仕事とは?何のために働くのか?働く意味と目的について考えてみよう

あなたにとって働くとはなんでしょうか。もし大勢に向けてスピーチするとしたら、小論文や作文を書くしたら、どんなことを伝えたいですか。

お金が必要だから?社会人としての責任だから?それとも社会貢献できるから?

働くとはどういうことかを広辞苑やコトバンクで意味を調べてみると、労働する・機能する・精神などが活動する・体を動かすといったことが書かれていますが、そういうことが知りたいわけではないですよね。

漠然と就活のためだけにエントリーシートを書いていると、見失いがちな働く意味や目的。しっかりと考えることでおのずと「仕事とは何か?」という質問への答えが見出せるようになります。

あなたの価値観に合った働き方は何なのかを改めて考えてみましょう。

仕事とは何の為にするのか

希望の会社に入社するため懸命に就活をしていると思いますが、自分が何の為に働いていきたいのかを明確にしておいてください。

「働くとは何なのか?」については、たくさんの本がありますので、心理学的、もしくは哲学的な考え方に触れてみるのもおすすめです。

また、「働くとは」と言うテーマの新聞記事もたくさん見つかります。ネット検索しただけでも、毎日新聞や日本経済新聞、読売新聞などが取り上げていることが分かります。amazonにだってたくさんの関連書籍があります。

その他にも、一番身近な家族、成功を成し遂げた人たちの名言、あなたより一足先に社会人になった友達など、色んな人の背中を見ていると、自分にとって働くとはどういうことなのかが見えてきます。もしくは、自分の中学生・高校生時代を思い出して、今とどんな違いがあるか比較してみるのも面白いと思います。もしくは「働くとは」を題材にした授業を受けた人、職場体験を通して感じるものがあった人も多いでしょう。

もっと幅広い人の意見を知りたいなら、SNSや2ch、Yahoo!知恵袋、著名人へのインタビューなども役に立ちますし、年代別のアンケートもネット上にはたくさんあるので、それも参考になるでしょう。

年代別のアンケートでは、20代の若いうちは自分のために、家族を持つようになる30・40代は家族のために、そして50代では社会人としての責任を強く感じるという結果が出ています(参考:エン人事のミカタ)。

このように色んな視点から考えてみることで、面接やエントリーシートに「あなたにとって働くとは何か?」という質問にも対応でき、就活のモチベーションにも繋がるのです。

では、あなたにとって働くとはどういうことなのか、そろそろ本題に入っていきましょう。

自立した人生を歩んでいくため

自立した人生とは、親などに頼らず自分で稼いで独り立ちすることです。率直に言ってしまえば、働くとはお金を得るための手段の一つ。企業から自分の能力や労働の対価として賃金をもらうことで、そこから自分の人生設計を行い、日々の暮らしを安定させます。生活するために、人によってはダブルワーク、トリプルワークまでしている人もいますよね。

どんなに素晴らしい仕事で、やりがいのある内容でも、お金が無ければ生きていくことはできません。

やはり、これが一番のホンネではないでしょうか。当然これらのことは働いている人皆がわかっていること。なので、わざわざ面接やエントリーシートで語る必要はありません。

自分自身が成長するため

仕事を通じていろんな体験や経験を積み、それらが自身の成長につながります。これがないと、世の中の当たり前のことを知ること無く年月が過ぎ、いわゆる世間知らずになってしまいます。

具体的にはコミュニケーション能力や交渉力、状況把握する機転の効く頭の使い方などがそれにあたります。社会に出ると様々な壁や失敗、自分に対する風当たりの強い人などの困難に遭遇します。

それらをうまく対処できないと人生で損をする場面が出てきます。そのために企業という環境の中で鍛錬し、社会でうまく生きていく処世術を身につけることができます。

人脈を増やし、自分の人生を豊かにするため

「人脈は宝である」という言葉があるように、人生の中で何者にも代えがたいものが人脈です。

人脈があることで、あなたが一人では考えられないような意見を聴くことができることや、休日などを共に過ごす仲間ができます。

同僚や先輩、上司に後輩などそれぞれ異なる世代や性別の人と関わることで、自分の知らなかった世界を知るきっかけにもなります。

学生時代とは違う距離感と仕事での付き合いから生まれる刺激が人生を豊かにしてくれます。こうしたものは就職して企業の中にいないとなかなか作り出せないものです。

毎日、充実感で満たされている人の多くは、人脈を大切にしています。

就活の場でよく聞かれる「あなたにとっての仕事とは何ですか?」

先程までは本音を考えてみましたが、就職活動の場ではある程度の建前を言うことも必要です。

建前といっても嘘や思ってもいないことを言うわけではありません。面接官がなぜこの質問をしたのか?と理由を考えてみてください。

「あなたにとっての仕事とは何ですか?」と聞かれた時の一番のポイントは「あなたにとっての」という部分。そこから面接先の企業の業務内容や企業理念につなげて話す必要があるのです。

