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元転職エージェントのここだけの話

営業職を辞めたいと思った時はどうすればいいのでしょうか?

営業職

現在営業職として就職して仕事をしている方。これまでに会社を辞めたいと考えたことがありますでしょうか?

ハードなノルマが課され、ストレスと戦いながら日々のきつい業務をこなしていると、ふと「このまま会社を辞めたい・・・」と考えることも1度や2度ではないと思います。

そこで今回は営業職の仕事を辞めたいと思った時にはどうすればいいのか、転職という選択肢やメンタル的な観点も含め解説いたします。

営業職の仕事はストレスが溜まる

ストレス

営業職はきついとよく言われます。Yahoo!知恵袋や2chでも体験談が多数あがっていますし、身近に営業職の愚痴が止まらない友人もいるでしょう。

具体的にどのような点がきついのか、よく聞く営業職に対する不満をピックアップしてみると・・・

・新規開拓・効率の悪い飛び込み営業をさせられる
・外出してない時はテレアポ(電話)しなければならない
・数字が全てで、ノルマが達成できないと地獄
・売れない商品やサービスでも売らないといけない
・残業が多い
・上司からのパワハラを受けやすい

などなど、やはりポジティブなイメージを持っている方はいないようです。

例えば、電話営業を辞めたいと思う人の多くは、門前払いされたり、暴言を浴びせられるといった、人に拒絶されることが耐えられないと感じることは多いです。

テレアポでの営業は下手したら数日で切実に辞めたいと感じてしまうくらい精神的なきつさがあります。

また、外回りの飛び込み営業だと、外を出歩ける自由は感じられるものの、暑さ・寒さに耐えなくてはいけませんし、ノルマを達成できなければ、たとえバイトの立場であっても責任は重く、上司や周りから強い圧力をかけられてしまうこともあります。

特に人見知りしてしまう人にとっての飛び込み営業は相当きついので、早々に辞めたいと思ってしまうでしょう。

確かに営業職はノルマ(目標管理)が厳しく、ストレスが溜まる職種であることは否めません。

特に新人は、勤め始めてまだ3ヶ月も経っていないのに、営業職なんて向いてない、辞めたいと思った回数は数え切れないくらいあるはず。中には2年目に突入しても辞めたいという気持ちが変わらない人も多いでしょう。

真面目すぎる人はストレスがより大きくなってしまいますから、営業職はサボり上手なくらいが良いのかもしれません。辞めたいと思うほど追い詰められているなら、我慢せずに冷静に今後のことを考えてみましょう。

頑張りではなく結果で評価される営業職

評価

多くの営業職が仕事を辞めたいと考える理由は他にもあります。営業職の評価はもちろんノルマ達成度による評価です。

達成した人間が評価され、未達成であった人間はマイナス評価となります。そして、そこに至るまでのプロセスはあまり関係ありません。女性でも男性でも純粋に数字の評価によって年収が変わる職種なのです。

一方、営業職以外の職種であれば、普段の頑張りや仕事の効率性といった点が評価ポイントとなります。プロセス重視の評価制度ですね。頑張っている姿を見せればプラス評価になる場合もあります。

この営業職に対する評価がはっきりしていてよいという人もいれば、結果でしか評価されないことで向いていないのではという気持ちが強まり、ストレスを感じる方がいるのです。

また、性格によっても営業職に対するイメージは異なります。体育会系やコミュニケーション能力に自信がある方であれば「営業職は楽だ」という印象を持ちますが、プライドが高い人や芸術肌の方は「営業職なんて絶対嫌だ」と思ってしまう傾向があります。

つまり、人と話すのが得意で他人の懐に飛び込むのが上手な人ほど営業職に向いていると言えるでしょう。

しかし、世の中そんなコミュニケーション能力に秀でた人ばかりではありません。

特に文系の場合、新卒で入社するとまずは営業職に配属される可能性が高く、営業に向いていない人ほど「営業職を辞めたい」、ひいては「会社を辞めたい」と思ってしまうのです。

まずは3年頑張ってみようとは思うものの・・・

石の上

石の上にも3年ということわざがあります。

どれだけつらい事でも3年耐えれば道は開けるという意味で使われることが多いのですが、このことわざを仕事に当てはめて「つらい営業職でも3年間は頑張ってみよう」と思う人も少なくはありません。

