新卒で会社に入社したけど仕事がつまらない、会社に行きたくなくなった、手取りが少なく生活が苦しい、そうした悩みから転職を考えていませんか?
今回はそうした場合にどうやって転職活動を成功させるのかを紹介します。
転職したい理由を明確にする
転職活動に最も重要な事は、転職したい理由付けです。
これがあやふやで、ただ漫然と転職したいと思うことは危険。転職がうまく行かないのはもちろんのこと、仕事が嫌だという意識だけが残り現在の業務にも悪影響が出ます。
一度しっかり転職について考えてなぜ転職したいのか、いつまでに転職したいのかを明確にしましょう。
やりたい仕事ではなかった
企業に入ってみると思っていたような業務内容でなかったという悩みは多いです。
研修期間が終わってもずっと同じ作業内容、求人とは全く異なる仕事、雑務ばかり押し付けられるなどの理由で転職を考えることもあるでしょう。
他の会社で働く友人や親からは、自分の働く姿勢が悪いと言われたり、コミュニケーション不足だと言われるかもしれませんが、実は会社自体が人材育成をするノウハウがない場合もあります。
もしそうだとしたら、あなたが一番若く知識を吸収しやすい時期を棒に振る可能性も出てきます。何も教えて貰えなかったのに、数年経ち後輩もできたころに「そんなことしかできないのか」と言われても困りますよね。
そうなる前にきちんと社員育成をしてくれる会社への転職をしたいと考えるのは、必然と言えます。
職場の環境が悪い
アットホームな会社と聞いて入社したが、業務後の時間や休日も会社のイベントばかりで参加を強要される。
社内の風通しが良いと書いてあったが、社長や役員の声が大きいだけで社員同士のコミュニケーションが全く無く、発言できる空気ではない。
こうした社内環境の悪さも転職を考える理由の一つ。会社の中のことは入ってみるまでわからないことが多いので、ミスマッチが生まれやすいです。会社の環境というのは一度できてしまうと変化させることは容易ではなく、そこに自分が順応するか辞めるかの二択になります。
合わせる努力も必要ですが、精神的に追い詰められてしまうこともありますので、自分が疲弊してしまう前に転職先を探すのも大切です。
給与などの待遇が思っていたものと違った
待遇の相違は本来あってはならないものですが、実際に働かないと見えない部分もあります。
例として挙げるなら、給料は正しく支払われているが、会社の積立金などの控除が多く手取りが想定していたよりも少ないという場合などがあります。
その他にも住居手当が出ると書いてあったが、適用範囲が狭く受給できないといった制度の問題が出てくることも。納得出来ない場合は組合を通じて相談することも可能ですが、ほとんど場合改善されることは難しいでしょう。
金銭に関わることは死活問題ですので、生活が厳しくなっている場合などは転職して今よりも手取りが多くなるようにすることも考えましょう。
転職すれば解決することなのか
転職したい理由を考えた後は、それが転職すればすべて解決できるかを判断しましょう。
ここでしっかり考えておかないと、転職しても同じようにまた転職したくなってしまいます。転職先に何を求めて、その為に自分には何ができるのかを分析しておくと、面接の時に使える武器にもなります。
転職回数が増えること自体は悪いことではない
今の転職市場の見方として、転職回数が多いということは、さまざまな企業で経験がある貴重な人材と捉える企業も増えています。
様々な企業の善し悪しを判断し、臨機応変に対応できる知識は1つの会社で働くだけでは身に付くものではありません。
例えば、営業職として転職を続け、在職してきた企業で業績を挙げてきたとなれば、どの企業でも歓迎されます。その他の技術職や接客業など、業種職種問わずしっかりと知識を積み重ねてきた経歴があれば、転職によるキャリアアップが可能です。
しかし、新卒で入って何年も経っていないにも関わらず転職を考えている場合、そうした経歴はあるでしょうか?