自分のことを語るだけ・・・の答え方では、なかなか成功しません。面接官の言う「仕事」の本質とエントリーシート対策を進めていきましょう。

面接で問われる「仕事」の意味

面接で質問される中での働くとは、世の中一般の仕事の他に、「自社の業務」ということが含まれています。

つまり、「あなたにとっての仕事とは何ですか?」とは「あなたにとってこの職場で実現したい仕事とは何ですか?」と言い換えることもできます。

例えば、広告業界への就職を希望している場合、この質問に対して「会社に貢献できる人材になることです。」でも間違いではありません。

ですが「人に喜んでもらえることをすることです。御社の広告が、クライアント企業の商品(サービス)と消費者をつなぐことで実現できるのではないかと思い、応募させて頂きました。」といった形で応募先企業のことを絡めた回答ができると良い印象を与えることができます。

グループディスカッション対策も万全に

また、「働くとは?」の回答だけではなく、グループディスカッション対策も重要になってきます。グループディスカッションでは、自分の意見をしっかり持つことも大切ですし、他人の意見を取り入れ、尊重することも同じくらい大切です。もう少し細かいことをいえば、制限時間への配慮や場の雰囲気を和ませる力もプラス評価に繋がります。面接と考えず、この企業の社員だったとしたら・・・と想定して参加するのがポイントです。

エントリーシートの「あなたにとって働くとは?」を回答するコツ

世の中には就活に役立つたくさんの情報があります。その中には、エントリーシートの模範回答も溢れていて「働くとは?」の答えも見つかります。ですが、それらを書き写すことは絶対に止めておきましょう。

エントリーシートを見る担当者の目は当然肥えていますので、すぐに見抜かれてしまう上、ネットで文面検索を行えば簡単に類似した文章が出てきます。

少し表現を変えただけでは担当者の目に留まるようなエントリーシートにはできないでしょう。ある程度の決まり文句を使うことはあると思いますが、必ず自分の思いや経験を交えながら、改善させていく必要があります。

もちろん応募する企業ごとにその会社の特色や業務に関する記述をし、オリジナリティを高めるのが最善と言えますが、あなたの考えや思い、自己分析を書くだけでも、担当者が見ると「他人とは違う何かを書いている」と目に留まるものです。

そして、そこから熱意が伝われば選考の次のステップへ進める可能性が高まります。

具体的な構成としては、文頭に自分の考える仕事の定義を書き、そこからそれに至った経緯や自身の思いを簡潔にまとめて書きます。

詳しくは面接の際の返答を行うために残しておくといったテクニックも必要です。そして最後に企業で行う業務につながるポイントを書いてまとめます。

自己PRと同じくらい重要視される部分ですので、手を抜かず絶好のアピールチャンスだと思ってしっかり書きましょう。

働くとは?と頭の中で考えていても、浮かんでは消え・・・を繰り返してしまうので、心のままに紙に書き連ねてみてください。小論文や作文のようなかっちりした構成やですます調にする必要はありませんし、話をまとめようとしなくてもOK。目で見える文字にしていくことが大切なので、単語の羅列だけでも考えが整理されていくと思います。

職種によって変わる「私にとっての仕事の意味」

あなたにとって働くとはどういうことなのかを深く掘り下げた時、社会人としての立場から考えることが多いと思いますが、次は職種による変化を見てみましょう。

応募する職種によって仕事の内容が変われば、仕事をする意味も変わってきます。

当然扱う物も職場環境も違いますので、それに合わせた仕事の意味を考える必要があるのです。

面接での質問に答える際、「社会貢献」や「達成感」といった一言を多用しがちですが、何に対する貢献ができて、どんな達成感を得られるかといった方向性を示せるような回答が求められます。

事務関連の仕事とは「他人の役に立ちたい」という意思が大切

「働くとは傍(はた)を楽にすること」と言われることがあります。スキルや経験、個性を他者のために活用していくという考え方です。

事務関連業務は他人のサポートをする立場が多くなりますので「他人の役に立ちたい」という精神が必要です。

自分自身の手で何かを生み出すわけでも、直接ユーザーや消費者からお礼を言われることがないため、やりがいの部分は薄いかもしれませんが「会社が円滑に回っているのは自分のおかげだ」と自信を持てる仕事です。

ですので、事務職に就く際に仕事の意味を問われた場合、自分がどれだけ人のサポートをしてきたか、サポートした人がスムーズに目標を達成することに喜びを覚えることなどを取り入れながら、奉仕の精神をアピールするとよいでしょう。

