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元転職エージェントのここだけの話

あふれるやりがい!転職者の夢をかなえる人材業界の営業職への転職はどうすればいい?

人材業界が急成長を遂げています。景気が好転し、市場規模の拡大とともに新卒の採用状況も堅調。中途市場の人材の流動化も進み、業種を問わず人材不足に悩まされる企業が増えているというデータもあります。

このような市場環境を反映し、人材業界はいまバブル期以来ともいわれる活況を呈しています。

企業と人材を結びつける人材ビジネスは、多くの企業からオーダーを受け、適した人材を紹介することが仕事ですが、殺到するオーダーをさばききれない状況が続いているようです。

そこで、今回はそんな人材業界、なかでも営業職へ転職するためにはどうすれば良いのか、どのようなスキルが必要かについてご説明します。

人材業界とはどういう業務を行っているのか?

一口に「人材業界」といっても業務内容は様々です。まずは「人材業界」に該当するカテゴリーをいくつかご紹介いたします。

◇人材エージェント業界

企業からのオーダーを受け、そのポジションにふさわしい人材を紹介するのが営業職の業務内容です。

また、人材紹介やヘッドハンティングなども人材エージェントの仕事ですし、求職者に対して、求人情報の紹介や履歴書や職務経歴書のアドバイスをするなど、採用支援も行っています。

企業側の求人案件と求職者、両方を成功に導いていくのが人材エージェント業界の仕事ですから、どちらにとっても役に立てる働きをする必要があります。

ちなみに、人材エージェントを利用するのは大手企業が多いです。

◇人材メディア業界

採用に関するWebや紙媒体を運営する業務です。依頼された掲載期間で求人広告を載せます。新卒採用・中途採用などの区分はありますが、医師採用専門・ブルーカラー採用専門などといった職種専門メディアもあります。

◇人材派遣業界

企業からのオーダーに応じて短期、もしくは限られた期間内で働く労働者を紹介する業務です。期間を区切って派遣する「登録型派遣」、将来的な正規雇用を視野に入れて派遣する「紹介予定派遣」などの区分があります。

このように、人材業界は大きく分けて3つの分野があります。

いずれも人と企業を結びつけるという点では共通していますが、その形態や手法などはさまざま。営業職として従事する場合もいくつもの相違点があります。

しかし、共通しているのは「企業の求人ニーズを把握し、最適なプランを紹介。最終的に採用成功へと結びつける」という点です。

人材業界の代表的な企業は?

ところで、上記人材業界にはどのような企業があるのでしょうか。それぞれの分野ごとに代表的な企業をランキング形式でご紹介しましょう。

◇人材エージェント業界

1位:リクルートエージェント(運営/株式会社リクルートキャリア)

日本最大級の転職エージェントです。1977年の事業開始以来、のべ30万人以上の転職成功実績を誇り、常に10万件越えの求人数を保有しています。質、量ともに圧倒的なエージェントです。

2位:DODA(運営/パーソルキャリア株式会社)

リクルートエージェントに次いで規模の大きなエージェントです。手厚いサポートが特徴であり、1位のリクルートエージェントと並行して活用している転職希望者も多いようです。

3位:JACリクルートメント(運営/株式会社ジェイエイシーリクルートメント)

外資系企業に強く、グローバル人材を中心に多くの転職を成功させています。

◇人材メディア業界

1位:リクナビ(運営/株式会社リクルートキャリア)

新卒向け「リクナビ」、中途向け「リクナビネクスト」など多くのメディア運営を手がけています。

2位:マイナビ(運営/株式会社マイナビ)

新卒・既卒向けサイトが充実しています。またアルバイト向けマイナビバイトも運営しています。

3位:DODA(運営/パーソルキャリア株式会社)

中途採用メディアとしてはリクナビネクストに次ぐ求人数を誇ります。

◇人材派遣業界

1位:スタッフサービス(運営/株式会社スタッフサービス・ホールディングス)

業界の中では案件数がダントツに多く、ユニークなTVCMも評判です。

2位:テンプスタッフ(運営/パーソルテンプスタッフ株式会社)

事務系派遣に強く、女性登録者の比率が高いといわれています。

3位:アデコ(運営:アデコ株式会社)

