手取り15万円は転職を考えたほうがいいのか?支出の内訳から生活費を見直してみよう

給料

みなさんは毎月貰っているお給料は手取りでどのくらいでしょうか。

生活費との兼ね合いもあると思いますが、毎月15万円以上の収入は欲しいところですよね。

なぜ、15万円という数字が出てきたのか。そして手取り15万円は転職すべきなのか。これを検証してみましょう。

(※手取り15万円は、総支給(基本給+諸手当+残業代などの基準外給与)で考えると約20万円になります。)

手取り15万円で一人暮らしは出来る?

手取り15万円と言うと、新入社員の給与に近い金額ですから、正社員で3年目、5年目だと、手取り15万というのは少ないほうになると思います。手取り額だけでみると、派遣社員のほうが多くもらっているかもしれませんし、勤務時間によっては最低賃金以下になってしまう人もいるでしょう。

社会人になることをきっかけに一人暮らしを始める人は多いですが、実際に生活してみるとお金のやりくりに苦労してしまいます。

フリーターだから不安とか、正社員だから安心ではなく、手取り額も大きく影響しますよね。

みんなは一体どんな内訳で生活しているのでしょうか。

そこで、手取り15万円で一人暮らしをする場合、どんな場合に、どれくらいのお金を必要とするのか、使い道やお金の割合について解説していきます。

手取り15万円なら家賃は4.5万円まで

 古いアパートよりもセキュリティがしっかりしているマンションがいい、バス・トイレ別がいい、2階以上に住みたい、クローゼットは広いほうがいい、南向きが良い等、初めての一人暮らしとなると、貯金がなかろうが、収入が少なかろうが、こんな部屋に住みたい!という理想があるものです。

ですが、住まいにかかる費用は一度契約したら食費のように節約はできません。だからこそ、無理のない範囲で選ばなくてはいけません。

一般的に言われているのは、手取り額の3割以内に納めるというものです。つまり手取り15万円だと4.5万円ということになります。なかなかギリギリの割合ですね・・・。

もしくは、ボーナスがあるなら年収の3割と計算する考え方もありますが、病気や怪我など、もしもの時を考えると貯金もしておきたいですし、支給されないとなったら大変です。ボーナスのような臨時収入は生活費の足しにしないほうが堅実な生活ができると言えます。

 主要都道府県の家賃相場

手取り15万となると、その使い方は重要です。

手取り15万円・一人暮らし・ワンルームのアパートを借りた場合、どんな割合になるか実際に見ていきましょう。

まず、東京都内の家賃相場は関東の中でも非常に高いです。1部屋の賃料の全国平均が48681円に対して、都内だと67016円にもなります。平均よりも2万円近く高いですね。やはり都内の物件は狭くて古いアパートでも結構しますから、一人暮らしをするために地方から上京を考えている人はきっと驚いたでしょう。

ちなみに、都内の物件を見に行くなら混み合うことが予想されますので、土日は避けたほうが無難です。

東京都内
家賃:平均で67016円
敷金:家賃の2ヶ月分
礼金:家賃の1~2ヶ月分

※敷金・礼金については、首都圏の平均的な数字になります。<

東京都の隣接県
埼玉県:49793円
千葉県:50259円
神奈川県:55177円
山梨県:39530円

神奈川県以外は、平均に近い数字になっています。山梨県に至っては全国平均よりも1万円近く安いですね。関東地方は家賃が高そうなイメージはありますが、家賃相場が低い地域、駅もたくさん見つかります。

もしくは、ルームシェアという方法もあります。最低限のルールは作らないといけませんし、皆が気持ちよく住めるような気遣いも必要ですが、気心知れた友達なら楽しい毎日になりそうです。手取り15万でもルームシェアなら家賃を上げることができますので、良い条件の物件を選べることもメリットです。

関西地方や、他の地域も見てみましょう。

関西地方
大阪府:52448円
京都府:50607円
兵庫県:48766円
奈良県:42568円
その他の地域
北海道(札幌):42746円
愛知県(名古屋):45273円
福岡県(福岡市):44477円

【参考:全国賃貸管理ビジネス協会| 2017 2月

引越しをして生活費を節約したいと考えているなら、安くしてもらえるよう交渉してみるのも手です。とはいえ、家賃を安くしてもらうことは厳しいですから、初期費用の値下げは可能か聞いてみてください。

