大学を中退しても就職できる?メリットデメリットと面接での中退理由の伝え方

大学生

大学を中退したその後の就職活動をどのように行えばよいのかわからなくなっていませんか?

デメリットばかりが思うかもしれませんが、できることはたくさんあります。中退した事を後悔したり諦めてしまう前に今回紹介する就活方法などを知って、自分の可能性を広げるチャンスを見つけてみましょう。

大学中退によるメリットとデメリット

面接

中退するとどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

文部科学省が発表している「学生の中途退学や休学等の状況について」によれば、大学の中退率は2.65%と、学生約40人に1人が中途退学しているというデータがあります。

中退と言うと良くない印象ばかり想像しがちですが、もちろんメリットがないわけではありません。デメリットを理解した上で対策を打ち、メリットを最大限に活かした就職活動を行うことが大切です。

新卒採用枠に応募できない

もっとも懸念されるデメリットとして新卒採用や既卒への応募ができない点です。

就職するにあたり、様々な業種で用意される新入社員用の正社員枠は中退では応募できません。一般に新卒採用は中途採用よりも定員が多い場合や、経験や知識がそれほどなくても入社後の教育でカバーできるため、採用のハードルが低いことがあります。

それに比べ中途採用は枠も少なく、即戦力を求められるので簡単には採用してもらえません。そういった厳しい環境の中でどのような対策を講じ、どんな職業に就けばよいのかを考えてみましょう。

面接での質問が厳しくなる

中退した人には当然企業側の面接官から「なぜ中退したのか」という質問が投げかけられます。

この質問に対してどのように返答するかをよく考えておかなければいけません。中退というイメージだけが先行して、学力の問題や持続力の無さを懸念している採用担当者も存在します。

面接では不信感を払拭する為に、しっかりと理由を説明しましょう。

言い訳に聞こえるものや努力不足が原因であると思われるものは避けます。自己PRではやむを得ない事情や仕事への前向きな姿勢を見せることがコツ。

例として挙げるなら「バイトで授業料を支払いながら、大学でwebデザインについて学んでいたが両立が難しく、このまま思うように知識が見につかない状態よりも、学んだ基礎知識を活かして早めに実践経験を積んだほうがいいと思ったので中退しました。」

というような理由にしておくと、バイトだけで授業料を稼ぐ難しさと、それ故に落ち着いて知識を得られる状態ではなかったことを同時に伝えられるので悪い印象にはならないでしょう。

20代であれば就職できる可能性は高い

ここまでは注意点やデメリットばかりでしたが、メリットも存在します。

20代前半の若い内であれば、企業からすると自社で教育すればなんとか早期に戦力として働いてもらえるだろうと考えている場合もあります。

特に実際に手作業で行う工業系の仕事や、時代のニーズに合わせた考え方が必要なデザイナー関連、仕事で覚える手順や対応力が求められる事務職などは、大学で学ぶより現場で覚えることのほうが大切なので、早いうちから仕事を始めたほうがよい場合もあります。

しかし機械工学の設計部門や、薬品や生物関連部門では大学での知識を多く活用するので、就職するのは難しいでしょう。

就職するためのポイントは?

就職活動

大学を中退してからはブランク期間を作らず、なるべく早く就職活動をしましょう。

時間が経てば経つほど危機感ややる気は減衰していきます。いろんな事情があるかもしれませんが、早期に就職することが将来のためになります。とは言ってもどのように就職先を探せばよいのでしょうか。

具体的にどうすればよいかを認識することで、早めの行動に繋がりますのでしっかりと考えておきましょう。

ネット上の求人サイトを利用するのが得策

転職でもなく新卒でもないという立場の大学中退。一般的に学歴は高卒者と同じ扱いになります。こうした場合はどこで正社員採用の就職先を探すのが最も効率がよいかといえば、インターネットで簡単に登録できて数多くの就職先企業の情報を持つ求人サイトがおすすめ。