これはある意味真実でもあり、あれだけ向いていないと思っていた営業職でも3年目にもなれば、力の抜き加減や仕事の要領などもつかみ、ある程度ひいきにしてくれるお客様や得意先も見つかることでしょう。

勤め始めて半年の新人時代よりは辞めたい、転職したい気持ちは薄れてきているかもしれません。

慣れてしまえばセールストークにも慣れて、ノルマ達成も何度か実現できるようになります。結果も出しつつ、上手なさぼり方も覚えて、新規開拓の営業は向かない・辞めたいという気持ちもいつの間にかなくなっているでしょう。

4年目、5年目、10年目・・・と年月を重ねていく自分を想像すると、バリバリ仕事をこなしている自信満々な姿が見えてきます。

とはいうものの、新人からベテランまでいきなりワープはできないのですから、やはり一日一日が長いと感じてしまいます。加えて強いストレスを感じる日々となると、気が遠くなるほど長く感じる方もいるでしょう。

特に勤め始めてからの3ヶ月は、慣れないことばかりで心身ともに疲れきっています。3ヶ月で既に辞めたいと思っているのに、3年目を迎えるなんて絶対に無理だと思ってしまいます。

また、仮に3年頑張ったとしても、その時には社会情勢が大きく変化しているかもしれません。

営業職が向いてない、辞めたい気持ちに、いち早く気付いていたのに、転職しなかったことを3年後に後悔するなんて絶対に嫌ですよね。

そもそも3年という期間に根拠はありません。2年目で辞めたいと思って転職活動をスタートさせるのもアリです。二年目ともなれば仕事を覚えて、冷静に考えられるようになる時期ですから、自分の判断に自信を持ってください。

終身雇用年功序列の雇用形態がとっくに崩壊している現代社会において、今の会社でストレスを溜め込みながら3年間営業職で過ごすよりも、とっとと退職して、他の会社へ転職してしまったほうが長い目で見てプラスになるかもしれないのです。

3年頑張るか、今すぐ転職してみるか?

残業

営業職は数字を意識しない日はありません。成果が出ない日々で辞めたいと毎日考えるものの、とにかく3年を目標に・・・と頑張る人は多いですが、中には早々と今の会社に見切りをつけて、他の会社でキャリアを積むことを決断する人もいます。

営業職を辞めたいと悩んでいる場合にはこのどちらかで悩むこととなるでしょう。

その場合、自分の考えが正しいのかそれとも甘えなのか、1つの判断基準が「今の会社がブラック企業か否か」です。

今の会社の労働環境や将来性を客観的に眺めてみましょう。以下のようなケースに当てはまるなら、その職場はブラック企業である可能性が高いと言えます。

・社員のサービス残業が多い
・同族経営であり仕事をしていない親族が社内にいる
・給与や賞与が遅れる、もしくは出ない
・基本給が低く、給与の大部分が歩合である
・顧客をだまして契約を取ってきている
・自爆営業(従業員の給料で会社の商品を購入すること)している

このような状況に当てはまるようであれば、その会社で3年耐えても得るものは少ないのではないでしょうか。

たとえば損保の営業は、一流だと言われる所であっても成績が伸び悩めば、自爆を押し付けられるケースが多いと言われています。

欲しくもない300万円の車を買わされ、毎月のローンは給与から天引き・・・なんてこともあります。損保には自動車、火災、地震といくつも種類がありますから、自爆する商品が多いのも悲しい特徴です。

こうした労働環境から抜け出す解決策のひとつとして、1日でも早く見切りをつけ転職先を探したほうが良い場合もあります。会社を辞めたいと思ったなら、1年目だろうが2年目だろうが関係ないのです。

転職するタイミングは30代よりも20代と、早ければ早いに越したことはありません。

同じ営業職でも会社によって仕事内容が異なる

btob

実は営業職といってもさまざまな営業があります。BtoBと呼ばれる企業対企業の取引先を開拓する営業と、BtoCと呼ばれる個人客を相手にする営業。

また、目に見えて機能もわかりやすい商品の営業と目に見えず購入するまでクオリティがわからないサービスの営業。同じ営業職でも、扱う商品(サービス)や営業先によって大きく異なります。