現場の仕事とは「やりがい」と「自分の成長」を軸に

現場での作業は実際に物に触れる「やりがい」と同じ現場で働く人から学ぶ「自分の成長」が働く意味になるのではないでしょうか。

考え方としては、実業務では体力面などの厳しさはある程度予測できるので、それを乗り越えられる理由とやる気を示すような回答をしましょう。

人間関係は体育会系であることが多いので、学生時代の運動部での経験などがあれば、そこから学んだことを交えながら、社会人の仕事として取り組んだ際に学べそうなことを想像して、仕事とは何かを考えておくと、あなたの強みとなるでしょう。

まとめ

就活で問われることの答えとしては、就職するためだけではなく、その先を見据えた可能性や会社に利益をもたらす人材となるかを示す必要があります。例文を真似したり、感想文のようなスピーチでは面接官たちの目には留まりません。

目先の就職という事柄だけにとらわれていると「仕事とは何ですか」と質問されても、その意図が分からず、つまずいてしまう可能性が高いです。

この質問では、「先を見る力」も問われているのではないでしょうか。

定年まで会社員として働きたい、人気企業に就職したいというのもひとつの価値観ですが、ベンチャー企業や異業種への挑戦もありだと思います。若い内は特に行動力が大切ですから。

自分の中にある「仕事」に対する本音と建前を整理しておくと、就活だけでなく今後自分が目先の仕事で困難に遭遇した時、「何のために仕事をしているのか」を見直すきっかけになります。自己分析の一環として是非考えておきましょう。

就活のやる気が湧いてくるQ&A

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定年まで働き続けられるか不安・・・

面接やスピーチなど誰かに向けて話すのではなく、まずはただ自分のためだけに働くとは何なのか考えてみたことはありますか?

 もし働き続けることに不安や疑問を感じているのなら、少し哲学的な考え方も取り入れてみましょう。

「悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する。成り行きにまかせる人間はみんなふさぎこんでいるものだ(アラン)」
「もっといい時代があるかも知れないが、これはわれわれの時代なのだ(サルトル)」
「職業は人生の背骨である(ニーチェ)」
「愚か者は、幸福が遠いところにあると思いこんでいる。賢い者は、幸福を足元で育てている(ジェームズ・オッペンハイム)」

 以前と比べると、哲学は身近なものとなりましたから、やさしい言葉でまとめられている本を1冊2冊持っていると、あなたを元気付けてくれるかもしれませんね。

また、哲学以外にも、同じ不安や悩みを抱えている人を知ることも大切です。Yahoo!知恵袋、教えてgooなどのQ&Aサイトは、他人の考えを知るだけではなく、自分自身で質問することもできるので、おすすめです。匿名だからこそ相談できることもあると思います。

社会貢献のために「働くとは?」

就職の面接で「あなたにとって働くとは?」と質問されたら「社会貢献のために~」という台詞が普通に使われると思います。ですが、社会貢献とは具体的に何なのか考えてみたことはあるでしょうか。単に面接官の印象が良くなると思って使っていると、突っ込まれた時に困ってしまいます。

社会貢献の意味を調べてみると「社会の利益になる行為のこと」を指していますので、かなり幅広いです。意味は似ていますが、社会への恩返しと解釈する人もいます。

ですが、就活における面接では、あなたが属することになる企業と社会をどう繋げていくかが「社会貢献」の鍵になります。つまり、面接官は社会ではなく、会社の成長に貢献してくれる人材を探しているのですから、その辺を強くアピールする必要があるということです。

そのためには、自分に出来ることは何か、どんな仕事をやりたいかといった自己分析や、企業がどんな人材を求めているのかを知る必要があります。

社会という大きな視点は必要ありません。それよりも、これから面接を受ける企業の視点を忘れずに面接対策をしていきましょう。また、企業がインターンシップ制度を導入しているなら、積極的に参加してみて。社会貢献についての考えがまとまる良いきっかけになるでしょう。

学生時代、バイトに打ち込んでいた人も多いと思いますが、雇用形態にかかわらずあなたなりの社会貢献をしてきたでしょう。そういった経験も面接に活かしてみてください。

既婚女性にとっての「働くとは?」

働くとはどのようなことか?