手取り15万は決して多いとは言えないお給料ですから、ひとつ使い方を間違えてしまうと大きな痛手になってしまいます。慎重に検討したいところです。

空室をできるだけ埋めたいと考えている大家さんからすると、多少の値下げに応じてでも入居してもらいたいと考えていますから、意外にスムーズに話が進むことが多いです。

最近では敷金・礼金が0円の物件も増えてきましたので、情報収集が節約の鍵を握っています。

既に一人暮らしをしていて、3割を超える家賃を支払っているなら、引越しを検討するか、生活費を節約するかしないと、貯金するところまで辿りつけません。というか、生活自体も厳しくなります。

引越しをしたところですぐに元が取れる訳ではありませんが、5000円安い部屋に引っ越すと1年で6万円も浮く計算になりますから侮れません。

事故物件に注意!

手取り15万だと家賃が5万でも高いですが、仮に家賃6万円+新築で広い部屋を見つけたとしたら、多少無理をしてでも飛びつきたくなると思います。6万なら他を節約したら何とかなりそうな気がします。ですが、相場を無視した家賃の設定は、何かあると思ったほうが良いです。

事故物件の告知義務については明確に決められているわけではありませんので、あまりにも安すぎる物件は慎重に検討する必要がありそうです。

一人暮らしの食費は2万円を目安に

使い道が定まっていない内に、いつの間にか生活費が減っていくなら食費が影響している可能性は高いです。

一人暮らしの食費は自炊をすれば2万程度に抑えることができますが、外食がメインになると場合によっては2倍くらい高くなってしまうので注意してください。

食費の節約のために自炊するのは、健康面にも良い影響を与えます。スーパーの特売日を活用して、バランスの取れた食事を心がけましょう。コンビニはとても便利ではありますが、基本的にどれも高いですから出来るだけ使わないようにするのもポイントです。

あとは、ダイエットがてらお菓子やお酒代を減らしてみるのもおすすめ。月単位で見ると数千円~1万円くらい節約になることもあります。週3回は外食しているならそれを週1にするだけでも、簡単に節約できます。

食事は、休日に1週間分まとめて作り置きしておくと、お弁当も簡単に用意できるので、時間を有効活用できますよ。日々楽しみを見出せるような節約生活を目指していきましょう。

女性の一人暮らしは難しい?

手取り15万円で女性の1人暮らしは可能ですが、美容や洋服代、交際費にお金をかける傾向がありますので、考えなしに使っていてはあっという間にお給料がなくなってしまいそうです。やはり節約する意識を高めなくては生活が苦しくなってしまうでしょう。

とはいえ、物件選びは安さだけにとらわれてはいけません。家にこだわりがないなら家賃3万円くらいの古いアパートもあるにはあるでしょうが、女性を狙った犯罪から身を守るための設備や条件をある程度満たした所を探す必要があります。

例えば・・・
オートロック/防犯カメラ/管理人常駐/女性専用/2階以上/ドアホン/マンション(アパート)周辺が夜でも明るい/エレベーターに窓がある 等

都内では築年数が結構経ったアパートでも安いとは言えないのに、これだけの条件を満たすとなるとどうしても家賃が高くなってしまいます。全ての設備・条件を満たすことはできませんが、これらを意識して物件探しをすることは大切です。

また、自分自身でできる防犯対策についても勉強しておきましょう。
帰宅したらまず鍵をかける(窓も)、洗濯物を夜間に干さない、男性用の下着を干すなど、調べてみると色々見つかります。

犯罪者は、狙いやすい女性を探しますから、防犯対策をする意識そのものが犯罪者を遠ざけることにも繋がります。仕事柄、残業が多くて夜遅くの帰宅になりがちの人は、特に用心してください。

生活費を見直してみる

通帳

生活費とは、自分が生活していく上で必須となる費用のことです。

現在の給与で問題ないかどうかは生活費によって変わってきます。東京か地方か、家賃やローンの有無、その他維持費がかかるものを所有しているかという部分で大きく違いがあります。

