業代がしっかりと支給される。みなしの一律手当の場合でもみなし時間を超えればその分別途支給される

③コンプライアンスにうるさい
社員のコンプライアンス意識が高く、法令違反を見逃さない。社員からの通報制度も確立されている。男性女性関係なく、働きやすい

④平均勤続年数が長い
福利厚生がしっかりしていて職場環境も快適なので、社員が長く働ける。転職せずともキャリアアップのチャンスがある

⑤有給休暇の取得率が高い
休みたいときにはしっかりと休める労働環境である

このように、特に社員の働き方や待遇に関して配慮した制度を導入しており、コンプライアンス意識も高いため法令違反となるような事態を放置しないという点が特徴です。

転職サイトに見るブラック企業にありがちな表現

ところで、転職を希望している場合、できることならホワイト企業へ転職したいと考えるのが当然ですね。少なくとも、ブラック企業だけは絶対に転職先として選ばないことが重要です。では、ブラック企業を事前に見抜く方法はあるのでしょうか。

実は転職サイトに掲載されている求人広告には、ある程度ブラック企業であると推測できるような表現があるのです。以下、ブラック企業にありがちな表現をまとめてみましたので、チェックしていきましょう。

➀給与条件が現実的ではない

よくあるケースでは、「年収300万円~1000万円(能力や経験により異なります)」のように提示幅が広すぎる、かつ基準があいまいであるケースです。

また、「頑張れば年収1000万も可能」というような、インセンティブ次第で給料が高くなるという表現も要注意です。

②やりがい主義・成果主義

働くやりがいを前面に打ち出しすぎているケースです。

達成感やお客様の笑顔などといった文言とともにやりがいを必要以上にアピールする会社は精神論でマネジメントする傾向にあります。また、成果主義を前面に出している場合も、ベースとなる待遇の低さを物語っています。

③アットホームな職場ですと書かれている

もはやブラック企業の定番となったアットホームな職場ですという文言。これとあわせて社員がBBQなどで盛り上がっている写真が掲載されていたらブラック度がさらに上がります。

通常、求人広告を載せる際には、上司がフレンドリーであるとか、社員同士の仲がよいという情報は優先順位が下です。それよりも業務内容や仕事内容でアピールするべきところを、会社の人間関係の良さしかアピールするポイントがないということになります。

ブラック企業からは一刻も早く抜け出せ

もし今あなたがブラック企業に勤務しているのならば、早々にそこから抜け出すことを意識してください。

土日の休みが取れないだけではなく、平日も終電に間に合うかどうかのギリギリまで働く・・・。肉体的精神的に過度な負担を強いるブラック企業に長く勤務すると、サラリーマン人生に支障をきたすのは間違いないのですから。

そしてもう一つ、同じようなブラック企業へ転職しないようにくれぐれも注意してください。

ブラック企業に勤務していると、多少の過重労働や労働法違反でも「今よりマシだ」と思い許容してしまうケースがあります。要は、労働に関する感覚がマヒしてしまうのです。

結果的にブラック企業を渡り歩く、ジョブホッパーになってしまうこともあり得ます。従って、転職先企業がブラックではないか、必ず第三者の目を通して確認することをおすすめいたします。

転職エージェントを活用しブラック企業から逃げろ!

ブラック企業へ転職しないようにすること、あるいはブラック企業からきちんと抜け出すように動くこと、この2つを確実にするためには、転職エージェントを利用することを提案します。

実はブラック企業と縁を切るには転職エージェントの活用がベストです。転職エージェントではキャリアコンサルタントがプロの目で転職活動のアドバイスを行ってくれるため、ブラック企業に捕まる可能性は限りなく低いです。

豊富な求人案件の中から、あなたにあったホワイトな転職先を選別し、優良な企業まで導いてくれるので、安心して転職活動を任せられるというメリットがあります。また、自分の転職市場を把握するならプロのアドバイスは必須と言えます。

まとめ

ブラック企業批判が世間を賑わせるにつれ、ブラック企業もそれなりの対策をし、一見してブラック企業だとはわからないように装っています。

従って、ブラック企業とホワイト企業を素人が見極めるのは若干難しくなってきつつあります。

転職エージェントであれば過去の実績を含め数多くの事例や案件を抱えているため、ブラック企業に捕まらずに済みます。

ブラック企業にこれ以上人生を破壊されないよう、転職エージェントの力を借りて入念に転職活動を進めていきましょう。