日本有数の自動車会社であるホンダで働くためにはどんなことが必要なのでしょうか。今回は会社の特徴や仕事内容、働く上での注意事項を調べてみました。
ホンダはどんな会社?
ホンダは誰もが知る自動車会社であり、憧れの大企業でもあります。ここでは企業規模や事業内容、求人のある職種などを紹介していきます。
「ホンダ」と一言に言ってもいくつものグループ会社から成る企業
ホンダは本田技研工業株式会社、株式会社本田技術研究所、ホンダエンジニアリング株式会社、株式会社ホンダアクセスなど各グループに分かれています。
それぞれの会社ごとに自動車の研究や開発、製造、試験、販売などを手がけています。拠点も別れており、全国各地に存在するため、やりたい仕事と自分の働きたい地域に合わせて応募先を選ぶようにしましょう。
職務内容も幅広いので経験を活かせる場所があるかも
Hondaグループの中途採用で募集のある職務としては14種類が掲載されています。
具体的には研究開発、生産技術開発、生産・製造技術、施設管理、品質管理、購買・調達、物流・生産管理、サービス、営業・マーケティング・企画、人事・総務、法務・知財・広報、経理・財務、IT・システム、デザインクリエイティブです。
実際に自動車メーカーで勤務した経験がなくても応募できますし、学歴不問ですから、純粋にあなたの知識や能力で勝負できるでしょう。
国内だけでなくグローバルな活躍も可能
ホンダは国内だけでなく、海外でも注目される自動車メーカーとして商品開発に尽力しており、グローバルな活躍も期待できます。
入社後でも希望があれば海外勤務に配属されることもあり、多くのチャンスが用意されているとの口コミも。特に自分の語学力や海外での勤務経験のある方は、営業やカスタマーサポートなどで優遇されることもあるでしょう。
ホンダの職場環境や働くために必要なことはどんなことか
ホンダと聞くと有名な大企業なので、安定感がありやりがいのある職場であるようなイメージがありますが実際はどうなのでしょうか。社風や文化、給与などの待遇について調べてみました。
社内は中小企業のようなコミュニケーションが盛んな職場
ホンダのような大企業だと、社内の人間関係が希薄になりがちな印象がありますが、そんなことはありません。社内での飲み会やレクリエーションも盛んで、人付き合いが多い部署も多数存在するようです。
周りの社員とコミュニケーションをうまくとることで、仲良くなれるだけでなく、仕事で困った時やわからないことを聞きやすい環境をつくることができます。
入社したばかりだと自分から話しかけるきっかけが見つかりにくいことがありますが、そういった心配はなさそうです。
有給や残業時間の管理は厳しい
ホンダでは勤務時間や有給休暇の取得率、残業時間について厳しく管理されているため、しっかりと休んでプライベートの時間を取ることが可能です。クチコミから見ても有給休暇率は高いことが分かります。
ホンダに限らず大手企業では過労などの問題を解決するために、従業員の勤務時間などをきっちり管理するようにしています。そのため、残業のしすぎで自分の趣味の時間が取れないことも少なく、有給も計画的に取得可能となっています。
給与は成果重視だが、上司に気に入られる必要もある
ホンダでの給与査定に関わる一番のポイントは社内貢献と成果にあると言われています。年功序列ではなく、実力主義な部分もあるため、今まで自分の努力や成績がきちんと評価されていなかったと感じる人には、自分の実力を試す最適な転職先と言えます。
月給については年齢や役職によって差はありますが、平均年収は770万円というデータも。福利厚生もしっかりしているので安心して働くことができます。
また、自分がやりたいことや参加したいプロジェクトに意欲次第では関われる部分もあり、モチベーションアップに繋がっています。ただし、成績だけではなく上司に気に入られる必要もあるという意見もあります。
ホンダへの転職を目指す際の注意点
ホンダへの転職を目指す時に気をつけたいポイントは3つあります。
1つ目は入社するためにはスキル以外に将来の目標や自分がホンダという企業に何ができるかを明確にする必要があること。
2つ目は自動車の開発や設計といった業務は理系出身者でないとほぼ担当できないこと、3つ目は通勤に利用する自動車はホンダ車でないと受け入れられないことが挙げられます。
入社するためにはスキル以外にも様々なことが要求される
ホンダは大手企業の中でも人気があり、チャレンジ精神はもちろん、それ相応の理由がないと入社は難しいでしょう。
入社したいと考えている職種に関する経験やスキルも当然必要ですが、就職・転職後は、自分がどれだけホンダに貢献できるかをアピールできないと厳しいという声がありました。
つまり、企業側から見て「なぜ自分を採用すべきなのか、採用するとどんなメリットがあるのか」を自分からアピールできないといけません。これに付随して、入社後どんな人材になっていたいかや目標も明確にしておきましょう。
自動車の開発や設計は理系出身者でないと厳しい
ホンダに入社したいと考える方の中には、自動車が好きなので転職を期に開発や設計に関わりたいと思っている人もいるかもしれませんが、理系出身者でなければほぼ不可能と言われています。
自動車会社によっては営業から入って、ゆくゆくは社内異動により開発部門で働くことができる場合もあるようですが、ホンダの場合はほとんどないと考えた方がよいでしょう。
理系出身者と言っても、大学が理系であることも大切ですが、社会人になってから同じ開発や設計部門で勤務した経験がある場合も同様なので、チャンスはあると言えます。
ホンダで勤務する際にはホンダの車で通勤することが望ましい
自動車メーカーではよくあることなのですがホンダで勤務する以上、通勤に使用する自動車はホンダ製であることが推奨されています。
もちろん他社製品で通勤することも可能です。しかしその場合には駐車場の一番遠いスペースに停めることを要求されたり、車内で指摘されることも。
これは自社の利益のためでもありますが、それよりも社外の人が通勤しているホンダの従業員を見たときに自社の車に乗っていないと「自分たちが欲しくないものを作っているのか」という悪いイメージを与えてしまうことを考慮して、自社製品に乗って通勤することを推奨しています。
どうしてもこだわりがある方は、通勤用とプライベート用の2台を所有しているようです。
まとめ
ホンダは日本だけでなく世界的に有名な自動車メーカーなので、企業の安定感や信頼度もあり技術者でなくても憧れの転職先とも言えます。その分転職する企業の中でも難易度は高めです。
特にスキル以外にしっかりと自己分析をしてアピールしなければならないことも多く、一人ではどうすればよいか迷ってしまうことも。そこで少しでも内定を獲得できる可能性を上げるために、転職エージェントを利用してみましょう。
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