水道光熱費の見直し

水道光熱費は生活の根幹となる必ず必要な費用です。地域や設備、季節によって差異は生じますが、一人暮らしの場合、すべて合わせて1万円ほどではないでしょうか。

まずは自分が毎月どれくらいそれぞれに支払っているかを、1年間の領収書を集めて見直してみることをおすすめします。見直してみると、夏場と冬場は冷暖房を使用するので電気代が上がります。

しかし夏場はガスの使用料が減り、冬場は逆に高くなることが多いため、年間を通して最も水道光熱費が高くなるのは冬場です。

振り返ってみて、毎月の料金があまりにもばらつく場合は日頃から節水節電を心がけ、夏場と冬場に5000円以上料金が上がっている場合はそれぞれの季節の過ごし方を見直してみてください。

家賃や住宅ローンなどの見直し

家賃と住宅ローンに関しては、減額することが難しい部分です。

賃貸マンションであればアパートなどに引っ越すことで場合によっては家賃が3万くらい節約できるかもしれませんが、引っ越し費用や敷金礼金を計算するとトータルで余計に出費が増え、下がった家賃で元が取れるのが1年以上先ということもあります。

特に関西地方では、敷金礼金が高い代わりに家賃を低く設定して、長く住んでもらうことを想定していると言われていますので、頻繁な引っ越しは避けたほうが良さそうです。

また、奨学金の返済をしなくてはいけない場合は、より慎重に計画を立てなくてはいけません。経済的な事情や病気や事故でやむを得ず返済できない時は、猶予願を申請できますが、どの道、返済しなくてはいけないお金です。手取り15万ではとても大変でしょうが、ボーナス時に繰上返済するなどして、できるだけ早く奨学金から開放されたいですよね。

生活に必要な車などの維持費

維持費のかかるものとして最も代表的な物は車ではないでしょうか。通勤に利用している場合はこれがないと仕事もできないです。

ただし、出費を少なくする方法がないわけではありません。乗用車に乗っている場合は、自動車税の安い軽自動車に乗り換えることや、長距離の通勤でない場合は原動機付自転車に乗り換えるなどの代替案があります。また、勤務先付近に引っ越すというのも1つの方法です。

引っ越し費用や毎月の家賃はかかりますが、毎月自動車にかかるガソリン代や保険料などをまとめてみると、意外に家賃と同じくらいかかってしまっていることもありますので、一度調べてみるとよいでしょう。

通信費を見直す

今や生活に不可欠なインターネットやスマートフォンなどの通信費。たくさんの会社が様々なサービスやプランを提供しています。

CMなどで各社が今よりも安くなると宣伝していますが、本当に安くなるとは限りません。自分の使い方や環境によっては結局高くなってしまうことがあるので、見極めることが必要です。

一般的に、自宅の回線とスマートフォンの回線を同じ系列の会社でまとめると安くなる傾向にあります。

特にこだわりがない場合はそういった割引が適用されるサービスを活用しましょう。

食費と娯楽費を見直す

この2つが最も見直しの余地がある部分です。もちろんゼロにはできませんが、減らすことは比較的容易です。

食費に関してはよく自炊をすると減らすことができると言われていますが、ガス代や食材費がかかりすぎることも多くあります。特に最近は野菜の高騰もあり、一概に自炊=安いとはなりません。

自炊で安くするコツは、1回の調理で作り置きしてストックしておくこと。こうすることで、時短しながらガス代を節約できます。

自炊に自信がない人は毎月の収入から食費を算出し、1食に使える金額の中でスーパーのお惣菜やお弁当を安く買える時間帯に購入するといった工夫をすれば、出費を抑えることが可能です。

娯楽費は趣味の他に会社の付き合いで飲みに行く時にもかかりますが、無理に付き合うことはせずしっかり断る勇気も必要です。

交際費の節約も検討しよう

交際費というのは、友達付き合い、仕事上の付き合い、恋人との付き合いなど外でのお付き合い全般に使われる言葉です。

居酒屋へ行くだけでも数千円飛んでしまうので、片っ端から断りたい気分にもなりますが、交際費をケチりすぎると人付き合いに問題が起こってしまいそうです。

交際費を減らすコツとしては、飲み会へ行くなら二次会は断る、家飲みにする、こちらの事情を理解してもらうことが大切です。

見直した結果から手取り金額の妥当性を確認する

貯金

手取り金額の妥当性とは、今後もその手取りで生活していくことが可能かどうかということ。

自分の毎月使っているお金がわかると、手取りの金額でこれから先の生活が見えてきます。ギリギリ生活できるものの、余剰がないというケースがどうなるか考えてみます。

病気や怪我などに対応できない

手取り15万で本当に辛いのは、働けなくなってしまった時かもしれません。

万が一病気や怪我で、治療費が必要になった際に余剰がないので、支払うことができない可能性があります。

また、手取り15万という問題だけではなく、時給制で勤務している場合は、働くことができない期間が発生するので、それだけ収入が減り、来月の生活が厳しいものになります。

