国内の大手総合電機メーカーとしては抜群の知名度と人気を誇り、多くの就職・転職希望者のあこがれであるソニー。
多くのグループ企業を持ち、スマートフォン、ゲーム機、テレビ、ブルーレイレコーダーなど多くのエレクトロニクス製品をはじめ、音楽業・銀行業・保険業・不動産業・出版業などを幅広く展開する多国籍コングロマリットとして世界的な知名度があります。
現在は国内外に60を超えるグループ会社を持ち、連結売上高が7兆6,033億円に達する同社。今回はこのソニーグループへ転職するノウハウについてお話しいたします。
- ソニーとはどんな会社なのか?
- ソニーグループの社風と待遇は?
- ソニーグループの主な企業
- ソニーグループに転職するために必要なスキルとは?
- 転職エージェントを活用しソニーグループへの転職を成功させよう!
ソニーとはどんな会社なのか?
「ソニー」という会社名から多くの方が連想するのは、主にエレクトロニクス製品の製造販売事業でしょう。実は「ソニー株式会社」というのは現状持ち株会社となっており、その傘下に多くの企業が集結して一つのグループを形成しています。
エレクトロニクス製品の製造販売事業も、テレビの製造はソニービジュアルプロダクツ株式会社、ビデオはソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社、ゲームは株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントという風に製品ごとに細かく会社が分かれているのです。
採用活動についてもグループ会社ごとに行っているため、それぞれの会社ごとに採用基準や選考方法などが異なっています。従って、まずはどのグループ企業へアプローチするかで転職活動が変わってくることを認識しておいたほうがよいでしょう。
ソニーグループの社風と待遇は?
ソニーグループは、事業をグローバル展開させているということもあり、外資系企業に近いオープンで働きやすい仕事環境を実現している企業です。
もともと他社のやらないことにチャレンジし続ける会社として今日の地位を築いてきた会社であるため、発想力や想像力に富んだ人材が活躍するフィールドがあります。
また、社員の待遇は国内の他社と比べても高い方だと言えるでしょう。
ソニーの有価証券報告書を参照すると、平均年間給与は約910万円(平均年齢43.1歳)となっており、日本の平均年収よりも上であることが伺えます。
また職場環境も比較的ホワイトと言われており、残業も少なめで働きやすいという点も人気の高さの要因となっています。
ソニーグループの主な企業
ここで、ソニーグループにはどのような企業があるのかを確認してみましょう。グループに属する主な企業を以下ピックアップしてみました。
◇ソニーマーケティング株式会社・・・ソニー商品のマーケティング・セールス、オンラインストアなどの運営
◇ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社・・・インターネットサービスプロバイダー事業
◇ソニービジュアルプロダクツ株式会社・・・テレビ及びその周辺機器の開発・設計・製造・販売事業
◇株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント・・・アーティストやタレント・クリエイター等の発掘・育成、海外事業推進
◇ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社・・・スマートフォン、スマートプロダクト、スマートフォンのアクセサリーの開発
◇ソニー生命保険株式会社・・・生命保険事業
◇ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社・・・半導体関連製品と電子・電気機械器具の研究、開発、製造、販売事業
このように、ソニーはグループとして多様なビジネスを展開しており、そのどれもが業界トップクラスの実績を残しているのが特徴です。さすが日本を代表するエクセレントカンパニーと形容されるだけのことはありますね。
ソニーグループに転職するために必要なスキルとは?
では、そんなソニーグループに転職するために必要なスキルとはどういうものでしょうか。
一例として、プレイステーションに関するハードウェア、ソフトウェア、 コンテンツ、ネットワークサービスの企画、開発、販売を行っている株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントを例に挙げご説明しましょう。
株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの中途採用ですが、主に「ゲーム制作部門」「技術部門(エンジニア)」「管理部門」及び「関連会社部門」の4つの部門に分かれて行われています。それぞれ以下のような職種が対象となっています。
◇ゲーム制作部門
ローカライズスペシャリスト/Webサイト開発・オンラインゲーム開発サポートエンジニア/オンライン運用エンジニア/ゲームプログラマー/ゲームCGデザイナー/リリースエンジニア/ゲームソフト開発テストエンジニア(SDET)
◇技術部門(エンジニア)
ビデオ/オーディオの録画/再生関連機能開発エンジニア/コンサルタント・プロジェクトマネジャー/システム運用エンジニア/サーバーサイドエンジニア/アプリケーション開発エンジニア/その他ソフトウェア系エンジニア/サーバーエンジニア/ITインフラアーキテクト/システムアーキテクト(基幹業務システム)/B2B/業務系アプリケーション開発運用エンジニア/ITアーキテクト/テスト自動化エンジニア/テストエンジニア/テスト実行マネージャ/ゲームコンテンツ開発サポート・技術営業エンジニア
◇管理部門
情報セキュリティ管理者/法務スタッフ/資材調達スタッフ(半導体・ストレージ部品の調達担当)/経理スタッフ/翻訳・通訳コーディネーター/広報スタッフ/映像コンテンツビジネススタッフ
◇関連会社部門
UIデザイナー/ウェブエンジニア/エクスプロアスタジオ/ソフトウェアエンジニア
このように非常に細かく職種が分かれているのが特徴です。ひとりが複数の職種を兼任するのではなく、深い専門知識を持ったプロフェッショナルが集まりチームで活動しているということが伺えますね。
つまり、ソニーグループへ転職するためには、ゼネラリストではなく高度プロフェッショナルな人材でなければならないということです。特定の分野に深く精通し、多くの経験を積んだ人でなければプロフェッショナルとして通用しません。
新卒ではない転職希望者はそれぞれの分野の「プロフェッショナル」としての経験を問われることとなるでしょう。ですが、ただ「営業経験があります!」とか「○○の技術者として働いていました」と伝えるだけでは、ただの“経験者”でしかありません。
プロフェッショナルとして技術力を磨いてきた点を強調しなければ、採用面接通過もままなりません。
転職エージェントを活用しソニーグループへの転職を成功させよう!
憧れのソニーグループへの転職を成功させるなら、直接アプローチするよりもやはり転職エージェントの力を借りるのが近道です。
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