紹介予定派遣に力を入れており、比較的外資系企業との取引が多いといわれています。

こうして並べてみると、人材業界大手のリクルートキャリアを中心に、次いでパーソルグループ、そしてその他の企業という構図になっていることがおわかりいただけるでしょう。

人材業界の営業職の仕事内容

人材業界の営業職を一言で表すと「激務」です。最近は労働環境が多少マシになったといわれるものの、深夜まで残業することも多いですし離職率も高い仕事です。

しかし、その分、給与レベルは高く、営業職の場合は成功報酬制度を導入している企業も多いため、成績上位者になれば年収は1,000万を超えることも少なくありません。

営業職の主な仕事内容は、企業へ訪問し求人ニーズをヒアリング、そしてニーズに合った自社サービスを提案することです。

一例として人材エージェントの営業職の仕事内容をご紹介しましょう。訪問先は得意先もあれば新規訪問もあります。状況に応じていわゆる「飛び込み営業」を行うこともあります。訪問先では主に人事セクションの方と話をし、人材ニーズを探ります。

若手社員から高度プロフェッショナル人材まで、どのような人材を欲しているかをヒアリングした後に、その業務ではどのようなスペックが必要か、どのようなヒューマンスキルが求められるかを細かく聞き出します。

その後、会社に戻りその情報をコンサルタントと共有、自社登録者に最適な人材がいるか、いなければどうやって募集するかを検討します。

人材が見つかったらクライアントへ連絡し面接の段取りを組んだり面接に同行したりと、採用決定まで細かな業務を担当することになります。

人材業界に転職するために必要なスキルとは?

人材業界の営業職に必要なスキルは、何といってもコミュニケーション能力が問われるといって良いでしょう。クライアント、社内、そして紹介する人材…というように、「人と話す」ことが仕事の基本になります。

円滑なコミュニケーションを行うことが営業職として必須。併せて、清潔感や身だしなみといった、人と接することに対する最低限の気遣いができることが求められます。

次に「誰かのために一生懸命に働く」という気持ちが必要です。転職活動に励むエージェント利用者の幸せ、そして良い人材を採用したというクライアントの満足を実現させるためには、自分の利益だけでなく他者の利益を優先して考えなければ長続きしません。
誰かのために頑張るという自己犠牲精神も求められています。

人材業界に関する口コミあれこれ

人材業界はハードですが、その分、やりがいがあります。ここで人材業界に携わった経験者からのさまざまな口コミを見ていきましょう。

・とにかく激務。朝から晩までハードな仕事が続く。
・伸びている業界なので会社に勢いを感じる。
・トップクラスの営業職だとかなり年収が高い
・売れている営業職とそうでない営業職では出世に差が出る。良くも悪くも実力主義。
・満足のいく採用ができた時のやりがいは思わず泣いてしまう程。
・人に関するビジネスを行っているため、社員も働きやすい環境を作ってくれている

人材業界の転職者採用は?

人材業界は今深刻な人材不足に陥っています。企業ニーズが拡大しているなか、そのニーズに対応するだけの社内リソースが足りなくなっているのです。

したがって、各社とも採用に積極的です。

ただし、誰でも良いというわけではなく、上記のように高いコミュニケーション能力を持ち実力主義の世界でもへこたれない人材を欲しています。最低限のビジネススキルはもちろん、貪欲に仕事に取り組む姿勢や人間的な魅力も採用基準となるでしょう。

転職エージェントを活用し人材業界への転職を成功させよう!

このように、人材業界への転職を考える際にはそれなりの覚悟が必要です。

しかし、やりがいや給与の高さに魅力を感じて人材業界への転職を希望する人材は多く、特に面接対策などせずにぶっつけ本番で臨むと失敗することになるでしょう。

そこで、このような人気業界への転職を考える場合は転職エージェントの活用を考えた方が得策です。転職エージェントでは、非公開求人紹介の多さや手厚いサポート力によって、これまで多くの優秀な人材を人材業界へ送り込んできた実績があります。

人材業界がどのような人材を望んでいるのか、どのような人材が採用されやすいのかを熟知しているのです。

担当エージェント(キャリアコンサルタント、キャリアアドバイザーとも呼ばれます)からコンサルティングを受けることで、人材業界の選考に通過しやすい面接対策や自己アピールなどたくさんのアドバイスを受けることができますよ。