そのような場合の為に生命保険があるのですが、その保険料も捻出できないくらい余裕のない生活を送っている人は多いです。

確かに手取り15万だと、いくら条件の良い商品があっても加入できる生命保険は限られてはしまいますが、最近は商品が豊富にありますから、あなたの家計に合ったものもきっと見つかるでしょう。

ただし、安さだけにこだわるのではなく、家族構成や勤務形態などあらゆる要素を考慮して選んだほうが良いので、プロに相談するのはおすすめです。生活に余裕もあって安心もあってというバランスが取れた商品を教えてくれます。

また、ライフプランに合った生命保険に加入するためには、数年毎の見直しも大切です。

貯蓄できていないと婚期を逃すかも

毎月一定額を貯金していくことは、将来のためにも大切ですよね。

現在一人暮らしでも結婚する自分を漠然と思い浮かべることもあると思いますが、お金は漠然と考えては貯まりません。一生懸命仕事をしているのに、貯金はほとんどないという人もたくさんいます。今は結婚も恋愛も考えられない人は少なくありません。

ですが、結婚相手が現れてから・恋人が現れてから慌てて貯金を始めては、婚期を逃してしまうかもしれません。子どもが欲しいならなおさらです。赤ちゃんが1歳になるまでにかかる費用は月4万円ほどと言われていますが、妻はすぐに働くことができませんから、貯金が重要になってきます。貯金なし・夫の手取り15万円だけで子育てしていくのは非常に厳しいです。

結婚どころか恋愛はご無沙汰という場合でも、結婚願望があるのなら貯金は先に始めておくべきです。

できれば、毎月2万円くらい貯金できると良いですね。2年で50万ほどの貯金が可能なので、結婚資金になります。収入が低いとどうしても貯金・貯蓄は後回しになりがちですが、それでは人生設計は立てられません。

どんな新婚生活を送りたいのかを一度想像してみてください。特に男性のみなさんは、結婚とお金は深い繋がりがあるので、貯金はくれぐれも大切にしてください。またお金だけの問題ではない子育てについても真剣に考える時間を持つようにしましょう。

貯金計画を立てよう

目標とする貯金額を決めるのはとても良い事ですが、いきなり年間貯金100万円だ!と意気込んでも、達成は難しいでしょう。

手取り15万で一人暮らしだった場合、短期間でたくさんの額を貯めることは難しいです。苦しい思いをしても長続きしませんし。

ですから、無理のない範囲で毎月の貯金額を決めて続けていきましょう。継続していくことで、気付けば年間貯金100万円達成も夢ではありません。手取り15万であっても、貯金は独身の内から始めておいてください。

貯金の仕方は色々ありますが、世の中に溢れている節約術の中でも簡単にできるものから始めて、少しずつハードルを上げていく方法がおすすめ。

毎月の貯金額を決めておく/給料が振り込まれたら一定の金額を貯金用口座に移す/財布の中に余分なお金は入れない/家計簿をつける/固定費をもっと安くできないか検討する/貯金専用の口座を作る/寮に入って家賃を抑える 等

ちなみに、30代男性の平均貯金額は400万円を超えているのだとか。これくらい貯められる人は収入もそれなりにもらっているのでしょうが、収入が低くても貯金の仕方次第では、無理なく貯められます。

1人暮らしを始めたばかりだと、生活費をやりくりして貯金に回すのはとても大変だと思いますが、気軽にできる節約術もたくさんあります。あなたに合った貯金の方法を見つけて、コツコツ実践していきましょう。

たとえ小銭であっても地道に続けていけば、手取り15万は変わらないのに、いつのまにか100万貯金、200万貯金を達成することも十分可能です。とにかく続けることが一番大切です。