一般的に、BtoBの営業は、BtoCよりもストレスが溜まりにくいと言われています。

個人客の方が無理難題を押し付けてきやすいと言われており、企業相手の場合は理路整然と話ができるということがその理由です。

従って、もし今の会社がブラックではなく、営業職が特にイヤということでなければ、転職せずに今の会社の別の部署に異動願いを出すという対処法もありますね。

もちろん、他の部署が無い場合には転職というのが最も現実的な選択になります。

どうしても営業職がダメな場合はそれ以外の職種を探そう

パソコン

もし、どうしても営業職としてやっていけないと感じた場合は、営業職以外の仕事を探して転職活動を行うこととなります。

ただし、その場合は注意が必要です。営業職として3年以上経験があるのであればそれは立派なキャリアとなりますが、半年~2年の経験しかない場合、それほどスキルもつきませんし、キャリアとも言えません。

つまり、転職市場としては未経験者扱い(あるいは第2新卒扱い)となり、選べる職種も限られてくるのです。

求人広告をくまなく探し回ってみても、営業職以外の正社員の仕事を未経験で応募するには少しハードルが高いものが多いでしょう。

また、営業職がダメというのが転職理由であるため、自分がこの先どういうキャリアを築き上げたいかが明確に定まっていない場合もあると思います。

従って、まずは自己分析が必要になります。

自分の向き不向きはどうなのか、どのような業界・業種が向いているのか、自己の強み・弱みは、などなど、客観的に自分を把握する必要があります。

営業職からの転職を成功させるたった一つの方法

営業職からの転職を成功させるコツは、転職エージェントを利用する事です。

転職エージェントでは、キャリアコンサルタントがこれまでのあなたのキャリアやこの先のキャリアプランの相談に乗ってくれて、自己分析を含め適切な転職アドバイスを行ってくれます。

あわせて、多くの求人広告の中から営業職からの転職にマッチした業界や職種の案件を見つけ出してくれるのです。

 

転職エージェントを利用する大きなメリットは他にも3つあります。

表に出てこない非公開求人に応募できる
面接のサポートをしてくれる
年収アップ交渉もエージェントにお任せ

1つずつ解説していきます。


表に出てこない非公開求人に応募できる

求人検索をして、気に入った案件がないと諦めていませんか?

実は、転職サイトに掲載されている求人はほんの一握り。

専門性の高いものや良質な案件は非公開の求人として、運営企業が当てはまる人にのみ紹介しているのです。

その大きな理由として挙げられるのが「ライバル企業に知られたくないから」。

求人内容をライバル企業に見られることで、どんな事業をしようとしているのか、どの職種にどれだけの報酬を支払っているかがわかってしまいます。

そこで、重要な仕事やポジションの求人を非公開にして、応募してもらえる人にだけ提供するよう運営企業に求めているんです。

転職エージェントに登録すると、この非公開求人を紹介してもらう事ができるようになります。


面接のサポートをしてくれる

「書類選考は通過するけど、面接でいつも失敗してしまう」そんな悩みを抱えている人はいませんか?

転職エージェントは転職のプロ。

ビジネスマナーから転職業界のトレンド、そして何より企業に関しての情報を多く持っています。

今までの面接で落ちてしまったのは、マナーが間違っていたり、アピールの方法がズレていたのかもしれません。

転職エージェントはマナーの講習ももちろんのこと、応募先企業に合った面接対策も教えてくれます。

あなたの経歴で、どこをアピールポイントとすべきか、想定される質問から事前にどのように回答すれば良いのかも一緒に考えてくれます。

エージェントと面接の練習をしておけば、本番で緊張することも少なくなりますね。


年収アップ交渉もエージェントにお任せ

とてもやりたい仕事でも「年収がもう少し良ければ…」「条件がちょっと合わないかな」と思うことも少なくありません。

そういった時に自分から企業側へ言い出すのは難しいですよね。

しかし転職エージェントなら、そんな交渉も快く請け負ってくれます。

自分で転職活動をして応募していると、どうしてもあなたが立場上弱くなりがち。

これを利用して、ブラック企業などは最低限の年収や条件交渉をしてくることもあり、結果的に不利な転職になってしまいます。

年収アップやキャリアアップのために転職活動をしている方にとっては、転職エージェントは大きな力となります。

他にも転職エージェントは求人紹介、相手企業への連絡、面談などの日程調整等も代わりにやってくれるので、自分は転職に集中する事ができますよ。
以上3点が転職エージェントを利用する大きなメリットですね。