ハローワークでももちろん探せるのですが、求人票だけでは社内の雰囲気や詳しいことはわかりません。

しかし、求人サイトの情報には仕事内容や待遇だけでなく、ネットだからこそ掲載できる社内説明動画や画像、スタッフへの取材などを見ることができます。失敗しない就職のためにもこうした情報は大切です。

さらに求人サイトに自分の履歴書と経歴書を登録することで、条件にマッチしたスカウトがメールで届いたり、転職エージェントとの就職相談を電話でできるサービスも行っていることも。これらを利用することで、自宅にいながら効率よく就職活動ができます。

公務員を目指す

企業に就職する以外にも、公務員への就職の道が残されていることも知っておきましょう。

大卒ではないので国家公務員などの大卒以上を対象とした職種の受験は不可能ですが、地方公務員などであれば比較的倍率の低い試験を受けることが可能です。

倍率が低く就職しやすいのは30歳未満が対象ですので、これにいち早くチャレンジすることができます。試験内容も大卒程度の知識と表記されている場合は勉強すれば対策可能ですし、大卒でなくても受験できるので諦めずに探してみてください。

ただし、受験期間が限られていますので、気になったときにすぐチェックしてスケジュールを立てる行動力が必要です。

面接や応募する際の注意点

事務職

大学を中退してからの最初に入る会社選びは慎重になりたいところ。

必ずしも自分の希望する条件にすべて合致する企業は少ないと思いますが、妥協すべき部分とこだわらないと行けない部分をしっかり考えて、人生設計をしておきましょう。

自分のやりたい仕事の分野は決めておこう

中退しているからと悲観的になり、自分の将来を考えず適当に就職してしまうのは非常に危険。

ブラック企業と呼ばれるような悪い雇用条件や職場環境で働くことを強いられてしまう上、転職は非常に難しくなります。中退してから就職したにも関わらず、転職したいとなると一つの物事を続けられない人なのではないかと思われるからです。

しかし、近年ではキャリアアップのために転職することは珍しくないので、就職後何年か経ってから同じ業界内で転職活動をすることは可能。

ですので、中退後の最初の就職先は少なくとも将来的にやりたい仕事の分野に就かないと、後々苦労することになります。

またやりたい仕事につくために資格(二級建築士・自動車整備士・看護師等)が必要であれば、専門学校へ通ったり、改めて大学へ再受験するという進路もあります。

まずは経験を積もう

新卒採用の雇用条件を見てしまうと、自分が受けられる企業の雇用条件が満足いくものではないことがあります。

しかし、ここで就職希望企業の条件を絞ってしまうと、応募すらできず二の足を踏むことになります。

中退後に就職する先の企業では、あくまでも経験を積み実績を作るための場として捉えましょう。

就職してからの転職をする際に、自分の希望の条件と合致する企業を探しても遅くはありません。

逆に早期に就職して知識と経験を積むことで転職した時、新卒で就職した同世代の人よりも多くの給料を手にすることも可能です。まずは、早期に希望の業種を決めて就職先を見つけることを最優先しましょう。

まとめ

人生

大学を中退してからも就職の方法は複数あり、可能性はまだまだ残されています。

20代前半という若さであればそれが優位に働くことも大いにあり、大学を中退した時期や経験したことによっては自分の長所としてアピールできる部分になります。

中退した理由も含めて、自分の中で経歴を一度整理しておくことが就職活動における重要なポイント。求人サイトに登録する履歴書と経歴書はネット上で作成するものがほとんどなので、整理するいい機会になるのではないでしょうか。

また中退後の就職は、社会人としての第一歩になると思います。この大事なスタートをうまく切れるように、求人サイトなどをうまく活用してください。

特に中退すると大学の就職支援課などを頼れなくなってしまうので、ハローワークや求人サイトの相談サービスを利用し、面接対策やコミュニケーションのとり方を学びながら就職活動をしましょう。