実家暮らしの場合はどうなのか

実家暮らしをしている場合は一人暮らしよりも、余剰を生み出しやすい傾向にあります。

手取り15万と多いとは言えないお給料であっても、社会人ですから家に入れるお金はいくら・・・と決めている人は多いと思います。実家暮らしであれば、一人暮らしで家賃や水道光熱費などを払っていくよりは格段に安いのではないでしょうか。

それだけ貯蓄や娯楽費に当てることができるので、いくらか家に入れるお金が必要だったとしても、やりくりにはそれほど苦労しません。飲み代や洋服代などに使い果たして貯金とは無縁でも生活は成り立つでしょう。

ただ、ある程度の年齢になってくると、そろそろ自立したいという気持ちが芽生えてくるものです。特に28歳、29歳あたりは、三十代を意識するようになり、手取り15万で自立した生活は難しいのではないか、結婚はできるのかと色々不安を抱えることも多いです。

余剰の有無が転職のポイント

履歴書

手取りを増やす方法として、転職をすることも方法の1つです。

現状の手取り15万で貯金ができていない場合、将来への不安から今の給与よりも高い企業への就職をしたいと思い、転職活動を始める人はとても多いです。計算してみると最低賃金以下に・・・なんてことになってしまうと、働く意欲も湧いてきません。

転職理由がちゃんと話せる企業を選ぶ

いくら給与がいいからといって、安易に応募することは避けましょう。面接の際に給与面だけで応募しても、志望動機が説明できず悪い印象を与えるだけです。

給与面以外で、自分が働きたいと思う動機を持てる会社を探すことが大切です。

福利厚生をチェックすること

給与以外に福利厚生もしっかりチェックしましょう。

場合によっては家賃や食費、通信費補助、社宅・寮などが用意されていることもあり、それらを利用することで生活にゆとりを持たせることが可能になります。

逆に税金や保険料、年金を自身で支払わなければならない場合も存在します。会社側で支払うことが明記されていないと、自治体や収入によっては、毎月合計で3万円~5万円ほど収めなければならなくなりますので、注意が必要です。

ちなみに、正社員で手取り15万の場合だと、厚生年金で差し引かれる金額は12000~16000円の間になると思います。

昇給のチャンスはあるか

サラリーマンを長くやっていても、年功序列で給与が上がっていく会社は少なくなってきました。

役職手当などで昇給することはあっても、なかなかそのチャンスがないことも。業種や会社の規模によっては急に倒産してしまう可能性も否定できません。

こうした社会の中で大切なことが、人生設計です。何歳までにどのくらいの収入を得て、どうなりたいかを一度考えてみてください。

自分の収入を上げる為に1つの会社でずっと働くか、技術を磨いて将来的に大手企業への転職や独立を目指すなど、方向性は様々。

もしも、サラリーマンとして何年働いても手取り15万という状況から抜け出せないと思っているなら、あなたにとって仕事とは何なのか、今一度考えてみてください。

まとめ

将来設計

手取り15万円と言っても、そこからどれだけの余剰が生み出せるかは人それぞれ。

15万円でも無理のない節約生活で毎月貯蓄できている人もいれば、贅沢は全くしていないのに生活するだけで辛いという人もいると思います。

転職を考える際には、給与と福利厚生を確認し、将来設計もして企業を選ぶことが重要です。三十代よりも二十代のほうが転職のチャンスに恵まれやすい点を考えると、情報収集だけでもすぐに始めておいたほうが良いでしょう。

もちろんお金だけではなく、自分のやりたいことや夢、手につけたいスキルに合わせた職種選びも大切ですから、自分が転職したい一番の理由を明確にしてから、豊かな人生を送れるような働き方を考えることが重要です。

手取り15万円の生活についてQ&A

手取り15万円でも車は持てる?