社会貢献や他者を楽にしている、やりがいがあるといったことも当てはまりますが、やはり一番は生活するためです。ですが、女性は結婚すると仕事を一生懸命頑張るというよりは、家庭といかに両立できるかが重要です。

「生活していく」という部分は男性のほうに責任が大きくなり、「家庭を守る」という責任は女性が担うという家庭は今も多いです。

子どもを作るとなると、女性は子ども中心の生活になりますから、色々な面で妥協したり諦めたりするもの。ですが、子育てをより意欲的にこなすためには、社会に貢献しているという感覚を持ち、やりがいを追求していくことも必要です。

そしてやりがいを追求していくと、より大きな感覚である生きがいを感じるまでになる人もいます。

家庭を女性だけに預けるのではなく、パートナーのサポートや、時には周囲の手も借りながら両立を目指していきたいですね。

障害者にとっての「働くとは?」

障害者にとっての働くとは?健常者にとっての働くとは?

仕事内容は違っている場合が多いですが、働くとは?という根本的な部分は同じです。

ただ、障害者本人がやりがいが欲しい、人のために貢献したいといった働く意味を見出すのは、社会人になってからではなく、子ども時代からの積み重ねが大切だと言われています。

出来ないこともあるかもしれないけど、働くこと自体は楽しい、お金のために働く必要があるんだと思えるように、家族や学校の先生たちが教えていきます。

仕事に自己実現は求めてもいいの?

高校生~大学生くらいになると、自分の将来を思い描いたり、レポート作成を通して働くとは?自己実現とは?について考える機会が多くなるでしょう。

自己実現を求めても良いのかということですが、仕事観は人それぞれですから、自由に解釈できます。

自己実現は、その言葉通りに受け止めると、自分の夢や目標を叶えることをイメージする人は多いです。確かに当てはまるのですが、それだけではなく、自己実現とは他者から認められたり、社会と繋がっていたいといった欲求も含まれています。

つまり、働くことで得られる自己実現とは、自分を優先するのではなく、会社の中で自分という人間を活かしていくものだという解釈になります。まずは、同じ部署で働く人たちや顧客を楽させたり、喜ばせたりすることから始めてみましょう。

→「働くとは?」の問いに答えてくれる名言・格言たち

・過去には感謝を 現在には信頼を 未来には希望を(オットー・ボルノー)
・意欲のある者のほうが 能力のある者より多くをなす(ガブリエル・ムーリエ)
・経験とは 皆が失敗につける名前のことだ(オスカー・ワイルド)
・人を信じよ しかし その百倍も自らを信じよ(手塚治虫)
・職業は人生の背骨である(ニーチェ)

ネットで偉人たちの名言が出てきますし、書籍もたくさんあります。辛い時、迷った時に役に立つと思います。

「働くとは」をテーマにした本はたくさんありますから、amazonのレビューを参考に何冊か読んでみてはどうでしょうか。

道に迷った時や悩んだ時、本はあなたを予想以上に元気付け、新しい気づきを与えてくれます。名言や格言も良いですが、書店で今の自分にピッタリな本を探しに出かけましょう。

または、就職サイトの研修やセミナーに参加するのもおすすめです。様々なテーマを扱っていますし、どれも無料なので申し込んでおいて損はありません。

エントリーシートと履歴書の違いは何?

上で就活が上手くいくためのエントリーシートを書くコツについて触れましたが、エントリーシートと履歴書の違いは知っていますか?

違いを挙げるならこのようなものがあります。

・エントリーシートは企業側が用意する/履歴書は市販か、学校側が用意する
・エントリーシートは主に将来を書く/履歴書は主に過去を書く
・エントリーシートは自分をどう表現するかが大事/履歴書は経歴を正確に書くことが大事

あなたが考える「働くとはどのようなことか?」という部分は、履歴書のスペースではなかなか表現できませんが、エントリーシートや面接で質問された時にはしっかり答えられるようにしておきましょう。

グループディスカッションが怖い・・・

あなたが学生さんであれば、「あなたにとって働くとは?」と面接で聞かれた時の回答はもちろん、様々な面接対策を積み重ねていると思います。

ただ、面接の中でもグループディスカッションは、どんなメンバーか分からないですし、話がどう進んでいくかも検討がつかないので、恐怖心すら持っている人もいます。

グループディスカッションというのは、テーマやメンバー、話の展開に関係なく、要は「チームに貢献できたか?」という点を重視していけば、大きく道をそれることはありません。

就活だとどうしても応募者に対してライバル心を持ってしまうものですが、一旦それは忘れてチームみんなでこの場を乗り切るそ!という気持ちを持つと、一体感が生まれ活発な議論が交わされるでしょう。

あとは議論し合う空気に慣れるために、練習あるのみ。働くとは?はもちろん、色んなテーマでやってみてください。その時、議論の様子を動画で残していると客観的に自分を見ることができます。また、グループディスカッションのセミナーや講座に参加するのもおすすめです。

グループディスカッションを知ることで恐怖心はどんどん和らいでいくものです。避けるのではなく、あえて積極的に対策していきましょう。