ベンチャー企業に転職すべきはどんな人?メリットとデメリットを紹介

転職活動をしているとベンチャー企業の求人をよく見かけると思いますが、ベンチャー企業に転職するということはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

実際の体験談を交えながら紹介していきましょう。

そもそもベンチャー企業とはどんな企業なのか

ベンチャー企業とは、具体的にどんな会社なのでしょうか。なんとなくのイメージはあるかと思いますが、具体的な特徴を紹介していきます。

資本金や従業員数が少なく、売り上げが今はまだ少ない企業

ベンチャー企業と言えば会社の規模や資本金が少なく、まだ成長途中の会社であることが代表的な特徴です。

設立して間もない会社や資本金が少ない会社は、当然規模も小さく売り上げもそれほどありません。そのため人員も最小限に留めており、少数精鋭であることがほとんど。

何かしらの分野で成功した人が旗揚げしていることや、技術を持ったメンバー数人で会社を立ち上げているなど、出発点はさまざまです。

新しい分野を開拓していく企業

基本的にベンチャー企業は、新しい分野のビジネスやサービスに着目した事業を開拓していることが多く見られます。当然のことですが、現在主流になっている事業やサービスを後追いで初めても、大手大企業が存在する分野で成功することは至難の業です。

そこでベンチャー企業は、まだそういった大手企業の着手していない新しい分野や技術に着目してシェア獲得を狙っています。

もしライバルのいない業界や分野で事業を始めて、成功を収めれば「業界の第一人者」として注目を集めることができ、企業の規模も売り上げも大きく伸びることが予想されます。

そうしたことはなかなか難しいのですが、そこに挑戦していくことができるのはベンチャー企業ならではのスピード感や、専門性に特化した人材の知恵があってこそなのです。

刺激があり自分のスキルを試すことのできる環境

ベンチャー企業は新しいことにチャレンジするため、仕事を通じてさまざまな刺激を受け、自分の可能性を広げることができます。誰もやったことのないことを成し遂げるには、自分のスキルを最大限に発揮して、今まで以上に努力する必要があります。

時には挫折しそうになることもありますが、困難を乗り越えると誰も見たことのない世界が広がっていることでしょう。こうした経験が刺激となり、自分を試して成長させていく原動力になります。

ベンチャー企業に転職するメリット

ベンチャー企業に転職するメリットを具体的に3つ紹介します。共通していることは大企業にはない仕事のスタイルを実現できるということです。

新しい発見やチャレンジできる環境で働きたい

ベンチャー企業は誰もやったことのない分野に挑戦していきます。たとえあなたが企画やマーケティング、管理、販売など、同じような仕事の経験者だとしても、新しい発見も多いはず。

常にチャレンジしていく姿勢が必要です。こうした仕事への取り組みは刺激を生み、あなたのスキルだけでなく人間としての経験値を高めることにつながります。

また誰も知らない業界にチャレンジすることは発想力を問われる場面が多いため、自分の意見を積極的に発言し、やるべきことを見つけていくことも仕事の一つ。

毎日同じ作業や仕事の繰り返しでマンネリを感じている方や、上司の言いなりで、自分で考えたことが反映されない職場が合わないと感じている人には魅力的な企業になるでしょう。

少数精鋭でスピード感を持って仕事したい

ベンチャー企業は人員が少ないため、少数精鋭であることが多くなっています。人を雇えばそれだけ人件費がかかるため、少ない人数でいかに効率良く仕事をしていくかが重要視されています。

また、今は誰も手をつけていない業界でも、いつほかの会社が参入してくるかわからないので、スピード感を持って仕事しなければなりません。そのためには大勢で会議をしている時間が惜しく、少人数で即断即決していく方が良いのとの考え方もあります。

大企業になればなるほど、許可や確認にかかる時間が多くなり、根回しや打ち合わせが増えてしまいがち。そうしたしがらみや手順に煩わしさを感じている方はベンチャー企業で働いてみるといいかもしれません。

収入や安定よりも夢ややりがいを重視している

ベンチャー企業での仕事には、大きな企業では得られないやりがいがあります。やりがいとは、あなたの夢に向かって進めることかもしれませんし、スキルを活かして会社を大きくするために貢献できている実感かもしれません。

大企業で働いていると、組織の一員としてただ漫然としているように感じてしまうことも。自分が働いても会社の業績に直接どう影響があるのかという部分や、誰かのためになっているかが見えていないとこのように考えがちです。

しかし、ベンチャー企業では自分の働きや頑張りに応じて、会社が有名になることや売り上げが伸びることを実感できます。

あなたの力で会社が上場して株式会社になったり、日本トップレベルになったりと、大きく成長する可能性もあります。そうなると当然年収アップややりがいにも繋がります。

ベンチャー企業に転職するデメリット

ベンチャー企業に転職することで考えられるデメリットも3つ紹介します。メリットだけを見るとベンチャー企業に転職してみたくなるかもしれませんが、デメリットもきちんと確認して冷静になってみることも必要です。

収入などの待遇面には期待できない

ベンチャー企業に就職する際の一番の注意点は収入や待遇に期待は禁物であることです。いくら少数精鋭でスキルやキャリアのある人を集めているといっても、そこに捻出できる人件費は限られています。

求められるスキルや仕事内容が同じ条件で、大企業の求人情報を見てみると一目瞭然。中には月収で10万円以上も差があることも珍しくありません。

メリットの項目でも紹介したようにベンチャー企業で働くことは、夢ややりがいを会社から与えられえています。ですので、その分給与が低いと考えるしかないのかもしれません。

一度合わないと感じてしまうと働きにくくなる

ベンチャー企業は人数が少ないので、閉鎖的になっていることもあります。新しく入ってくる人がなかなか馴染めず、場合によっては職場内のいじめにもつながります。

そうした中でも自分の能力を発揮して周りに認められていくことができれば会社の一員として働けますが、一度「あいつは仕事ができない」「あの人は会社の方針に合わない」と思われてしまうと、挽回できることはほぼありません。

仕事を回してもらうことも教えてもらうこともできず、大切な会議にも呼ばれない状況になったなどの事例もあり、そうなると辞めざるを得なくなってしまいます。

会社勤務をしていても安定しているとはいえない

ベンチャー企業は経営状態が安定していないので、ある日突然会社が倒産してしまうことも考えられます。大企業であればミスやクレームなどによる損失があったとしても、それを耐えるだけの資金力があります。

しかし、ベンチャー企業の資金力は、設備や開発費、先行投資に利用していることが多く、大きな損失があるとそれを支払う能力がなくなり倒産の危機に陥ります。

資金のあてになる銀行も、倒産されると返済される目処が立たなくなるということで、融資をしないことがあります。社会的な信用度も高くないので、住宅ローンやクレジットカードの審査に通らないことも。こうしたリスクも忘れてはなりません。

まとめ

ベンチャー企業は夢がありますが、さまざまなリスクを抱えています。

年齢が若いと会社が倒産しても再就職は比較的容易ですが、人生設計を考えると30代後半からは難しいでしょう。

メリットとデメリットを踏まえて考えてみると、新卒~20代後半までの方で仕事にやりがいを求める人は、自分の考え方に合ったベンチャー企業が見つかった場合に転職を考えてみても良いでしょう。