地方に住んでいると、車持ちでないと生活できない場合もありますし、男性は車をいじるのが趣味だという人も多いですよね。

手取り15万円で車を持つことは可能ではありますが、大きな買い物になりますし、手に入れたとしても維持費がかかることを考慮しなくてはいけません。

維持費は、駐車場料金・税金・車検の費用・社会保険料・ガソリン代と色々ありますし、修理が必要になることもあります。さらに、ローンで購入した場合はこうした維持費に加えて車のローンの返済にも追われることになります。

軽自動車に乗るとしたら、維持費は月1.5~2.5万円くらいが平均的な金額(普通車だと3~4万円)ですから、手取り15万円でのやりくりは可能だと言えます。ですが、車のローンも・・・となると、よく検討しなくてはいけません。

手取り15万の中からやりくりしていくなら、頭金を用意して、できるだけ負担を軽くしておくのが理想ではあります。それが難しいなら、車のローンがいくらなら生活に余裕が持てるのか、しっかりシミュレーションしていきましょう。あとは、金利が低い商品を選ぶのも大切です。

ペットを飼うことはできる?

ペットを飼うなら、当然可愛がるだけではなく、餌代が必要ですし、病気や怪我で病院にかかることもあります。季節によってはエアコンを一日中稼動させてペットの健康を守らなくてはいけない場合もありますから、電気代もそれなりにかかります。

そして、寿命がくるまでお世話ができるのかという点もしっかり考えなくてはいけません。例えば長生きの犬種だと15年以上は一緒に生活することになります。シニア犬になると医療費は一気に増えますから、そういう面も考慮しなくてはいけません。

手取り15万円ということを考えると、犬や猫といった飼育費用が高くなってしまうペットは慎重になるべきですが、ハムスターや文鳥といった、購入費用や飼育費が安いペットなら、十分に面倒を見てあげられるでしょう。

「手取り」と「額面」違いは何?

求人情報に給与という項目がありますが、これは税金や保険料を天引きされる前の金額になります。これを額面給与と言います。

そして手取りは、所得税や厚生年金などが天引きされた後の金額になります。額面の80%くらいが手取りとなるのが一般的です。手取り15万の場合は19万円くらいが額面給与という事になります。

「年収」「月収」「月給」似ている言葉いろいろ

手取りと額面だけではありません。似ているような言葉は他にもあります。微妙な違いですが、把握しておきましょう。まず「年収」は額面給与×12ヶ月分のことです。

そして「月収」は年収を12で割った金額になります。例えば、月収15万ならボーナスや残業代が含まれているということです。手取り15万と月収15万とではかなり意味が違ってきますよね。

最後に「月給」ですが、これは基本給と同じ意味。残業代・ボーナス代といった変動する手当ては含まれません。

お給料って複雑ですね。普段は気にしなくても問題ありませんが、転職となると募集要項を正確に把握しないといけません。転職エージェントの求人を見てみると、記載内容がバラバラなのでこうした細かい言葉の意味を理解するのは大切です。

手取り15万って新卒なら普通だよね?

厚生労働省の調査によると学歴別の初任給は以下のようになっています。

・大学院修士課程修了:22.8万円
・大学卒:20万円
・高専、短大卒:17.4万円
・高卒:15.8万円

天引きされる前の金額なので、80%が手取りとした場合、大学卒なら手取りは16万円という事になります。大学院卒でも18万ちょっとです。

手取り15万円という金額は新卒であれば、平均的ではないでしょうか。

ただ、3年目、5年目となると事情は変わってきます。

大学卒で30~34歳男性の平均給与額は約31万円(手取り約25万)です。昇給に望みなしという事であれば、将来のためにも転職を検討するのは早いほうが良いでしょう。

学歴なんか関係ないと言われることも多いですが、大学院卒と大学卒でも勤務年数を重ねていくと、年収の差はどんどん開いていきます。高卒・中卒で成功するには、特別なスキルや資格を早い内に持っておくことが大切になってきますので、学歴に影響されない環境を若いうちから作っていきましょう。

ちなみに、初任給の金額は嬉しいよりも、がっかりする人のほうが多いのだとか。保険や税金が天引きされてしまうので、手取り15万の初任給だとフリーター時代のほうがもっともらえてたという人もいるくらいです。

元々お給料が少ない職業だったら?