元エージェントが営業職からの転職におすすめする転職エージェント2選

元転職エージェントの私から見て、営業職からの転職に本当にオススメできると感じた転職エージェントは以下の2つです。

どちらがオススメなのか?と聞かれたら、私は両方とも登録することをおすすめしています。

実は、非公開求人は運営会社ごとの差が出る部分なので、2社のエージェントに希望条件を出すと、同じ案件はほとんど出てきません。

単純に2倍の非公開求人を見ることができるので、良い条件の仕事を見つけやすくなります。(※どちらも登録は3分程度、完全無料で利用できます。)


1.DODA 2人体制での手厚いサポートが魅力

DODAは「キャリアアドバイザー」と「採用プロジェクト担当」の2人体制で行う、手厚いサポートが魅力です。

キャリアアドバイザーは電話面談やカウンセリングを通して、あなたにあった職業選択や、キャリア開発のアドバイスを行ないます。

これに対し、採用プロジェクト担当は、求人情報や企業情報の提供、面接や書類作成のサポートなどを行います。

他社では1名で行う為、仕事が雑になりやすい傾向がありますが、2名体制で行う事で質の高いサポートが受けられます。

求人案内も早いので、なるべく早く就職したいと考えている人には、DODAがオススメですね。

DODA公式サイト:https://doda.jp


2.リクルートエージェント 求人数は業界ナンバー1

リクルートエージェントは人材紹介業界最大手の「リクルート社」が提供するサービスです。

現在20万件以上の求人が登録されていますが、ホームページから探せるのは3万件程度で、残り80%は非公開求人となっています。

リクルートエージェントに登録することで、17万件を超える非公開求人の紹介を受ける事ができます。

他社と比べても求人数が圧倒的に多いので、就職を考えているなら必ず登録しておきたいサービスです。

リクルートエージェント公式サイト:https://www.r-agent.com

就職後に後悔しないように、この2社は必ず抑えておきましょう! 

 


営業職を辞めようか悩んでいる人向けQ&A

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営業職を辞めたいと感じるのはどんな時ですか?

営業職は、成果が出ない日々に悩み、上司からのプレッシャーがきつくて辞めたいと感じるものですが、仕事内容によっては別の悩みも抱えています。

自動車の営業は?

車に興味のない若者が増えてきたこと、高齢化が進んでいること、そして軽自動車や中古車など安い車を選ぶ人が増えてきた背景もあり、カーディーラーは仕事のモチベーションを保つのが難しくなってきました。仕事は忙しいにもかかわらず、なかなか結果に結びつかない毎日が続くのですから本当に大変です。

また、カーディーラーのノルマも厳しいものがあり、車の販売台数はもちろん、自動車保険やクレカといったあらゆる商品にもノルマが存在するから大変です。

生命保険の営業は?

 生保営業は離職率が高いと言われています。辞めたいと感じる理由としては、生活が安定しない・ノルマが厳しい・プライベートの時間が確保できない・生保営業に対する世間の目が冷たい・家族や友達にまで営業しないといけない、といったことが挙げられます。

たとえば、明治安田生命の営業を辞めたい・実際に転職した人の話では、休日は取りやすく福利厚生の充実度は高いですが、営業成績が伸び悩む新人時代は休日出勤があったり、自腹を切ることも多いのに給料が安定しないという厳しさもあります。

明治安田生命に限らず、生保の新人時代は辞めたいと思うことの連続です。先輩たちの話も参考にしつつ将来を見据えた選択をしていきましょう。

損保の営業は?

損保の営業は、成績次第では年収1000万も狙えるという噂はありますが、自爆営業をしなくてはいけないですし、お付き合いにかかる費用などもあって支出もなかなか多い仕事。損保の営業を辞めたいと思っている人の多くは、自腹を切る理不尽さや激務であることに限界を感じています。

入社してまずやるべきことは自爆営業と言われる世界ですから、給与水準が高くてもそれ以上のストレスを感じてしまうのでしょう。

証券会社の営業は?

