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村田製作所に転職したいときはどうすればいいの?会社の特徴や仕事内容をチェック

「ムラタセイサク君」でお馴染みの村田製作所は電子部品の分野で有名な企業ですが、転職するにはどのようなスキルが必要なのでしょうか。今回は、村田製作所の会社の特徴や仕事内容、働くうえでの注意事項をまとめました。

村田製作所株式会社はどんな会社?

村田製作所は京都府の長岡京市に本社を持つ電子部品の製造販売を行なう大手企業。ここでは企業規模や事業内容、経営理念などを紹介していきます。

セラミックコンデンサを主力商品とする電子部品の製造販売企業

村田製作所とは電子部品の製造販売を行なうメーカーで、主力製品はセラミックコンデンサです。電子部品は日本どころか世界トップクラスといわれるほど評判です。

このほかにもセラミックフィルタ、センサー類、組み込みに使う電子部品やシステムなど多彩な商品を開発しており、自動車や医療機器などさまざまな分野で利用されています。

「Innovator in Electronics®」がスローガン

「Innovator in Electronics®」は村田製作所のグループ企業全体のスローガンです。

「Innovator」は改革者という意味で、社員一人一人が電子技術を用いて改革者になっていく姿勢を表しています。このスローガンをもとに時代に沿った成長をして、お客様にニーズに応えていく考えに共感できる人を求めています。

関連会社を含めれば国内外に拠点を持つ

村田製作所を含むムラタグループ全体で見ると国内や世界に拠点を持つグローバルな企業です。

採用情報の新卒採用・中途採用ページによると、国内は東京のほか、宮城県や長野県、北海道など、東側に勤務地に集中しています。海外にはアメリカや中国など50箇所以上にムラタグループの拠点があるので、英語力を持つ人は活躍の幅が広がるでしょう。

世界的なシェアが大きく、今後も成長が期待される

村田製作所の製造販売を行なう電子部品は世界的にも高シェアを誇っています。

具体的にどんな製品でシェアがあるかと言えば、主力のセラミックコンデンサはもちろんのこと、SAWフィルタやWi-Fiモジュール、ショックセンサなどがあります。

このことから村田製作所は技術力や独創性が高い製品を開発しており、転職することで自分の力を高めることができる企業であるといえます。

村田製作所の職場環境や働くために必要なスキルはどんなこと?

村田製作所は技術力も高く、世界的にも有名な企業なので仕事のやりがいがある企業ですが、企業内はどのような感じなのでしょうか。社風や文化、求められる人材などについてご紹介します。

求める人材の五大要素

村田製作所はキャリア採用の考え方として五つのポイントを明記しています。

五つの内容を列記すると「高い目標にチャレンジする」「自ら考え、自ら行動する」「チームワークを大切にした仕事の仕方をする」「こだわりを持って、やり遂げる」「スピードを大切にする」です。

これらは村田製作所で仕事をするうえで社員全員が入社後も心がけていることで、企業全体の士気を高め、切磋琢磨していく環境が生み出されていきます。

この五つのほかに、村田製作所が大切にする価値観として、ユーザーや取引先の期待に応えていく「お客様本位の徹底」、工場や営業の声をしっかりと反映させる「現場重視」、もともとベンチャー企業であったムラタの気持ちを忘れない「チャレンジする風土」、世間やお客様のニーズに柔軟に対応していく「変化への対応力」、これからも世界的な製品を生み出していく「独自性(差異化)の追求」が掲げられています。

平均年収は500~600万円で、福利厚生も充実

村田製作所の平均年収は500~600万円で昇給の制度は社内試験となっています。

社内試験の評価により役職などが上がり、それに合わせて給与も引き上げられていきます。社内試験のための勉強が必要になってきますが、昇給のための過程がわかりやすいといえます。

福利厚生のなかには家族手当や住宅手当などもあり、一般的な企業よりも手厚いです。

世界的な企業の最前線で働けるため、プロフェッショナルへの道も開ける

村田製作所は紹介してきた通り高い技術力を有しているため、転職してスキルを磨くことでプロフェッショナルになることが可能です。

また、村田製作所のネームバリューもあり、自分のキャリアアップにも繋がります。今の職場で物足りない人や、自分の能力・キャリアを伸ばしたい人にはおすすめの企業です。

村田製作所の職種は大きく分けると技術系と事務系の2つに分けられますが、その中でもより細かく分けられています。

例えば、技術系の中には商品開発・生産技術など、事務系の中には企画・人事など。さらにその中に商品企画や教育、特許など細かく分けられており、専門性の高い環境で働くことができます。

選考フローには適性試験やSPIなどがあるため対策が必要

村田製作所の選考フローには適性試験やSPIが盛り込まれており、これらをクリアしないと面接に進むことができません。適性試験とSPIに関してはさまざまな企業で採用されているため、転職に際して勉強しておくことをおすすめします。

これらの一次選考通過後に面接と最終面接があることが多く、通過率もかなり低め。業界全体の知識だけでなく「なぜ村田製作所を選んだのか」を踏まえて面接官にアピールできないと厳しいです。

社内の風通しが良く、チャレンジできる職場環境

村田製作所は一族経営ですが、風土改革で風通しが良くなったといわれています。よくいわれることとして一族経営の企業では改善提案やチャレンジしたいことをいえず、ワンマン経営になっていることがあります。

しかし、村田製作所では大切にしている価値観に「チャレンジする風土」とあるように、現場の意見や改善要求を反映させる意識が残っています。以前はワンマン経営だったようですが、風土改革によって現在では改善されているようです。

村田製作所への転職を目指す際の注意点

村田製作所への転職を目指す時に気をつけたいポイントは三つあります。

一つ目は一時期「追い出し部屋」が話題になり、企業イメージが低下したこと、二つ目は年収に個人の業績は反映されにくく、収入のために残業をする人もいること、三つ目は出張や残業が多い部署もあることが挙げられます。

一時期「追い出し部屋」が話題になり、あまり良い印象はない人も

村田製作所といえば一時期「追い出し部屋」があるとして取り上げられたこともあり、企業イメージとしてあまり良くないことがあります。

「追い出し部屋」とは、リストラ対象の社員を特定の部署に集め、特に業務も与えられず労働に対するやりがいを奪うことで自主的な退社を促すというものでした。

是正勧告によって現在はなくなったといわれていますが、一度、そうした問題が生まれたということで、社風に不安な面も残されます。ですが、口コミには人間関係も良好で働きやすい環境が整っている声もあります。

年収に個人の業績は反映されにくく、収入のために残業をする人もいる

年収を上げるために試験があると紹介しましたが、逆にいえば普段の仕事や業績は関係ないということになります。試験に合格するにはそれなりの勉強を業務とは別にしておく必要があり、仕事が多い人にとっては負担を強いられている状況です。

また、こうした方針から試験になかなか合格できない人で収入を上げたい人が、だらだらと残業をして残業代を稼ぐ「生活残業」している実態もあり、現場の士気低下を招いています。

出張や残業が多い部署もある

日々の仕事量が多く、部署によっては出張や残業が重なり激務となっています。仕事にやりがいを見出して働ける人は良いですが、プライベートな時間も確保したいと考えている人にはあまり向いていない職場でしょう。

まとめ

村田製作所は世界的にも誇れる技術や製品を持っており、電子部品などの分野で活躍してきた人にとっては憧れの企業ともいえます。

その分、採用に関しては厳しく、適性試験の勉強や採用面接対策をしっかりしないと転職は難しいのでがんばりましょう。