手取り15万だと生活できないと感じていたとしても、仕事にやりがいがあって辞めたくないという人もいるでしょう。

たとえば保育士。子どもの成長にかかわることができる尊いお仕事ですが、初任給は手取り15万いくかどうかというところでしょう。中には10万円くらいのしかない園もあります。

ただし、保育士だからと言って必ずしもお給料が少ないとは限りません。地域によっては基本給だけで20万くらいもらえる園もありますし、公立保育園なら少しずつ上がっていくことが見込めます。同じ職種でも田舎と都市部でも金額に違いが出てくるでしょう。

仕事へのやりがいと生活の両立は簡単ではありませんが、転職エージェントに相談しながら転職活動をしていくことで、濃い情報を集められます。

手取り15万でボーナスなし・・・一人暮らしはできる?

手取り15万での一人暮らしは、上でもお話したように日々の節約と生活費の見直しは必須です。加えてボーナスなしだった場合はより覚悟しなくてはいけないでしょう。手取り15万という金額は、実家暮らし・田舎暮らしであっても、やりくりは簡単とは言えません。また、手取り15万で時給制の場合は働いた分だけお金になる点はメリットですが、毎月変動するのでそういう意味では不安定だと言えます。

特に計画通りに進まないのは貯金です。貯金はゆとりがないとなかなか難しいですから。ただ、そうは言っても生活するだけであれば、20代独身の内は、手取り15万・ボーナスなしでも、工夫すればそれなりに楽しく節約生活ができると思います。

ですが、5年先・10年先を考えた時、手取り15万以上でボーナスありの企業への転職をできるだけ早く考えたほうが良いでしょう。

今現在実家暮らしで、これから一人暮らしを・・・と考えているなら、少しでも貯金はしてからのほうが安心です。初めて一人暮らしをする人は、誰もがこんなにお金がかかるとは思わなかったと驚くものです。収入を増やせる状況ではないなら、何かあった時のために貯金はあるに越した事はありません。

転職は大きな変化が伴いますから、心身ともに余裕がある若い内に、そして身動きが取りやすい独身の内に積極的に行動していくべきです。

ブラック企業かも・・・と思ったら

手取り15万というだけではブラック企業とは言えませんが、長時間労働は当たり前、休みが取れない、残業代が出ない、パワハラ・セクハラが蔓延しているといった要素も当てはまるなら、一日でも早く転職活動を始めてください。たとえ正社員として入社したとしても、手取り15万に加えて過酷な労働環境では心身ともに健康でいられるはずがありません。

心を病んでしまうリスクもありますし、そうでなくても働く意欲を奪われてニートになってしまうケースもあります。

手取り15万で夫婦2人暮らしは無理?

手取り15万で2人暮らしをしていきたいと考える人には色々理由があると思います。

例えば妻は収入がなく、夫の手取り15万円でやりくりしていきたいというケース。これは無理があると言わざるを得ません。更にボーナスなしなら、より状況は厳しいです。

もちろん、切り詰めようと思えば何とかなるかもしれませんし、必ずしも貧困に苦しむとは限りません。ですが、イレギュラーな事があると、すぐ赤字になってしまいますから、かなり危険ではあります。

手取り15万、貯金なしで二人暮らしを検討しているのなら、数年先を見据えたライフプランを改めて話し合うことをおすすめします。

別のケースとしては、2人とも働いているけど、どちらか一方のお給料は将来のためにまるまる貯金へ回したいと考えているカップルもいます。この場合は別々で暮らすよりもお金は貯まりやすくなりますし、貯金に回すという考えですから挑戦する価値はあるでしょう。

ただし、二人暮らしで手取り15万だけが収入となると、どちらも節約が好きでないと続けられません。パートナーの考えにもしっかり耳を傾けてください。貯金はコツコツ続ける事が大切ですから、無理のない範囲で節約生活を頑張っていきましょう。

手取り15万の使い道は限られていますから、二人で協力し合うことが大切です。

また、手取り15万ではいくら頑張っても難しいことがあります。たとえば子供。

子供1人育てるにもお金は必要ですが、貯金してから考えようでは、夫婦の・・・特に女性の年齢を意識せずにはいられません。そういう意味でも、今一番必要なのは貯金なのか、それとも世帯収入を増やすべきなのかをよく話し合ってみてください。

周りはどれくらい貯金しているんだろう・・・?