転職する際には自分にとっての強みや経験が何かを考えてみる必要があります。
一つの場所を長く務めることも大切
転職することは珍しくない時代ですが、在職期間は転職活動においてチェックされる項目の一つです。
あまりにも短期で転職活動をしていると「この人はどこに行っても長続きしないのではないか」と思われます。当然面接でも質問される部分になりますので、うまく切り返す必要があります。
もし相手を納得させられるような回答が見つからない場合は、転職する時期を先延ばしにする決断も必要です。
逆に上司からのパワハラやセクハラなど、耐え難い理由がある場合は社内の該当部署や労働基準監督署、労働局で相談してそれでも改善されない場合は、それを理由に転職活動すればよいです。
あくまでも「今の環境をなんとか改善しようとしたが、できないから転職活動している」という姿勢が大切です。
転職先はどのように探すのか
転職先を探すにはハローワークと転職サイトの2つがメジャーです。
ではどちらから利用すればよいのでしょうか。窓口にて対面形式で相談できるハローワークと、ネットから簡単に登録できる転職サイト、使い方だけでなく求人内容や対応に大きな差があることを知っておきましょう。
ハローワークで探すのは失敗する可能性が高い
職を探すならハローワークがいいというのは思い込みです。
特に新卒採用後すぐに転職しようと思った場合、まず転職しないことを勧められます。「せっかく入った会社なのにもったいない。もっと我慢して働くべきだ。」と言われた経験も筆者はあります。
転職すべきか相談に行くなら適していますが、転職を成功させるという意思を持っている時は行っても有益な情報は得られないでしょう。
また、ハローワークに集まる求人情報は質の良いものが多いとは言えません。2chでも度々話題になりますが、いわゆるブラック企業と呼ばれる会社の求人も入っており、求人票を見ただけでは会社の雰囲気や実態がわかりません。
もちろんハローワークの職員が会社に出向いて情報収集を行っていることも少ないので、職員の方に質問してもそれが正しいとは限りません。
このことから自分でチェックしたり企業の本質を見抜く力がない、特に社会人経験が浅い場合は失敗する可能性が高いためおすすめできません。
転職サイトでとにかく求人を見るのが成功の秘訣
インターネットからも簡単に登録できる求人をサイトはすぐに転職するつもりがない人でも、登録しておくことをおすすめします。
登録しておくことで様々な求人を目にすることができるので、現在の仕事が思い描いていたものと違ったと悩んでいる時に、自分が本当にやりたかった仕事や職業を見つけることができるかもしれません。
その他待遇などもきちんと情報として記載されていることがほとんどですので、待遇改善のための転職にも役立ちます。
また、転職サイトの求人情報は、運営会社が取材や調査して載せている場合が多いので、応募前でもある程度会社の雰囲気やどんな人が働いているかをイメージとして掴みやすいのも特徴の一つ。
求人の質も企業が求人情報を載せるためのコストを割いて掲載していますので、優秀な人材を好条件で募集しています。
さらに履歴書を登録してマメに更新することで、企業から直接スカウトを受けることもできます。
登録することで現職の会社に転職活動していると見つかる心配もないように、特定の企業からの検索を除外してくれる機能もあるので、設定しておくことでそういった心配もありません。
まとめ
転職を考えるならまず転職サイトへの登録です。
転職サイトは数多く存在しており、それぞれのサイトごとに掲載数や業界が変わってきます。転職を始めて最初のうちはどのサイトが自分に合っているかわからないと思いますので、目についたものにいくつか登録しておきましょう。
すると毎週多くの求人をメール配信してくれるサイトや、自分の経歴や希望職種とのマッチングが高いものを不定期で紹介してくれるなどの各サービスの特徴が見えてきます。
特に転職サイトDODAでは経験上、厳選された勤務条件や待遇のよい求人がピンポイントで配信されています。
スカウトサービスもマッチしているものをたくさん紹介するというよりは、本当に必要な転職してみようかと思える内容が多いです。特に自分の給料や待遇に納得ができてない人は、まずDODAへの登録をおすすめします。