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Facebookに転職したいときはどうすればいいの?会社の特徴や働く上での注意事項

SNSサービスの代名詞「Facebook」を運営するFacebook社で働いてみたいと考える人もいるのではないでしょうか。今回はFacebookで働くために必要なことや注意事項をまとめました。

Facebookはどんな会社なの?

Facebook2004年にマーク・ザッカーバーグが創業し、現在では20,658人の従業員が勤務するアメリカカルフォルニア州にある大手企業です。事業内容や今後の展望、求人の募集傾向などを紹介していきます。

世界中の人がつながるSNS業界を発展させるきっかけとなったFacebook

FacebookはそれまであったSNSサービスとは異なるオープンなサービスとして有名になりました。

国内ではFacebookより前にmixiなどが存在していましたが、クローズなSNSとなっており「友人や知り合い同士がつながるコミュニティ」としての側面が強いものでした。

しかし、利用経験者なら分かると思いますが、Facebookは登録すれば誰でもサービスを利用できるので、面識のない人でも同じ趣味や仕事の繋がりでコミュニケーションを取ることができる画期的なSNSとして人気になっています。

また、登録は正しい個人情報で行なうことが原則となっている点でも新しいSNSの流れを作ったともいえます。

日本国内ではFacebookJapanが採用などを行なっている

本社はアメリカのカリフォルニア州ですが、日本国内にもFacebookJapanという拠点があり、そこで採用やマーケティングなどの活動を行なっています。

FacebookのホームページからはFacebookJapanの所在や住所、問い合わせ先がわからないので国内の拠点がないと勘違いしている方も多いかもしれません。

一部のプレスリリースや求人案件などでしかその存在を知ることができませんが、日本国内のFacebookの求人案件を検索する際にはFacebookJapanも同時に調べておきましょう。

求人広告が出ることは珍しく、引き抜きなどしか道はない…?

Facebookの事業に携われる求人案件はかなりレアなもので情報量も少ないです。

Facebookの求人はFacebookJapanのサイトがないため求人をしているかどうかもわからないうえ、転職サイトなどで検索しても掲載している期間しか情報を見られないので、どんな案件でポジションはどこなのかなどが調べにくくなっています。

独自に調査してみましたが、掲載される内容は毎回異なっていたため、対策は立てにくいでしょう。別の方法としてはFacebookから直接スカウトされたというケースも聞かれますので、そうした方法に期待するしかなさそうです。

Facebookで働くために必要なこと

Facebookの求人はなかなか出てきませんが、調べた中で必要なスキルや課題は見えてきました。大前提として、英語のスキルが必要であることが挙げられますが、専門性や柔軟な考え方、情報収集能力も必要であることがわかりました。

英語が得意でないと転職は厳しい

Facebookの求人案件を調べたところ、国内の転職サイトでも内容は英語での表記になっていることがあったので、英語が読めないとそもそも応募が難しいという現実に直面します。

本社がアメリカにあるので、当然やり取りは英語になります。英会話の能力も求められることが予想されます。

応募資格やTOEICの点数制限などはありませんが、最低でも読み書きに加えてビジネスレベルでコミュニケーションできる英会話力が必要と考えられます。

専門的な知識や柔軟性が求められる

Facebookで内定を獲得するには専門分野の知識はもちろんですが、柔軟性も備わっていないと新しいものを生み出せません。社風としては、自由な発想で今までにないものを作り上げていこうという文化があるといわれています。

そのなかで、型にはまった考え方や、言われたことだけをこなす仕事のやり方では活躍していくことは難しいでしょう。

すでにあるものを改善し、より良くしようという取り組みや、新しいものを生み出す仕事をしてきた人には働きがいのある職場といえるかもしれません。

情報収集やトレンドを見極める力も必要

インターネットで提供しているSNSサービスをより発展させていくためには、日々の情報収集やトレンド・時代を読み解く能力を育てることも重要になります。

Facebookを利用している人が求めているものや、今抱えている問題点、セキュリティや個人情報についての考え方は日々変わっていきます。

これらは漠然と仕事をしていると見えてきません。収集したデータを分析する能力や、世間で話題のニュース、ほかのSNSサービスの動向をキャッチし、自分の仕事に活かす姿勢が大切です。

Facebookへの転職を目指す際の注意点

Facebookへ転職したいと思ったときに注意すべきなのは「とにかくチャンスが少ない」という点があります。

通常の転職サイトに多く掲載されている仕事や、公式サイトでアナウンスのある業務であれば応募する機会は多いのですが、Facebookはそれがありません。そこで対策方法を考えてみましょう。

求人サイトなどに案件が掲載されることが少ないので逃さないようにする

前述の通り求人サイトに掲載されることが少ないので、掲載された際に通知が届くよう設定しておきましょう。

転職サイトでは条件に合った求人情報が掲載された際にメールで通知が届くようにできることがあります。条件の中にフリーワードや企業名を記載できる場合に限りますが、そこに「Facebook」と入力しておきます。これで通知が届くようになります。

ただし、フリーワード設定だった場合は企業名ではなく求人内容に「Facebookを利用したサービスなど…」といった文言が入っていても通知するようになりますので、通知が来ても焦らず落ち着いてチェックしましょう。

Facebookからの引き抜きを受けるには、人脈づくりやアプローチも必要

Facebookで働くための方法として引き抜きを紹介しましたが、これには相応の実績やコネクション、アプローチが必要です。

具体的にはFacebookJapanで働く人とコネクションを作って人事担当者に紹介してもらいチャンスを得る方法や、Facebookの主催するセミナーへの積極的な参加などが挙げられます。

どちらもFacebookで働く人に接触し、働きたいという姿勢をアピールしたうえで、採用に値する力を持っていないと入社は難しいでしょう。

まずはFacebookに限らずSNSサービス関連のセミナーに参加して人脈を作りながら、自分の能力向上をしましょう。人脈を作る際にはFacebookでつながりを持つことをお忘れなく。

まとめ

Facebookの社員になるには、通常の転職よりも大きな壁があることがわかりました。

求人の掲載自体が限られていることや、英語力が必須であること、それらに加えて求められるスキルも非常に高い印象です。

もちろんそれに見合ったやりがいや年収、待遇が用意されていますし、キャリアアップに繋がりますので、転職を目指す価値のある企業であることも確かです。

しかし、自分一人の力では少ないチャンスを活かすことができないかもしれないと不安になりませんか?そんな時には就職・転職支援のプロである転職エージェントの力を借りてみてはいかがでしょうか。

書類選考をクリアする為の履歴書の書き方や職務経歴書を書くポイント、採用担当者に効果的にアプローチできる面接対策など、転職のサポートを無料でしてもらえる以外にも、Facebookの求人案件が転職サイトに入って来た時にいち早く紹介してもらえる可能性もあります。

さらにネットではなかなかわからないFacebookに中途採用で入社するためのポイントや対策も転職エージェントに教わることができるので、積極的に利用しましょう。