友達同士で突っ込んだお金の話はなかなか出来ないと思いますが、内心は結構気になっていると思います。男同士、女同士だとなぜか見得の張り合いみたいになることが多いので、かなり盛った貯金額を言ってしまったなんて人もいるかもしれません。

厚生労働省が2人以上の世帯を対象に調査したところ、貯金の平均額はこのようになっています。

まず、平均貯金額は、全体でみると1820万円なんだとか。そして、40歳未満の平均貯金額は574万円、40歳~49歳になると1065万円という結果でした。

手取り15万円で毎月の貯金額を決めて頑張ったとして、500万円貯金するまでどれくらいかかるでしょうか。仮にものすごく頑張って7万貯金したとしても、6年近くかかる計算になります。

7万貯金なんて実家暮らしで更に節約をしていないと厳しいですから、1~3万くらいが現実的だと思います。

20~30代の独身時代は、生活費だけではなく、旅行や趣味、ファッション、娯楽など、お金を使う誘惑もたくさんありますから、手取り15万で貯金するとなると、我慢との闘いになりそうです。

田舎よりも都市部のほうがやっぱり貯金できる?

都市部は地方に比べて家賃や物価が高いものの、賃金も高いですよね。

例えば、最低賃金を見ても、東京が932円なのに対して、沖縄は714円と200円以上の差があります。都市部ならフリーターであっても手取り15万は普通、職種によっては20万を目指すことも可能です。

地方にお住まいで手取り15万以上の求人がなかなか見つからない、そもそも仕事がないという場合は、都市部への進出を考えたほうが良い場合もあります。

求人サイトを見ても分かる通り、都市部の求人数は田舎と比べると、桁違いに多いです。家賃や娯楽費を上手く抑えて生活できれば、田舎暮らしよりも貯金できる可能性はあります。

営業職で手取り15万は普通?

営業職に就いていて手取り15万だった場合、多いのかそれとも少ないのか?についてですが、DODAの職種別平均年収が参考になると思います。

営業系の平均年収は477万円となっていて、職種別ランキングでは4位。つまり、営業職で手取り15万は少ないほうだということになりますから、転職でもっと上を目指せる可能性は高いです。

手取り15万では生活できないので副業したい!おすすめは?

手取り15万からもっと収入を増やしたいとなった時、まず思い浮かぶのは転職だと思いますが、仕事にやりがいを感じているなら、副業でもして貧困を乗り越えたいと思っている人もいます。

安定性や体のことを考えると、転職活動を頑張ったほうが将来的にもおすすめではありますが、副業をしたいということであればいくつか気をつけて欲しいことがあります。

・副業OKな会社か確認する
・副業の種類や仕事内容など、情報収集する
・一気に儲けようとしない。コツコツ続けることが大切
・本業に差し支えないように、無理な労働はしない
・先行投資をできるだけ抑えられる副業を選ぶ
・在宅でも出来る仕事だと続けやすい

副業を探していると、楽して大儲けできるような仕事もたくさん見つかりますが、上手い話には裏があります。詐欺に引っかからないよう気をつけてください。

手取り15万だと老後が危ない?

仮に手取り15万のままで定年を迎えたとしたらどんな生活が待っているのでしょうか・・・。たとえ親が残してくれた持ち家があったとしても、ローンを組んで何とかマンション購入が叶ったとしても、年金がもらえたとしても・・・。貯金がなければ毎月の生活は赤字になってしまうでしょう。

老後の暮らしは年金と貯金で割と裕福だという時代は恐らく終わりを迎えました。国民年金の未納や収入の低さで貯金ができないなど、これから老後を迎える人たちの多くはこのままでは貧困高齢者と呼ばれるようになるでしょう。

老後の貧困はバリバリ働ける現役時代に低収入だったことが、やはり大きな原因になっています。手取り15万だと今の生活を維持することで精一杯だと思いますが、働ける今だからこそ、老後の生活をシミュレーションする時間は大切です。

2030年には、貧困で苦しむ高齢者が500万世帯を超えると予想されていますが、このままだと自分が当てはまるだろうなと思うなら、今できることをとにかく積み重ねていくしかありません。

節約する、貯金する、求人情報をチェックする、転職エージェントに登録する・・・と、どんどん行動を起こしていきましょう。派遣社員・契約社員であれば、正社員を目指すのも安定収入への道のひとつです。

行動は早ければ早いに越したことはありません。20代だと老後は遠い話で現実味がないかもしれませんが、それでも25歳の自分、30歳の自分ならリアルにイメージできるのではないでしょうか。