証券会社の営業は、ノルマが厳しく金融商品を売るのは大変というのが皆が持つイメージだと思います。

特に新規営業の苦労は相当なものだといいます。電話をかけまくり、外回りをし、やっとのことでアポが取れても、ちゃんと話を聞いてくれるかすら分かないのです。

ノルマ達成できない時には上司からの指導も入りますが、それがパワハラとも言えるレベルでひどいものだったというケースも・・・。

銀行の営業は?

銀行員は営業ノルマが大変だとはよく聞く話で、辞めたいと感じる人、実際に辞めてしまう人も多いです。新人だろうが厳しいノルマが課せられますし、忙しさからご飯もまともに食べられなかったり、上司に怒鳴られたり・・・。辞めたい気持ちを抱えながらも頑張り続けた結果、精神を病んでしまった銀行員も少なくありません。

また、信金の営業もノルマのきつさはもちろん、お客様のためとは思えないような商品を勧めなくてはいけないことにやりがいを失ってしまった人もいるようです。

信金の営業は?

信金の営業を辞めたいと思っている人は、ノルマの厳しさや信金ならではの商品が多い大変さに参っているようです。パワハラ上司が多い点も銀行と似ています。

広告代理店の営業は?

広告代理店の営業は仕事内容に魅力を感じますが、実際に働いてみると激務すぎて辞めたいと悩む人が多いです。残業ばかりで休日出勤も普通、有給休暇は取れないですし、クライアントに振り回されることもしばしば。

いくらお給料が良くても、やりがいがあっても、仕事以外できないという日々を1年2年と過ごしていくと、疲労とプレッシャーで辞めたいと思うようになるのも無理はありません。

人材派遣の営業は?

人材派遣会社の営業職は離職率が非常に高いと言われています。それもそのはずで、ノルマが厳しい、派遣スタッフのトラブル対処が多く休日も心が休まらない、長時間勤務は当たり前、派遣先からのクレーム処理へのストレス・・・と、辞めたいと思うのも最もです。

人材派遣会社の営業は比較的採用されやすいものの、入社後の苦労を想像すると相当な覚悟が必要です。入社してもすぐに辞めたいという壁にぶつかってしまいます。

住宅メーカーの営業は?

住宅メーカーの営業は、力をつけていけば年収1000万円も夢ではない世界。ですが、売らなくてはいけないというプレッシャーが重くのしかかりますし、残業も多く、深夜にやっと帰れるという働き方になってしまうことが多いです。

たとえノルマ達成できたとしても、次はもっと大きなノルマを課されてしまいますから、体力的にも精神的にも負担大きくかかる仕事です。

不動産の営業は?

不動産の営業は、刺激的で面白い仕事内容である反面、きつさもなかなかの業界です。基本給は少なく設定している企業が多いものの、契約が取れれば一気に収入が上がります。年収1000万超えを目指し燃えている営業マンも多いでしょう。

ですが、ノルマの厳しさ、飛び込み営業をしてもなかなか商談に繋がらない、精神的に追い詰められていく環境、長時間労働は当たり前と様々なハードルがあります。中には辞めたいけど辞められずに働いている間に、精神を病んでしまう人も。やり方次第では儲かる仕事とはいえ、離職率は高いです。

福祉用具の営業は?

福祉用具専門相談員は、福祉の世界ですから車や住宅といった積極的に営業するのは難しいです。福祉施設には潤沢な資金を持つ所は少ないですから、福祉用具の導入に非常に慎重になります。

介護に興味があれば、意欲的に働くこともできますが、営業スキルを磨きたいとなればやりがいは感じにくいかもしれません。

旅行会社の営業は?

旅行会社の営業は、まず残業が多いというのが辞めたいと思う理由として真っ先に上げられます。休日も少ないですし、クレームの対応も精神的にきついものがあって、働きながら転職活動するのも大変です。あまりの忙しさに新人社員に対しての研修・教育を行うことが難しい場合も多いようです。

女性が営業職を続けるのは難しいですか?

女性が営業職をする場合、既婚者だと家庭との両立が大変ですし、妊娠期間や育児のこと、そして体力的な問題もありますから、長く働くためには企業側の配慮も欲しいところです。

女性は結婚や妊娠・出産のタイミングで仕事を辞めたいと思うものですが、本音は職場環境さえ整っていれば働き続けたいのに・・・という人は多いです。女性が活躍できる企業を探しているなら、まずは転職エージェントで情報収集から始めましょう。

女性だからこそできる細やかな気配りやコミュニケーション能力は、営業職には必要ですから、環境次第では30代・40代になっても活躍できる仕事です。

妊娠中でも働ける?

妊娠中は全力で働くわけにもいかず、時には周囲にフォローしてもらうことも必要です。ですが、妊婦の多くがホルモンの影響や子どもを産む不安などで情緒不安になるもの。周りの反応をネガティブに受け取って孤独感でいっぱいになってしまうのは少なくありません。

また、女性の社会進出に理解がない、男性がほとんどの職場では、妊娠中は居場所がないと感じてしまうかもしれません。

営業職から転職するならどこがいい?

もしも今現在、営業職に就いていて仕事の過酷さから辞めたいと思っているのなら、営業職の経験を活かした転職に挑戦してみませんか。スーパーバイザーや営業企画の仕事はこれまでの経歴を活かせます。

バイト・パートの営業ってどんな仕事内容ですか?

バイトやパートの求人情報サイトをチェックすると、営業の求人はたくさん出てきます。例えば新聞配達のルートセールスやテレフォンオペレーター、企画営業などがあります。中には社員登用ありの求人もありますので、ゆくゆくは正社員になりたいと考えているならおすすめです。バイトはお試し期間にもなりますから、辞めたいと思うくらいきついなら、それはそれで別の道へ進めるので、挑戦してみて損はありません。

異動願いを出すときのポイントは何ですか?

まずは、どんな手順で異動の希望を出すのか確認してください。異動願などの書類が必要な場合は、理由を丁寧に伝えなくてはいけません。「営業が嫌だ」というニュアンスではなく、ポジティブな理由に変換することが重要です。

異動願いを提出するタイミングについては、やはり忙しい時期は避けるべき。また、書類を提出していきなり上司に異動の意志を伝えるよりも、まずは相談という形で話を通しておいたほうがスムーズです。

新入社員が異動願を出すのはだめ?

1年目だから、2年目だからまだ営業にいないといけないよな・・・なんて思わなくていいです。何なら新入社員であっても、異動の検討はアリですから。異動先で力を発揮できればそれが一番です。

コミュ障でも営業職はできますか?

営業職はコミュニケーションが基本ですから、コミュ障の傾向があるならやはり様々なハードルが待ち受けていると思います。ですが、コミュ障だからとはじめから諦めてしまうよりも、自分の新しい面が見つかりそうな挑戦も時には必要だと思います。中にはコミュ障の自覚がありながらも営業成績が1位になった人もいるそうです。

自覚があるからこそ、営業トークの練習を一生懸命頑張れたり、相手のためになるような提案を考えられたりするものですから、悪いことばかりではありません。

どんな仕事がおすすめ?

会社勤めだけではなく、人と接する機会をあえて減らして仕事に集中できる自営業の道も選択肢に入れてみても良いと思います。たとえばプログラミングやwebデザインなど特別なスキルがあれば、コミュニケーションはメールのやり取りのみで働くことも可能です。

賃貸の営業はやめておいたほうがいいらしいって本当ですか?

営業は何を売るか、誰に売るかで難易度が変わってきますが、不動産関係の営業でも賃貸は意外に稼げないといわれています。

賃貸の営業は住居の購入よりは契約されやすいですが、賃貸は月数万円の契約。1件あたりもらえる仲介手数料はそれほど多くはありません。そのため、それなりの収入が欲しいと思えば、契約件数を伸ばしていく必要がある訳で、多忙な日々を送ることになります。しかも、外回りも多いですから体力的にも精神的にも厳しい仕事です。

住居の営業とどっちがいい?

不動産の営業でバリバリ稼ぎたいなら、賃貸以外で検討したほうが良いでしょう。ただし、住居の営業はもらえる手数料は大きいものの、契約を取るのは大変ですから、向いていない・辞めたいと悩む人は少なくありません。営業職に就きたいと考えているなら、安定を求めるか、それとも稼げるほうを取るのか、じっくり検討してみてください。

印刷会社の営業はブラックが多いですか?

印刷物の営業は、その仕事内容がとにかくハードです。短い期間で印刷物を仕上げなくてはいけませんし、納期は死守、ほんの小さなミスでも全て刷り直しになってしまう緊張感、クライアントの要望と現場の技術者の板ばさみになってしまう気苦労、大量の印刷物を運ぶ大変さ・・・と挙げていけばもっと出てきそうです。

これらに加えてノルマに厳しい会社も多いときたら、半端な覚悟では飛び込めない世界です。せめて給料さえ良ければまだ持ち応えられるかもしれませんが、残念ながらそれも叶わず・・・という感じですから、とにかくきついのひと言です。ブラックと噂されるのも無理はありません。

営業マンを半年で辞めたいと思うのは早すぎますか?

辞めるベストタイミングは誰にも分からないですよね。1年働けば仕事が面白くなるかもしれませんし、10年働いても辛いとしか思えないかもしれない・・・。

それならば、半年で辞める理由を必死に探すよりも、辞めてどうしたいのかを考えてみてください。早いか遅いかではなく、これからどう働いていきたいかを描いていきましょう。

営業が向いていないと思ったら転職したほうがいいですか?

仕事が上手くいったり、面白さに気付くようになると、向いているとかそうでないとかは関係ないですよね。向いていないから辞めたいと思っている人はきっと、仕事に対するモチベーションは低くなっているでしょう。

営業職に向いていないから転職する、向いていないからこそ克服する。どちらも間違ってはいません。

ただ、転職したら解決するのかについてはしっかり考えましょう。

一般的に、営業が向いていない人の特徴は次のようなものが挙げられます。

約束を破る人・空気が読めない人・プライドが高い人・自分に自信がない人・自分で考えて行動できない人 など

これらの特徴って、営業だけではなく他の職種に就いても足かせとなりそうなものばかりですよね。今の職場でないとしても、新たな職場でいずれは克服しなくてはいけないかもしれません。

MRは厳しい仕事ですか?

会社は辞めるけど、次も営業マンとして働きたいと思っている場合は、どこで営業するかを考えることになります。年収アップを目指すならMR(製薬会社の営業)選択肢のひとつになり得ると思います。

医薬品メーカーの営業は平均年収が651万円です(DODA調べ)。外資系のMRだと月100万を超えるケースもあるのだとか。ですが、営業成績がものすごくシビアに響く業界ですから成績次第では収入は一気に下がることもあります。また、福利厚生や退職金といった安心できる制度が整っていない会社も少なくないので、その辺の注意は必要です。

残業が少ない営業の仕事ってありますか?

営業の仕事はしたいけど、残業ができるだけ少ないところへの転職を考えている人もいるでしょう。

転職エージェントDODAの調査によると、平均残業時間は次のようになっています。

・広告やメディアの営業:41.9時間
・金融関係の営業:25.5時間
・IT関係の営業:25.7時間
・商社の営業:25.8時間
・メーカーの営業:27.3時間
・メディカル営業:29.1時間
・サービス業の営業:31.8時間
・建築・不動産の営業:35.8時間

リクルートの営業は厳しいですか?

リクルートは営業職の中でも年収が高いです。リクルートマネジメントソリューションズの新卒採用をみると、初年度の月給は29万程度との記載があります。

ただ、営業の厳しさも口コミでよく見かけます。営業スキルを磨きたいなら挑戦してみる価値はありますが、それなりの覚悟はもっていたほうが良いでしょう。

互助会の営業はきついと聞くけど本当ですか?

互助会の営業は加入を勧めたり、各プランを案内したり、説明会を開いたりといったことが仕事の内容です。

辞めたい・きついと思ってしまう理由は、契約を取るのが難しいということがまず挙げられます。親類や友達に協力してもらう他なく、そのために関係が悪化したケースもあります。残業は当たり前、その上基本給+歩合給を導入している企業がほとんど。契約が取れないとそれなりのお給料がもらえないので、辞めたいとしか思えない心境になってしまうようです。